あらすじ
韓国の政治はなぜかくも混乱するのか? なぜ「反日」にこだわるのか?
セウォル号事故、スキャンダル、外交・経済政策などの失敗で、3年の任期を残すも死に体と化した朴槿恵政権。本書は、朴政権論であると同時に、現在の韓国を過去の歴史に照らし合わせて理解する現代韓国論でもある。
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Posted by ブクログ
やっぱり韓国は近くて遠い国だ。彼らの思考回路は日本人とは違い過ぎる。完全な相互理解には1000年かかりそう。別に相互理解なんてしなくてもいいけど。
それにしてもこの著者は凄い。本書が刊行されたのはチェスンシルゲート事件が発覚する前なのだが、あたかもそれを予言するように詳細な内情が非常にわかりやすく整理されている。韓国の現代史をおさらいする上でも非常に有用な一冊。
韓国人にとって「ロウソク革命」とは究極の民主主義であり、誇りにすらしているようだが、法治国家の先進国から見れば国民情緒が法律に優先し、デモという超法規的な手段で政権交代が行われることは後進性の証に見える。彼らには元首を直選選挙で選ぶ共和制はまだ早いのではないか?案外北のような専制が合っているのかも知れない。
Posted by ブクログ
なかなか読み応えあった。裏を取るため似た本を読み、事実かどうか念押し確認したい。韓国も文化的、政治的な視点で複雑な国だなと思った。著者の分析や調査、出典からの類推と参考になる話でした。
Posted by ブクログ
論調が、シンシアリーさんの本と共通している部分が多いように感じる。
朴大統領個人の問題から、天命思想と易姓革命、過去清算、恨から火病、国民情緒法にまで論は及ぶ。朴大統領は、この国民情緒法に忠実である点で、有数の指導者であると。
ま、今となってはその最高法規をもって転落させられてるわけだけど。
とんでもねえ国だよ。