牛家

牛家

528円 (税込)

2pt

あるゴミ屋敷の清掃をすることになった特殊清掃員。期間は二日間。作業は順調に進んでいたが……いてはいけないもの、片付けられない部屋、様相を変え続ける内装……これは現実なのか、それとも……!?

※この作品は、第二十一回日本ホラー小説大賞佳作となった「牛家」に、書き下ろし作品「瓶人」を加え、文庫化したものが底本になります。

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牛家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    気持ち悪くていい!! すき。
    最初はホラー路線を辿るのに、後半になるにつれてSFになる。
    牛がそう絡んでくるのか……! と、にやにやしながら読んだ。

    「瓶人」は、よく考えると気持ち悪い話なのだが、語り手が子供であり、一人称視点で描かれており、狭い世界内(友達)を全世界として捉え、それと比較して自分

    0
    2020年12月29日

    Posted by ブクログ

    岩城裕明のホラーは『事故物件7日間監視リポート』で知ったが本作は帯の通りかなりの問題作。ゴミ屋敷の清掃バイトを進めるうちに迷宮へと迷い込み、自らの境遇も溶けて悪夢のような展開となる。インパクトはあるが読後は人それぞれ何かしら引っかかるだろう。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    表題の「牛家」だけだったら星3つだったんだけど(途中でこんがらがった。不条理は難しい…)一緒に収録された「瓶人」がすごくよかったのでプラス1。
    クソの様な母親とか、そもそも主人公の発想がアレなので(あーいう環境でそだったらそら歪むわな)決してよい読後感とは言えないんだけど、なんとも言えず切ない印象で

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    『牛家』
    気持ち悪い。もう二度と読み返したくないです(褒め言葉)
    ゴミと死臭の中をジェットコースターでぐるんぐるん進まされるような悪夢体験。意図的に想像力をカットしながら読んでもまだ気持ち悪い。
    でも主人公がこの悪夢みたいな怪奇現象から抜け出したところにあるのは地獄のような私生活なんだよなぁ……って

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    本書に収録された「瓶人」の方が、個人的には好きだった。最後の文にも痺れた。グッドエンドにしろ、バッドエンドにしろ、やっぱりホラーは毒のある終わり方でなくちゃいけないよなと改めて思った。

    0
    2019年09月19日

    Posted by ブクログ

    牛家は雰囲気がよかったが、なんとなく惜しい感じだった。瓶人は優しさと暴力性がミックスされており、すごくよかった。瓶人みたいな話をもっと書いてくれるといいな。

    0
    2021年09月24日

    Posted by ブクログ

    表題作はあんまり…というか、文章がアレ過ぎて読むのに苦労しました。あんまり小説とか読んだことのない人が書いた文章のような…気がしないでもないですけれども、実際のところはどうなんでしょうか?

    今流行りのゴミ屋敷!を舞台に繰り広げられるお話ですから、期待していたんですけれども、なんだか…まあ、ホラー小

    0
    2017年11月28日

    Posted by ブクログ

    とあるゴミ屋敷。空いた玄関を覗くと山頂から見下ろした雲の様にゴミ袋が廊下を埋め尽くす。そしてその奥に一際大きな物体が鎮座している。男か女か人なのかも怪しい牛の様な肉の塊。導入部のこの1文に心の琴線がソクソクしたのだが…いや、確かにゴミ屋敷に於ける次に何が出てくるか分からない恐怖の疾走感は気持ち

    0
    2016年03月06日

    Posted by ブクログ

     ゴミ屋敷の清掃にやってきた特殊清掃員が体験した奇妙な出来事を描く表題作と、奇妙な親子の関係を描いた「瓶人」の2編を収録した作品集。

     表題作「牛家」は日本ホラー小説大賞の佳作を受賞した作品なのですが、これは感想が難しい…。巻末でホラー小説大賞の選考委員、宮部みゆきさんの選評が載っているのですが、

    0
    2015年11月12日

    Posted by ブクログ

    「牛家」は不衛生で病的で狂気的で素晴らしかっただけに「瓶人」がなんかマトモ過ぎて肩透かしを食らいました、、、「牛家」のような長編を期待!

    0
    2015年04月07日

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