フィツジェラルドのレビュー一覧

  • グレート・ギャツビー

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    世界大戦の頃のアメリカ、隣の豪邸では毎夜パーティーが開かれる、高潔な紳士、アメリカンドリームな華やかさ、純粋な恋心、一方でその裏に見え隠れする格差、不法、不倫。

    この本は長らく積ん読だったけどやっと読めた!

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    2026年04月28日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    タイトルはもちろん知っていたけど、映画も観たことがないしあらすじも全く知らない状態で読むことができた。
    まさかこんな結末になるとは思っていなかった。

    翻訳のせいなのか原文のせいなのかはわからないけど、最初は文章がうまく頭に入ってこなくて正直楽しめなかった。
    解説にもあったように、無駄がない詩的な言葉の組み合わせといった感じの文章。
    ギャツビーや周りの人たちも嫌な感じがあって、恋愛模様にもあまり興味が持てず……。
    でも200ページあたりからは衝撃の展開で、最後まで集中して読むことができたし、ギャツビーへの気持ちもだいぶ変わった。
    罪を犯していない人が死に、罪を犯した人はこれからも平気で生きていくのかと思うとやりきれない気持ちにはなった。

    最後の、『過去のなかへ絶えずひき戻されながらも、僕たちは流れに逆らって船を浮かべ、波を切りつづけるのだ。』はとてもよかった。

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    2026年02月06日
  • グレート・ギャツビー

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    読書会の過去課題本として読みました。半世紀以上前の翻訳ですが、古めかしい印象は全くありませんでした。

    本作は、米国が経済的に絶頂期にあった時代に、「アメリカン・ドリーム」の残酷さを喝破したことで有名な作品です。読んでいて、昭和の歌謡曲「悲しき60才」とテーマが共通していることに気づき、驚きました。

    どちらも経済が最も繁栄していた頃だからこそ語られる、貧富の差の残酷さや、夢と現実の落差が深く描かれているのだと思います。

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    2025年10月23日
  • グレート・ギャツビー

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    底辺から成り上がったギャツビー。ある目的のために毎晩のようにパーティを開く。1920年代のアメリカが舞台。アメリカが、かつて懐かしいような西部と華やかな成功者達の東部が対比で描かれている気がする(正直歴史は全く詳しくない)。書かれた当時はわからないが、現代の今読むと、当時の時代背景も勉強して読みたいなとも思う。

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    2025年07月18日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    読んだ本 ベンジャミン・バトン数奇な人生 フィッツジェラルド 20250707

     表題作の映画がフィッツジェラルド原作だってのは知ってたけど、文庫になってるんですね。寡作な作家だと思ってたんですが、実は翻訳されてるのが少ないだけで、結構多作らしいです。
     フィッツジェラルドは高校生くらいの頃によく読んでたんだけど、なんか虚無的というか、中身のない人生の中の恋愛小説ってイメージで、ヘミングウェイや村上春樹の影響で好きになったって感じだったかな。
     で、このベンジャミン・バトン読んだら、意外とエンターテーメント性があって、それでいて虚ろな人生を送ってる男女の物語って構図は変わらず、これはこれでいいじゃんって思っちゃいました。
     雨の朝パリに死す、もう一回読んでみようかな。

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    2025年07月07日
  • グレート・ギャツビー

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    成り上がったピュアな田舎者が見た夢。1920年代のアメリカの時代背景や東部、西部の関係への理解があればもっと面白く読めたんだろうなあ
    。
    ところで2章の最後はどういうことなんだろうか

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    2024年10月02日
  • フィツジェラルド短編集

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    中公文庫から出ている村上春樹編の短編集に引き続き読んでみた。
    「乗り継ぎのための3時間」と「泳ぐ人たち」の2編が初めまして。
    前者にはいろいろな意味での喪失が、後者にはアメリカとヨーロッパの二項対立のようなものが描かれる。
    伝統や、国民性、「泳ぐ人」と「泳がない人」、そんな対照。

