岩城裕明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ穂柄が経営するリサーチ会社に、妊婦が割腹自殺を行った909号室の調査依頼が舞い込んだ。不穏な内容の依頼に不安を感じながらも、雇っているバイトの優馬と一緒に一週間泊まり込みの実地調査に乗り出す。発売前から楽しみにしていた本。瑕疵物件に実地調査で泊まり込みとかそれだけで、怖くてワクワクする!(もちろん私はごめんですが)目次を見ると1日目に何が起こった、2日目に何が起こったというスタイルのよう。報告書形式化な?と思ったがそうではなかった。 地の文は非常に飄々として明るくコミカルな印象だったが、書かれている内容はなかなか不穏。こういう日を追うタイプの物語は日が進むにつれて何かひどい怪奇現象が起こったりするのがある意味でお約束だが、この話は結構最初から不可解なことが起こっていて退屈しなかった。とはいえ、ぶっ通しで怖いことが起こるわけではなく、昼間の日常パートはクスッと来るような雰囲気だった。それがまた夜のパートになるとその日常の中にぽいっと不気味な現象が投げ込まれ、余計ゾッとした。ページ数はそんなに多くないが、この一冊の中にいろいろな要素がぎゅっと濃縮されていた。小さな男の子が、霊媒師に心酔する母親が、その霊媒師本人がと目白押しだった。所々で出てくる正体不明の子ども達も不気味で仕方がない。 そして、混沌とした中にぽっ、ぽっと真実が見えかくれし始め、最後に明るみになった事実に非常に驚いた。 優馬は絶対大丈夫!と思っていたが見事に裏切られた。さすがに、件の場所で平気でいられる方がおかしかったのか。
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Posted by ブクログ
表題作はあんまり…というか、文章がアレ過ぎて読むのに苦労しました。あんまり小説とか読んだことのない人が書いた文章のような…気がしないでもないですけれども、実際のところはどうなんでしょうか?
今流行りのゴミ屋敷!を舞台に繰り広げられるお話ですから、期待していたんですけれども、なんだか…まあ、ホラー小説?だからなのかもしれませんけれども、お話が非現実な方向へと向かっていってしまいましたねぇ…これ、作者も書いてて混乱してきたんじゃないでしょうか? なんだか話の落としどころにやや難が…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
個人的には「瓶人」のが良かったですねぇ…少々、泣けるような話ですし。表題作とは雲泥な出来栄えだなぁ…と思いました。
角川ホラー文庫とかってあんまり読んでこなかったんですけれども、暇つぶしには丁度良いですね! 幽霊を怖がる、みたいな感覚はあまり僕には無いのですけれども、このホラー小説群を読んでいくうちに本当の恐怖に出会えるかも! みたいな期待が無いではないので、これから少しずつ読んで行こう…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
ゴミ屋敷の清掃にやってきた特殊清掃員が体験した奇妙な出来事を描く表題作と、奇妙な親子の関係を描いた「瓶人」の2編を収録した作品集。
表題作「牛家」は日本ホラー小説大賞の佳作を受賞した作品なのですが、これは感想が難しい…。巻末でホラー小説大賞の選考委員、宮部みゆきさんの選評が載っているのですが、これが一番この作品を表しているように思うので引用します。
「『牛家』は問題作です。「おいしい?」と問われて、「……たぶん」という返答しかできない異国の料理のような味がします。」
言いえて妙です(笑)。あらすじもオチもへったくれもなく、ただゴミ屋敷で奇妙な体験をするだけの話。だんだん主人公たちが体験していることの現実と幻想の区別がつかなくなり、そしてそのまま放り投げられます。いわゆる不条理ホラーですが、文章はなかなか板についていると思いました。
なんとなく大賞が取れなかったのも分かりますが、かといって埋もれさせるのがもったいない、という気がしないでもない、そんな作品です。こんな言葉はどうかと思いますが納得の佳作作品!
「瓶人」はそれと比べるとインパクトは落ちるものの、話は上手くまとまっていて、作者紹介によると既に別の賞でデビューされている方らしいので、そうした地力の確かさが出ているように思いました。
第21回日本ホラー小説大賞佳作「牛家」 -
購入済み
想像力や文章の合う合わない
が一致しないとゾッとするには難しい。
怖いよりもどういう意味?ってなってしまうと考えるのに時間使って、この文章を読み解くのにこんな時間を…?その時間を使ったことにはゾッとしそうだけど…
良いところはタイトル通り指先、短いから隙間時間に読めるところ。
個人的に解説載ってた方が楽しめたのかな〜とは思った。