呉善花のレビュー一覧

  • 「親日韓国人」ですが、何か?

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    昔、職場の在日韓国人女性が、ちょっと話すようになっただけでガンガン距離を詰めてきて引いたのだが、韓国人にとっては普通の事なのだと本書で初めて知った。
    隣の国なのに、本当に価値観が全然違う。儒教の教えは私には合わないな。

    韓国内での世代間のギャップ、年配の人が北朝鮮に感じるノスタルジー、根強い「恨」の感情など、知らなかったことをたくさん知ることができた。

    ・権威はあるが権力はない「天皇」という存在、「形見」や「家元」、「老舗」の概念が理解できない。そして理解できないものは雑に扱い、尊重しない。

    ・全てにおいて日本を羨ましく思い嫉妬しているため、何かと理由をつけて日本を見下し「韓国のほうがい

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    2023年06月25日
  • 韓国併合への道 完全版

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    ■1890年(明治23年)総理大臣山県有朋は、第1回帝国議会施政方針演説の中で次のように述べた。「国家独立自衛の道に二途あり。第一に主権線を守護すること。第二には利益線を保護することである。其の主権線とは国の疆域を謂い、利益線とはその主権線の安危に、密着関係にある区域と申したのである。日本にとっての利益線とはもちろん朝鮮半島を意味している。清国は朝鮮への干渉強化と対日軍備拡充を同時並行的に推し進め、ロシアは1891年にシベリア鉄道建設に着手して、東アジアへの本格的な進出の地歩を固めようとしている。事態がこのまま推移すれば遠からず日本の勢力が朝鮮半島から駆逐される日がやってくることは明らかだった

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    2021年06月06日
  • 韓国を蝕む儒教の怨念 ~反日は永久に終わらない~(小学館新書)

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    この人の著作は論理的で抑制が効いているから好感が持てる。単にどちらかが優れている、劣っているとならない所も良い。朝鮮人には朝鮮人なりの正義があるのだが、それがどのようにして形成されたのかが冷静に説明されている。なるほど。これが経路依存というやつか。
    日本は同質社会なので、なまじ外見が似ていると自分たちと同じ感性を持つことを無意識のうちに期待してしまうが、「決して分かり合えない遠い国の人たち」であるとの意識を持って付き合っていくのが肝要と見た。

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    2021年03月29日
  • 韓国併合への道 完全版

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    日本と韓国の歴史を日朝修好条約(1876)から韓国併合(1910)までに焦点を当てて書かれている。特にこの時代の韓国側の状況が分かるようも書かれている。
    今に至る日韓の関係を紐解き理解するには、李朝の歴史と明治からの日韓の関係を知ることがなければ不可能。しかし、学校の授業においてこれらに触れることは無い。
    韓国に於いてもほぼ無いらしい。
    現在の韓国も北朝鮮も李朝からの儒教思想が根強く生きている。これを知らずしてはいつまでも上ずった理解でおわるのだろう。

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    2021年03月03日
  • 韓国を蝕む儒教の怨念 ~反日は永久に終わらない~(小学館新書)

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    韓国人として済州島に生まれ、20代になって来日するまで韓国で生活していた著者による韓国と韓国人の話。韓国の国柄と韓国人の特質や考え方について、歴史的に分析・研究してきた結果を、新書版として一般大衆にわかりやすく説明している。宮脇淳子氏など他の専門家の本と内容的に大きく異なる点はないのであるが、実体験を含め調査研究が深く、かつ理解しやすい内容であった。説得力があり、とても役に立った。

    「現在、韓国における宗教信者は最も多いのが抑圧されてきたはずの仏教で宗教を信じている人のうち42.9%、次いでプロテスタントが34.5%、カトリックが20.6%」p10
    「北朝鮮の直接的な王朝国家モデルが、はっき

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    2020年07月09日
  • 「親日韓国人」ですが、何か?