    村上春樹訳とくらべたら翻訳が少し古い感じがする。特に会話文で感じたり。
    村上訳も癖があるので、合わせて読み比べるのも面白い。

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    2024年07月14日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    デイジーが結局はトムを選ぶことをわかっていながら、その事実も含めてギャツビーはデイジーのことを愛していたんだとわかった。そうまでしてデイジーにこだわるギャツビーに共感はできないが、デイジーへの愛を貫くことができてギャツビーは幸せだったのではと感じる。舞台版を見た時はトムとデイジーは最悪な人間じゃないかと憤ってしまったが、よく考えるとマートルとギャツビーの死がブキャナン夫妻にとっての罰とも言えると思うので少し胸がスッとした。

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    2024年02月04日
  • グレート・ギャツビー

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    幻想に生き続けたギャッツビー。
    1920年代のバブルじみた狂乱と空虚に包まれるアメリカ。
    幻想に生きた彼の悲運な運命こそがアメリカンドリームの終着する先に比喩されるのだろうけれど、
    アメリカという国が与える可能性は、今もきっと変わっていない、というところにこの作品の意味を感じる。

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    2024年01月26日
  • グレート・ギャツビー

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    文体むずいっす、、
    忠実に訳したからなのか、翻訳文章特有の回りくどい表現とかが多くていまいち情景や心情を掴みきれなかった。言葉遣いも古かったのでそれも要因で。
    文章を心地よく感じるよりも、内容を頑張って理解する作業の気持ちが先行しちゃった

    内容としては、華やかに見える世界の軽薄さがしっかりと伝わる的確な描写が多く、きらびやかな社交界の生活を覗いている気分でした。

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    2023年10月04日
  • グレート・ギャツビー

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    近所の成金が毎晩パーティーをしてるバブリーな世界観。
    その成金が実は一途な人物で、一人の女性のために金と名誉を手に入れる。

    村上春樹一押しの作品で世界的な評価が高い作品なのかも知れないが、個人的にはあまり好みじゃなかったかな。

    アメリカ東海岸特有の上から目線の高飛車な雰囲気がそもそも肌に合わない感じがした。
    自意識過剰なエリートの好みには合うかも知れないが、一般庶民の私が共感するのは少し難しいと感じた。

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    2023年07月22日
  • グレート・ギャツビー

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    「グレート」ギャッツビーと題されたその意味を考えさせられる。当時のアメリカの文化的背景をちゃんと理解して読めばもっと楽しめたんだろうなと思う…

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    2023年06月03日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    作品の最初と最後は名文だった。
    なぜギャッツビーがグレートなのか(あるいはグレートであったのか)は分からなかったし、作品の主題に大きく関わるだろう。
    イースト・エッグとウェスト・エッグ、東部と西部のように東と西の対立が意識されていたように感じた、都会と地方という対立に言い換えることもできるかもしれない。

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    2023年05月15日
  • グレート・ギャツビー

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    新旧映画も観たことがあるし、宝塚でもやるし、かなりの有名作品だけど、プルーストさん同様形容詞過剰な文章なので読みにくい。意識高い系の人が「好き」って言ってそう。

    特に前半が間延びしていてキツかったので、そこは短くしたうえでギャツビーとデイジーが再会してからをもっと掘り下げて欲しかったです。
    プルーストさんの『失われた時を求めて』のような長編ではなく、薄い1冊であったことは助かりました。

    デイジーとトムは実はお似合いのハイクラス出身の軽薄夫婦で、生真面目で視野の狭い下層階級出身のギャツビーだけが勝手に盛り上がって愛に殉じてしまった喜劇でした。
    デイジーも娘に対して女は美人でちょっとおバカなほうが生きやすいと言っているから、実は軽薄を演じているうちにそれがデフォになってしまったのかもしれません。

    物語中の季節は夏で、秋の気配とともに話は終焉する。
    これは彼らの人生のなかで若さを持て余すくらいの真夏の季節が過ぎ、秋の気配を感じるお年頃といった二重の意味を感じました。
    深読みすれば、人間とは…人生とは…ということを学べる教材にもなるお話でした。

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    2022年09月04日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    「F・スコット・フィッツジェラルド」の短篇集『ベンジャミン・バトン 数奇な人生(原題:The Curious Case Of Benjamin Button)』を読みました。

    たまにはファンタジーもイイかなぁ… と思い、買っちゃった作品です。

    -----story-------------
    歳を取るごとに若返り、0歳で生涯を終えた男の物語。
    老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きる「ベンジャミン・バトン」。
    しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。
    不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは…(『ベンジャミン・バトン』)。
    20世紀を代表する伝説的な作家による、ロマンあふれるファンタスティックな作品を集めた傑作選。
    -----------------------

