東川篤哉のレビュー一覧
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ネタバレ『陽奇館(仮)』:The バカミス。発想が面白い。★4。『銀とクスノキ』:多重人格と信頼できない語り手の共存はずるい。ストーリーは面白かった。★3。『文化会館』:無駄な改行が多く読むのが苦痛だった。館である必要性もなく推理も論理的でない。★1。『硝子屋敷』:バカミスその2。時間帯によっては窓がないことぐらいわかるのでは…。探偵のキャラクターが面白い。★4。『煙突館』:バカミスその3。わざわざ熱川の往復時間を書いてくれてたせいでわかってしまった。最後…。★4。『ミステリーパレス』:ホラーの作家さんだけあって怖い。構成もストーリーも面白かった。★4。
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Posted by ブクログ
ネタバレ続編が出たということは、このコンビに、それなりに需要があるのだろうか。平塚おんな探偵の事件簿シリーズの第3作を、書店で見かけた。いつも文句を言いつつも、つい手に取ってしまう、東川篤哉作品なのであった。
ガールズコンビが主役で、舞台が平塚とピンポイントである点が、このシリーズの個性なのだろう。ガールズコンビは意外と例が少ない気はする。しかし、平塚が舞台である点は、もはやどうでもよくなっているような…。
第一話「失われた靴を求めて」。そういううるさい人がいることは聞いたことがあるから、とっかかりとしてはいい。しかし、犯人を追い込む材料としては、弱すぎる。何とでも言い逃れができただろう。何より、やり方が危険すぎる。
第二話「密室から逃げてきた男」。一応、密室ものとダイイング・メッセージものの融合。苦しいトリックではあるが、なるほどとは思う。しかし、ダイイング・メッセージの方が、かなりこじつけくさい。若い世代は知らないだろうなあ。
第三話「おしゃべり鸚鵡を追いかけて」。タイトル通りの依頼内容だが、2人の無鉄砲さが裏目に出てしまった話。現実の犯罪とは、杜撰で偶発的である。ある意味、既存のミステリーに対するアンチテーゼと思えなくもない。
第四話「あの夏の面影」。酷い目に遭った後に、また面倒な依頼を受けた2人。見事解決したはずだが、実は…。未解決事件との絡みがやや強引だが、罪を犯した後ろめたさは、簡単には消えないということか。キーワードは、最後まで「女心」だったとだけ書いておこう。
このシリーズに限らないが、やっぱり推理の部分が弱い。それは読む前からわかっていたし、じゃあ何で読むんだよと言われると返す言葉もないが、東川作品に期待する気持ちが、まだ残っているから手に取るのだと思う。
長編を出すのは難しいとしても、長編で見せてくれた「ガチ」さを、短編でも見せてほしい。ガチすぎると売れないのかもしれないけれども。