フィツジェラルドのレビュー一覧
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ニックはニューヨークの証券会社に就職してイーストエッグに家を借りた。隣には豪邸があり、夜な夜な派手なパーティーを開いていた。ある日ニックは館の主、ギャッツビーからパーティーへの招待を受ける。ギャッツビーはニックの従姉妹ディズィのかつての恋人で、既に結婚している彼女を取り戻そうとパーティーを開いていた。
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学生の頃読んでいるはずなのに…全然覚えていなくて…先日レオ様の映画を見たので原作に再度挑戦してみました。
これは『ライ麦畑でつかまえて』と並んでアメリカの青春小説の金字塔らしいのですが…ライ麦畑には夢中になれたけど、こちらには同調出来なかった。たぶん若い時に読 -
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新旧映画も観たことがあるし、宝塚でもやるし、かなりの有名作品だけど、プルーストさん同様形容詞過剰な文章なので読みにくい。意識高い系の人が「好き」って言ってそう。
特に前半が間延びしていてキツかったので、そこは短くしたうえでギャツビーとデイジーが再会してからをもっと掘り下げて欲しかったです。
プルーストさんの『失われた時を求めて』のような長編ではなく、薄い1冊であったことは助かりました。
デイジーとトムは実はお似合いのハイクラス出身の軽薄夫婦で、生真面目で視野の狭い下層階級出身のギャツビーだけが勝手に盛り上がって愛に殉じてしまった喜劇でした。
デイジーも娘に対して女は美人でちょっとおバカなほ -
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「F・スコット・フィッツジェラルド」の短篇集『ベンジャミン・バトン 数奇な人生(原題:The Curious Case Of Benjamin Button)』を読みました。
たまにはファンタジーもイイかなぁ… と思い、買っちゃった作品です。
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歳を取るごとに若返り、0歳で生涯を終えた男の物語。
老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きる「ベンジャミン・バトン」。
しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。
不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは…(『ベンジャミン・ -
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1922年第一次世界大戦後 狂騒の20年代アメリカ
絢爛豪華な邸宅で夜ごと盛大なパーティを開く謎めいた男、それがギャッツビー。彼の資金力の影には
黒い噂が流れていた。
若かりし頃、全くストーリーに入れきれず挫折。
たぶん、グレートの意味を間違えていた事と、翻訳の流れが掴めなかった事が敗因。
村上春樹氏が人生で巡り合った重要な一冊とし
宝塚月組で、この夏上演決定してるし
オリラジのperfect human のMVはオマージュらしいし 何回か映画化もされてるし
英語で書かれた20世紀最高の小説 第二位らしい
やっぱり 読めないとちょっと悔しい。
幼児期から自身の成功を夢見ていたギャッツビー -
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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
老人の姿で生まれ、年を重ねるごとに若返っていき、赤ん坊の姿で亡くなる1人の男の物語。
「レイモンドの謎」
フィツジェラルドが13歳の時に書いたミステリー。ミステリーの完成度は低いけど、普通の中学生が書いたのなら、まずまず。
「モコモコの朝」
犬の目線で語られるある日の朝。
「最後の美女」
兵役で南部のある町に滞在した男が密かに想いを寄せる美女の恋愛遍歴。
「ダンスパーティーの惨劇」
主人公は家の都合で北部から南部に移住してきた少女。町の若者の中で唯一大学を出ているインテリア青年を好きになるが、彼には婚約者がいた。なので、町を出ようと決心した。
町 -
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フィッツジェラルドのミステリーな作品、七篇。
「ベンジャミン・バトン」
ブラッド・ピットさん主演で映画化もされた作品。フィッツジェラルドの作品だったと知らなかった。しかも短編だったとは。
老人の姿で生まれて赤ん坊の姿で死ぬ、数奇な運命に生きた男バトン。
老人の姿といっても大きさは赤ん坊で、要するにシワのある赤ん坊と思っていたら、読んでみると老人が大人の大きさで生まれたようで、お母さんは産むときは大変だろうなと思った。産みの苦しみなんてものじゃない。
老人とはいえ自分より大きいだろう男をお腹に入れていたわけで、どういうシステムでお腹に入っていられて出てこられたのだろうと思う。ちょっとしたツッコ