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    素直に面白く読める。外見は似ていようとも、内面はかなり違うのは、アジアのそれぞれの国が抱えるバックボーンの影響だと感じさせる。

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    2020年06月19日
  • 「親日韓国人」ですが、何か?

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    現・元韓国人だから書ける内容

    日本が好きで帰化したもしくはこれから帰化しようとしている韓国人による対談。日韓の歴史や政治の問題でこれまで論争になっている論点では特に目新しさはない。ただ、現/元韓国人だからこその韓国人のものの見方や精神構造についての机上の空論ではない実体験と当事者としての感情を伴う分析が面白い。韓国人が異なる価値観やモノサシを持っており、日本人からみて論理的にも倫理的にもおかしいことが彼らにとっては悪意なく彼らの正義になっていることを考えると、日本のこれまでのことを荒立てないアプローチは日本にも韓国にとってもすれ違いを助長するためよくないとよくわかった。両国ともに一般人レベルではお互いの国に対していただく親

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    2020年05月31日
  • 韓国を蝕む儒教の怨念 ~反日は永久に終わらない~(小学館新書)

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    ■李朝が解ると韓国・北朝鮮が見えてくる
    ・韓国・北朝鮮の政治・文化・社会の直接的な基盤は,朝鮮半島に518年間続いた王朝国家,李朝(李氏朝鮮,1392年~1910年(大日本帝国に併合),1897年に「大韓帝国」と改)に求められる
    ・韓国・北朝鮮の理解に苦しむ言動の大部分は「李朝500年」の伝統に深く根差している
    ・韓国・北朝鮮を理解するには「李朝とはどんな国家だったのか」を知ることが必須の課題
    ・「李朝500年」の間,朱子学一尊(朱子学一つだけを尊ぶこと)を貫徹し,仏教はもちろん朱子学以降に生じた儒学である陽明学も異端思想として弾圧排除された
    ■韓国は他のアジア諸国と同じように,古代以降近世に

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    2019年11月08日
  • 朴槿恵の真実 哀しき反日プリンセス

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    やっぱり韓国は近くて遠い国だ。彼らの思考回路は日本人とは違い過ぎる。完全な相互理解には1000年かかりそう。別に相互理解なんてしなくてもいいけど。
    それにしてもこの著者は凄い。本書が刊行されたのはチェスンシルゲート事件が発覚する前なのだが、あたかもそれを予言するように詳細な内情が非常にわかりやすく整理されている。韓国の現代史をおさらいする上でも非常に有用な一冊。
    韓国人にとって「ロウソク革命」とは究極の民主主義であり、誇りにすらしているようだが、法治国家の先進国から見れば国民情緒が法律に優先し、デモという超法規的な手段で政権交代が行われることは後進性の証に見える。彼らには元首を直選選挙で選ぶ共

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    2019年06月15日
  • なぜ「反日韓国に未来はない」のか(小学館新書)

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     今まで韓国に関する本をいくつか読んできたが、しっくりこなかった部分があったけど、その部分を一気に解決できたような気がした。

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    2018年08月12日
  • 赤い韓国 危機を招く半島の真実

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    韓国って北朝鮮とすごく対立してると思ってたけど
    そうではなくて同一民族だから親北朝鮮感情もあり、政治家なんか逆にペコペコしてるような印象でビックリしました。
    日本の外交は韓国、朝鮮民族の理解が不十分で失策が続きますが外務省は進歩するのでしょうか?
    外交的には韓国、北朝鮮民族と友好な関係を築くことは100%あり得ない事が分かりました。

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    2017年08月16日
  • なぜ「反日韓国に未来はない」のか(小学館新書)

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    教育の影響力は絶大。
    教科書で反日教育をしている限り、韓国国民と日本国民は、真の友人にはなれないかも。
    それと、この本を読んだだけでも、慰安婦の強制連行はありえないことがわかるなあ。

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    2014年10月09日
  • 困った隣人 韓国の急所

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    まったくもって同意するほかない。
    しかし韓国、というか朝鮮人に対する処方箋など無いのではと感じる。韓国と対話しても無意味なのだから、世界に対して日本の立場、根拠ある歴史的事実を正面から発信することだけを期待したい。

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    2014年10月02日
  • もう、この国は捨て置け!