    以下の7篇を収録した作品です。

     ■ベンジャミン・バトン 数奇な人生(原題:The Curious Case Of Benjamin Button)
     ■レイモンドの謎(原題:The Mystery Of The Raymond Mortgage)
     ■モコモコ(シャギー)の朝(原題:Shaggy's Morning)
     ■最後の美女(原題:The Last Of The Belles)
     ■ダンス・パーティの惨劇(原題:The Dance)
     ■異邦人(原題:One Trip Abroad)
     ■家具工房の外で(原題:Outside The Cabinet-Maker's)
     ■訳者あとがき
     ■解説 小山正


    『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(1922年初出)は、老人として生まれ、若者へと時間を逆行する男「ベンジャミン・バトン」の物語、、、

    ファンタジーとはいえ、設定があまりにも奇抜で感情移入できなかったなぁ… 人生について考えさせられる寓話なんでしょうが、この作品に入り込むためには想像力が足りなかったですね。

    独特で不思議な読後感はありますが、消化不良な感じです。


    『レイモンドの謎』(1909年初出)は、「レイモンド家」の娘と使用人が殺され、夫人が行方不明になるという事件を描いた物語、、、

    軽く読めるミステリとして愉しめました… 新聞記者「ジョン・サイレル」の推理が冴えますが、ちょっと出来過ぎな感じがありましたね。

    「フィッツジェラルド」が13歳のときに描いたデビュー作?で、中学校の校内誌に掲載された作品らしいです。


    『モコモコ(シャギー)の朝』(1935年初出)は、モコモコの毛をした犬「シャギー」の視点で一日が描かれる物語、、、

    微妙な感情が理解できないので、仲間の死や人間の行動が淡々と描かれているのが興味深かったですね。


    『最後の美女』(1929年初出)は、第一次世界大戦の最中、ジョージア州の田舎町タールトンにやってきた若い兵士「アンディ」と、町の数少ない若い女性のひとりで南部育ちの美女「アイリー」の恋物語、、、

    青春小説、恋愛小説ですが、読後に残るのは喪失感… 切ない物語ですが、男性遍歴を繰り返す「アイリー」には感情移入できなかったなぁ。


    『ダンス・パーティの惨劇』(1926年初出)は、南部の田舎町デイヴィスで起きたダンスパーティーでの殺人事件を描いた物語、、、

    被害者の「マリー」は、浮気現場を目撃された直後に何者かに射殺されていた… 婚約者の「チャーリー」が容疑者として浮かぶが、実は浮気相手の彼女が。

    なかなか印象的な短篇ミステリに仕上がっていましたね。


    『異邦人』(1930年初出)は、アメリカからヨーロッパにやってきた若夫婦「ニコール」と「ネルスン」の夫婦関係を描いた物語、、、

    旅を重ねるうちに二人の関係は徐々に荒んでいく… 不気味なラストが印象深く、寂しくてやるせない結末でしたね。


    『家具工房の外で』(1928年初出)は、家具店の軒先の車中で妻の買い物を待つ父親と娘のファンタジックな物語、、、

    目の前の街並みを舞台にして即興で物語(おとぎ話)を紡いでいく展開が素敵でしたね。

    ファンタジーとして愉しめる小品でした。




    ファンタジーを期待して買った作品ですが、意外や意外… ミステリの方が印象に残りましたね。

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    2022年08月20日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
    老人の姿で生まれ、年を重ねるごとに若返っていき、赤ん坊の姿で亡くなる1人の男の物語。

    「レイモンドの謎」
    フィツジェラルドが13歳の時に書いたミステリー。ミステリーの完成度は低いけど、普通の中学生が書いたのなら、まずまず。

    「モコモコの朝」
    犬の目線で語られるある日の朝。

    「最後の美女」
    兵役で南部のある町に滞在した男が密かに想いを寄せる美女の恋愛遍歴。

    「ダンスパーティーの惨劇」
    主人公は家の都合で北部から南部に移住してきた少女。町の若者の中で唯一大学を出ているインテリア青年を好きになるが、彼には婚約者がいた。なので、町を出ようと決心した。

