フィツジェラルドのレビュー一覧

  • グレート・ギャツビー

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    20年くらい前に、「グレート・ギャツビー」と「老人と海」はどっちがより沁みるか、友人と議論したことがある

    結論は「老人と海(以下RU)」となった

    「グレート・ギャツビー(以下GG)」は、まずフィッツジェラルドっていう名前がカッコ良いし、社交界が舞台で華やかだし、若い女がたくさん出てくるし、主人公は何だか影あるし、過去に引きずられがちな文章は含みを持たせるし、文庫本持ってるだけで様になるから、ハンチング被った学生がベンチで横になって読んだりしてた

    一方のRUは、まず題名がダサいし、舞台は海だから誰もいないし、ヘミングウェイも無骨な佇まいだし、教科書にも載っちゃってるから真面目な印象だし、そ

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    2025年11月16日
  • グレート・ギャツビー

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    ロストジェネレーションを代表する作家のひとりであるフィッツジェラルドの代表作。派手な社交界で孤独に悩む大金持ちの苦悩。作家本人の悩み多き人生を映したような小説の気もする。映画が美しい映像で再現されておりこれもいい。

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    2025年08月18日
  • フィツジェラルド短編集

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    人生を変えた10冊であるアーティストが選んでて読んだ。フィッツジェラルドは短編がすごい良いということを学んだ。かっこいい

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    2025年05月25日
  • フィツジェラルド短編集

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    どれも素晴らしい短編ばかり。
    金持ちの御曹司はフィッツジェラルドの中で一番好きな作品。
    あるリッチな男性の生涯をここまで解像度高く書けるのか。自分とはかけ離れた、あまりにもリッチなアンソンという主人公像がくっきり輪郭を持って存在しているのが素晴らしい。
    自分とはかけ離れた人物の生き方を体験できる。

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    2024年08月30日
  • グレート・ギャツビー

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    喧騒と狂乱の20年代のアメリカを等身大に描いた作品。
    ギャツビーの一途な愛の夢は幻想に包まれ、空虚な人の心に溶けてしまう。
    20世紀最高の小説と称される理由が分かります。

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    2024年05月26日
  • グレート・ギャツビー

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    アメリカ文学史上、最も無茶でカッコいい男性。
    読んだら誰もがギャツビーのことをそう思うから読み継がれてきているのだなと思う。

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    2024年03月27日
  • グレート・ギャツビー

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    何回読んでも誰が訳しても最高の一冊。

    愛する人への愛を貫けてギャツビーは幸せだったのでしょうか?
    わたしはそう思います。

    「ギャツビーは緑の灯火を信じていた。
    年々僕たちの前からあとじさりしてゆく底抜け騒ぎの未来を信じていた。そのときになれば、肩透かしを喰らうのだが、そんなことはかまわないー明日になればもっと速く走ろう、さらに遠くへ腕を差し伸ばそう。…そして、ある晴れた朝ー

    だから過去のなかへ絶えず引き戻されながらも、僕たちは流れに逆らって船を浮かべ、波をきりつづけるのだ。」

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    2024年03月20日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    奇跡的に内容を知らずに読み始めて、思わぬ悲劇の結末だったことに驚いた。
    いい人があまり出てこないという印象。人を見下していたり金でしか人を見ていなかったりして誰にも共感はできないが、そこが良かった。
    過去のデイジーもトムを選び、今のデイジーもトムを選んだのだと思うと複雑な気分になる。
    心理描写が巧みで、ニックの言葉だけで場の空気感までよく伝わってくる。感情の目まぐるしく変わっていく様子がありありと。
    唯一振り回された形になったニックには少し同情するが、ニックもまたここでの人間関係や生活を終わりにして新たな一歩を踏み出していく。結局元通りというか、何かはあったが何も残らなかったひとときの交流だっ

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    2023年09月04日
  • グレート・ギャツビー

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    98/100点
    著者フィッツジェラルドのミネソタで培われた「冬の夢」、狂騒的な生への渇望と、去ってしまった夢、あるいは近すぎて手から溢れてしまったかりそめの夢。
    遍くが28歳のフィッツジェラルドの骨髄から出る珠玉の文言で完成させられています。

    これを傑作と呼ばずして何が傑作でしょうか。
    歴史に残る名著。


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    2023年11月15日
  • グレート・ギャツビー

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     大学時代、米文学史の授業で習ったのがきっかけ。その後じわじわと再読する度好きになっていく。授業中に観た映画の(ディカプリオ主演ではない)目の看板がとても印象的で、再読の度に映像が蘇る。
     パーティーに来ていた人達は享楽的に集まっていただけとはいえ、誰一人として葬儀に出席しなかったのは恨みでも買っていたのかと勘繰りたくなるほど切ない。ニックと出逢えたことだけがギャツビーにとって救われたのだろうか。
     映像でかなり補完されたところがあるので、そろそろ新訳が出ても良い頃かと思う。