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    納得できました。

    韓国、中国の日本に対する姿勢については、これまで抱いていた外交カードの一つとの認識から、より深く理解することができました。しかも、今までなぜそんなことが主張できるのかとの思いも、多々なるほどそれなら仕方ないとの思いへと変わり、とても勉強になる本でした。

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    2014年05月14日
  • 韓国併合への道 完全版

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    韓国の現代史を史実に基づいた、極めて冷静な視点で紐解く。韓国が、こうありたいと願う希望的観測で綴った歴史ではなく、ロビー活動のためのでっち上げでもない。この手の著書は、日本側の反省もこめた先の大戦の総括書としてしばしば見られるが、韓国併合までの歴史を、それ以前の韓国における内部事情から綴られているものは、中々珍しい。大院君と閔妃の政争、両班のために機能しない経済。清に冊封され、全く独立国として機能していない、悲劇の韓国。日本の植民地化は、正しかったか?成り行き上、最適な判断をすれば、あるいは歴史とは、パズルのようで、そこに当てはまるしかない状態のようにも見える。そして、歴史のこの1ピースを嵌め

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    2014年04月23日
  • なぜ「反日韓国に未来はない」のか(小学館新書)

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    この題名は極端すぎて私はいい題名だと思いません。ただ、内容はエキセントリックなものでは決してなく、大変な充実度。韓国の対日観について、朴槿恵政権下の現状から始まり、韓国という国の成り立ちとその後の政権下の状況の推移、そして日本統治時代の評価、そして韓国社会の現状へと戻り、最後に「日韓関係復元への道はあるか」という章でまとめられています。とにかく、平易な記述なのに中味は濃い。最後の結論といい、考えさせられました。
    逆に言えば、多くの日本人から見て、なぜ韓国は理解できないような行動をとるのか?についても最適の「入門書」だと思います。
    ※誤解のなきよう。私は誰よりも日韓関係の悪化に心を痛めており、大

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    2014年01月17日
  • 韓国人から見た北朝鮮 独裁国家のルーツ

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    旧ソ連、中国やベトナムなど社会主義国家が市場経済を解放していった結果、北朝鮮が唯一の、いわゆる純粋な社会主義国家となった。それゆえ昔の中華思想に基づく、周辺諸国の社会主義を排除する結果となっていった…。

    こう考えると現在の北朝鮮の強行かつ無謀ともいえる政策がとても良く理解出来る。

    漢字排除に伴う弊害などとても興味深く読めた。

    14/01/03-1

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    2014年01月04日
  • 韓国併合への道 完全版

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    朝鮮併合の歴史がよくわかり、どうして国民なのか

    日本ってやっぱ考えている、いい国だと改めて思わされました。

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    2012年12月08日
  • ワサビの日本人と唐辛子の韓国人

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    韓国について知りたくて読書。

    著者の観察力と分析力は相変わらず鋭くて素晴らしい。表紙をめくると石原慎太郎氏が書評していてちょっと笑える。現在は日本へ帰化した著者が日本を選んでくれることを日本人として素直に嬉しく思う。それでも、ハングル読みの名前で通しているところに個人的に祖国愛を感じる。それは健全なナショナリズムだと思う。

    本書は95年と比較的に古い。しかし、本書以降に日韓関係もそうであるが、日朝関係が大きく変化した。北朝鮮関連を調べていて著者のことを知り著書を読ませてもらっている。

    本書からは朝鮮儒教を代表する文化である恨と、在日韓国、朝鮮人についての新しい氣づきを得ることができる。恨

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    2012年04月24日
  • 女帝論 「天皇制度」の源流を訪ねて

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    知識がないから、ゆっくり噛みしめるように読んでいった。行きたくなるような史跡が多く紹介されていて、後半どんどん引き込まれた。

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    2012年03月31日