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Posted by ブクログ
短編を読もう!第三弾はフィツジェラルド。
たくさん短編を書いてる中、新潮文庫では選りすぐりの6遍を収録。
「氷の宮殿」は南部に住む女の子が北部にすむ婚約者について行く話。南北の違いがよく表されていたように感じた。
「金持の御曹司」は、何でも手に入ると思い込んでいる青年が、愛は手に入れられないと悟る話。上流階級の話は新鮮だった。
「乗継ぎのための三時間」は内容を書くとネタバレになっちゃうので…。でも1番面白かったかも。短いので乗り継ぎの時間に読める!
「バビロン再訪」は過去の失態により別居している娘ちゃんを引き取って育てたいと、親戚と話し合いをする話。結論は、なんだかやるせなかったな。
ここまで、スタインベック、フォークナー、フィツジェラルドとアメリカの短編集を続けて読んだけど、フィツジェラルドは自分にとっては異色だったな。黄金期のアメリカでも人間の弱みは変わらない。
読んだフィツジェラルド
なし
読みたいフィツジェラルド
『グレート・ギャッツビー』
Posted by ブクログ
青春時代の情熱の恋愛模様。5組のカップルが登場する。あの青春時代の疑うことを知らない情熱はどこから来るのか、どこへ消えてしまうのか。お祭り騒ぎが終わったあとの余韻と驚き。愛の反対が無関心であるのと同様に、貧乏でも多忙でもなく、世の中からの無関心ーー必要とされないことを、人は一番おそれているのではないか。
編者の意図もすばらしい。バランスのとれた短編集。
1. 氷の宮殿
アメリカの北と南。出身地と男女の相性。
2. 冬の夢
主人公がよい。暗い。女性の虚勢とそれに気付きながらも受け入れる男性。
3. 金持の御曹子
すばらしい。幸せとは何か、問いかけてくる。青春と家庭とその先に待っている老いをも匂わせる。金ピカの中に哀愁ただよう作品。
4. 乗り継ぎのための三時間
まるで星新一のような。おもしろい掛け違い短編。短い中に人生のおかしみが詰まっている。あるある、と思わず膝をうってしまうユーモアのある作品。
5. 泳ぐ人たち
水の中の静けさと心地よさ。それが伝わってくる。伏線や展開がおもしろい。短編だからかもしれないが、この著者は道中がうまく、終わりが若干尻込む。会話もベタベタと男女の会話を書くのではなく、まるですべて見てきたあとのようにさらっと、少しだけ書き出してあとは抽象的な心理描写で終わらせてしまう思いきりの良さがよい。
6. バビロン再訪
この作品のなかで、唯一恋愛ではない作品。みうらじゅんさんが書かれていた「親は子のファン」という言葉通り。うまくいかない人生のいたずら、周りからはそれもすべてうまくいっているように見られてしまうジレンマ、人生の試練が分かりやすく凝縮されている作品。
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