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    2023年08月28日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    わたしの大好きな書籍の一つです。

    ギャツビーは失った愛を、好きな女性を取り戻すために人生の全てを賭けました。そしてその夢を、彼の命が消えるまで追い続けていました。
    その女性が本当はそこまで彼に追わせる価値のある女性でなかったとしても…彼は追い続けていました、

    幸せだったのかどうかは、彼にしかわかりません。
    でも、彼の中には打算ばかりのわたしたちが無くしてしまったなにががあります。
    今でもこの小説の一節一節を読むたびに胸が痛くなります。

    本当の傑作です。

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    2023年02月02日
  • グレート・ギャツビー

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    ネタバレ

    以下ネタバレ。



    この作品を理解するカギは最後の数段落にある。ここで作品の要点が作者自身の手でまとめられている。
    この作品の主要登場人物たちは西部(田舎)から東部(都会)に出てきた者たちである。作品のラストでは、語り手ニックは、アメリカ建国の父祖たちに思いを馳せる。アメリカ建国はヨーロッパという過去から離れて新しい社会アメリカを作る試みだった。つまり東部-都会-未来/西部-田舎-過去という対照が明らかに見てとれる。
    アメリカの夢は都会の夢・資本主義の夢だと言える。作者フィッツジェラルド本人も一時期そういう雰囲気の中で生きた。「つねに過去に押し戻されながら、未来の夢をつかもうとして、前へ前へ

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    2021年11月13日
  • フィツジェラルド短編集

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    『バビロン再訪』が特に良かった。フォークナーやヘミングウェイとは全く違う、米文学の王道へ…もしくは原点回帰って感じ。

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    2021年08月09日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    最高のプロットだった!老人として産まれ、若返っていく男はその人生を駆け抜けた。戦争も経験し、いずれ息子と同年代としてすれ違う。数奇な運命だが、果たして彼は不幸だったのか?懸命に生きる姿が眩かった...彼の人生に拍手を贈りたい。

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    2021年02月14日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    映画の方が原作より面白いという、
    数少ないパターンの物語。
    面白さは100対1くらいで映画の圧勝。

    原作が50頁くらいの短編だったとは知らなんだ。
    よくこの原作であの映像を展開したかと、
    そっちのほうに驚く。

    全体的に面白くない話の短編集なので
    途中で読むのやめようかなーと思うが
    短編なので、何となく読めてしまう。
    くそー構成が上手い(笑)。

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    2019年08月01日
  • フィツジェラルド短編集

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    レイモンド・カーヴァー、ジョン・アーヴィング、スコット・フィッツジェラルドと3連チャンで海外作家を読んだ中で(コミックはさみつつ・・・)、一番好きでした。
    時代も違う、国も違うので、風景や文化は想像だけど、男女の機微、心情がリアル。
    人にあげたので、また買って手元に置いておこうと。

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    2013年01月14日
  • 夜はやさし(下)

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    かつてのエイブのようにアルコールに溺れ転落していく主人公のディック。田舎の貧乏牧師の息子が一流大学を出て、優秀な医師・研究者として身を立てるはずが、ニコルと出会って金持ちになり、アメリカを離れてヨーロッパをさ迷い、道を外れていく様子が怒涛の後半で描かれる。しかしディックが道を誤るきっかけになるスイスも、ローズマリーも、リヴィエラも、パリも、崩壊する妻のニコルでさえも、フィッツジェラルドの目に映ったそのままのように生き生きと描写され、対岸の光や遠くの窓の灯のように眩しく美しい。ディックの結末は胸が締め付けられるような思いで読んだ。

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    2012年06月25日
  • 夜はやさし(上)

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    妻の狂気、友人のアルコール依存、女優の世界などが描かれる。他の作品とはまた違うフィッツジェラルドならではの世界。チューリッヒ、リヴィエラ、パリなど作品を彩る土地の空気、狂人や心の傷痕についてのフィッツジェラルドならではの描写に引き込まれる。下巻も楽しみ。

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    2012年06月25日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    ベンジャミンバトンの話はすごく短く映画の感じとは違っていました。

    でも、俺は映画の感じよりも小説のほうがよかったな〜〜と思う。

    映画まだみてないけどね(笑)

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    2009年10月04日
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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    老人に生まれて年とともに若返って行く人生がわずか50頁。
    精神は体に支配される部分とそうじゃない部分がある。
    ホラー的な種を含むファンタジーだ。

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    2009年10月04日