岩城裕明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ事故物件や家系のホラーの流行りに乗って購入。
あるアパートの909号室の調査を頼まれた穂柄とアルバイトの優馬。泊まり込みで調査を行なっていくうちに909号室に泊まる優馬に異変が起きる。その他にも1009号室の後藤さんやらその子供の千春くん、霊媒師のアマツカなど登場人物も少し変わり者というか不気味な人たちが多い。
171ページという短さでよく書かれているなといった印象。また、輪廻転生に関わるホラーだったなという印象で、結局909号室に関わった人は何も知らなければ幸せなんだろうと思う。ただ、知ってしまった主人公は…。
1009号室の後藤さん一家の正体とその後の行方だったり、無精子症の人との間 -
Posted by ブクログ
ネタバレ事故物件調査というワクワクする題名で読むことを決めました。
思ったより怖くはないけど、じわこわって感じ。
主人公の穗柄が、結構淡々と物事を進めるに対して優馬が無敵感あってその違いにもフフとなる
子供達が、下から上を見上げてたという所はゾワッとポイント
途中までは、ホラーだなぁって思ったけど
性絡みが入ってきてバカ萎え。性欲が爆発する、とか。
個人的には、そういうのは女性の方が怖く見れるんだけど男性なんでそうでもないというか…
子供達が増殖するは、わかったけども 最後は?
もうちょい分かりやすくしてスッキリしたかったなの気持ち。
ただ、短くて読みやすいのは良かったです -
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Posted by ブクログ
140文字で描く怪談。ほとんど歌詞のような意味不明な内容のものからオチまでちゃんと着いた物語になってるものまで作家それぞれ個性が出ていて面白かった。
もちろん私の好みは短くとも物語になっているものだ。下手の横好きではあるが物を書いたこともあるので僅かな字数で書くことの難しさはわかる。でもこの短編集はおそらく一般ウケは狙ってないように思う。ああ、でもWebで人気の意味怖に近いものがあるかもしれない。短すぎるだけに文章の裏を読む想像力は必要だ。
澤村伊智のは短いながらもやはりキレがあった。あとは一田和樹、岩城裕明の作品が個人的には好みだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルとカバー絵に惹かれてお迎えしました。じわじわした怖さはあったものの、なんだか消化不良のまま終わった感が強め。ページ数が少なめだったからかな。
このお話が序章で、あとに何話か続く感じがしたので、星の数を3にしました。
ほんとの事故物件は調査依頼のあったお部屋ではなく、一つ上の階だったのかもね。。9階はその余波を受けてあの状態になったのかも。
10階の他の住人さんはどうお過ごしなんだろ… 無人階通過するエレベーターには乗りたくないなぁ(泣)
1009号室の押入れはいつからあの状態?
9階の以前の住人のその後は?
そのあたりの事を、続編として始めて貰いたいです。穂柄さんお一人では心許ない -
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Posted by ブクログ
ネタバレ呪い。それは確かに存在する。知らない間に、貴方はそれに触れてしまっているかもしれない。あるいは、触れられてしまっているかも。もし、呪いに魅入られてしまったら、逃げることはできないだろう。
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「世にも奇妙なストーリー」シリーズ第5弾。これが最終巻の様子。今回はメンバーが大きく変わり、最近名前を見るようになった作家さんが多数書かれた作品の様だ。どれがどの作家さんの話かは分からないが、どれも面白い作品ばかりだった。怖い話も多くあったが、怖いが不思議と感じる話も多かった。
お気に入りの話は、「顔ナシの鏡」「その話、知ってるよ」「かえさずの指輪」。 「顔ナシの鏡」は語り手の通う学校が林間学校で利 -
Posted by ブクログ
ネタバレ穂柄が経営するリサーチ会社に、妊婦が割腹自殺を行った909号室の調査依頼が舞い込んだ。不穏な内容の依頼に不安を感じながらも、雇っているバイトの優馬と一緒に一週間泊まり込みの実地調査に乗り出す。発売前から楽しみにしていた本。瑕疵物件に実地調査で泊まり込みとかそれだけで、怖くてワクワクする!(もちろん私はごめんですが)目次を見ると1日目に何が起こった、2日目に何が起こったというスタイルのよう。報告書形式化な?と思ったがそうではなかった。 地の文は非常に飄々として明るくコミカルな印象だったが、書かれている内容はなかなか不穏。こういう日を追うタイプの物語は日が進むにつれて何かひどい怪奇現象が起こったり