    町を出る2日前に開かれたダンスパーティーに参加した。そこで彼の婚約者が別の男とキスしている現場を目撃してしまう。パーティーもたけなわの頃、銃声が轟いた。彼の婚約者が射殺され、アリバイのない彼が容疑者として浮上するのだが…

    「異邦人」
    他人との付き合いが煩わしく、でも二人きりの生活も退屈して住まいをころころ帰る若い夫婦の話。

    「家具工房の外で」
    母親が買い物している間にふと見た景色から御伽噺を展開させる父親と幼い娘。
    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    個人的にダンスパーティーの惨劇が良かった。こちらはミステリーとしての組み立てもしっかりしていて犯人が誰か?だけでなく動機や殺害方法も納得の行くもの。

    異邦人はフィツジェラルド自身と妻のゼルダをモデルにしてるんじゃないかな?という気にさせられた。

    私もギャッツビーしか読んだことがないけど、純文学だけでなく、こういうエンタメも書いていたんだ!と新鮮な驚きがあった。

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    2022年04月01日
  • 夜はやさし(上)

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    シェイクスピア書店の本を読んで、もともと映画『ミッドナイトインパリ』大好きだし、20年代のヨーロッパを知りたくなって。フィツジェラルドの自伝的小説だけど、うなるほどの金を振るいながら、少しずつ壊れていく心と関係がもの悲しい。

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    2021年01月17日
  • 夜はやさし(下)

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    人を愛し救おうとすることが、自分を破滅させるなんて哀しき。
    さすがフィツジェラルド、20年代のアメリカの大金持ちがいかにヨーロッパでぶんぶん鳴らし、嫌われていたかを実体験から描き出してくれて、ひとときリッチな世界に酔えましたとも。
    なんたってタイトルが好きだ。Tender is the night.

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    2020年10月05日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    オチを求めて読んだらあかん と気付き
    美術館で絵を見るときのように
    情景と、哀しみの色を感じながら読むと
    とても美しい作品だということに気付きました。

    奇妙だったり、悲しい苦しい物語の中に
    対照的に出てくる美しい景色や、輝く夜の光 などが
    なんとも言えない切ない時の気持ちを思い出させます。
    女性の髪の色を 蜂蜜色と表現しているのが
    とてもお気に入りです。

    ベンジャミンバトンはもちろん素敵でした。
    映画を見直したくなりましたね。

    ミッドナイトインパリという映画にフィッツジェラルドが出てくるので、それきっかけで読みました。

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    2017年06月19日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    フィッツジェラルドのミステリーな作品、七篇。

    「ベンジャミン・バトン」
    ブラッド・ピットさん主演で映画化もされた作品。フィッツジェラルドの作品だったと知らなかった。しかも短編だったとは。
    老人の姿で生まれて赤ん坊の姿で死ぬ、数奇な運命に生きた男バトン。
    老人の姿といっても大きさは赤ん坊で、要するにシワのある赤ん坊と思っていたら、読んでみると老人が大人の大きさで生まれたようで、お母さんは産むときは大変だろうなと思った。産みの苦しみなんてものじゃない。
    老人とはいえ自分より大きいだろう男をお腹に入れていたわけで、どういうシステムでお腹に入っていられて出てこられたのだろうと思う。ちょっとしたツッコミどころではある。
    物語自体は淡々と残酷に進む。

    「モコモコの朝」
    少し怖いような作品の中ではかわいらしい作品。

    「最後の美女」
    「グレート・ギャツビー」に出てくるデイジーのような女性が出てくる。こういう女性は自分で自分の魅力に気づかず周囲を掻き回すタイプではなく、自分の魅力を十分あるいは過大に認識しているタイプで、計算された言動と態度で周囲を翻弄する。下手をすると痛々しい、友人なら苦笑して見守るようなひとだ。
    フィッツジェラルドはこういう華やかで男性を惑わせる小悪魔な女性が好きなのじゃないかなと思う。

    「異邦人」
    ラストで何となく恐怖を残す作品。

    他に「レイモンドの謎」「ダンス・パーティの惨劇」「家具工房の外で」が収められている。

    フィッツジェラルドは「グレート・ギャツビー」以外は余り知られておらず、どちらかというと私生活に注目のいく作家だったが、短編も面白く他の作品も探して読んでみたい。

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    2016年05月04日