坂口孝則のレビュー一覧
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2019-2038にどういうことが起こるのか、どのようなビジネスが活況になるのかを、大量のデータ・資料を元にして、作者曰く「自分語り」した書籍。
未来予想は多くの場合は外れるもので、本書もこの通りにはならないでしょうが、インスピレーションとして、とても参考になります。
少なくとも、誰しもが想像する未来として、「そんなこともあるかもしれないなあ」と思える内容なので、ビジネスシーンで、お客さんと話すこともできるし、新商品のプレゼンストーリーの一部でも使えます。何より、情報を使って未来ストーリーを描くということ、その思考法への参考になりますよね。
また、本質ではないところですが、2038年の冒頭 -
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日本企業の経常利益は上昇しているが、メンバーシップ型雇用のため、給料を上げたら下げづらい。また、そのような雇用慣行ではリスクプレミアムが付与される余地がないため、給料を下げ止めている。
ただ、グラフを見る限り平均勤続年数は各国でそんなに変わっていない。欧米では本当にそんなにすぐクビにされるんだろうか…。映画ではされてるけど。
会社員は国民年金(16340円)と厚生年金(月給の18.5%。半分は会社負担)の両方に加入。自営業は国民年金だけ。厚生年金は2階部分のイメージ。平均的な寿命であれば払い損はしないよ。インデックス投資がよいらしい。そりゃそうだろうな。
著者は引っ越しすきらしい。わかる。 -
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【所感】
資料作成の極意なんて会社では教えてくれない、という人には極上の内容です。すぐ真似できる即効性のある先人の知恵が満載です。誰かの長年の研究とその成果をわずか1300円程度で一日二日で手に入れられてしまう、『本』としての本質を持っている秀逸な書籍です。
【学び】
■資料作成のコツ:
・ストーリーチャートを作る
★5項目(目的、対象者、メッセージ、ストーリー、媒体)
★ラフイメージを書いて承認取ってから実作制に入る
★ストーリーチャート:
現状説明→問題提起→具体的施策→効果予測(状況→意図→行動→成果)
■洗練された資料フォーマット
★Word:1枚縦36行、横40文字、タイトルは12p -
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「しかし、自分が販売している商品よりも、お客のことを知っているほうが、実は圧倒的に売れるものなのです。」
お金を奪われる側ではなく、奪う側にまわることを説く本。
”奪う”には、相手を騙すことだけではなく、気持ちよい営業活動も含まれている。消費者は、良い奪われ方を目指すべきだ。
売り込みは、時にぎりぎりの方法、話法になる場合もあるかもしれない。そして、お金を奪うことに重点を置くのであれば、相手を悪い意味で騙す方法を採用するのが簡単だ。ある商品が相手を幸せにすると確信している人の場合、善意の気持ちから相手を騙すことになる。
この本からは、いかにそのような手口から自己を守り、いかに応用を利かせ -
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タイトルが最近考えていることとドンピシャだったため読み始めた。
内容は期待通りの内容。考え方一つの違いだけで、いかに人から信頼をもらい動いてもらうか、
という点においては表裏一体の存在。
・相手のことを信頼する決め手は「相手の人生を知っているかどうか」そのために
aなぜ今の仕事に就いているのか、を使命感を絡めて説明(どんな子供だったか、どんなエピソードがあってどんな使命感が生まれ、それが今の仕事にどのようにつながっているか)
b相手と実は近い関係であることを説明
c誰もが知っている有名企業と仕事をしていることを説明
・価格の話になればセールスマンは勝っている。
プロセス① 購入商品の決定 -
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ドラえもんが住み着く野比家を題材に、マネー面から家、保険、結婚、仕事を考えるもの。
原則論が数字付きで明快に解き明かされる。
家について
○結論からいえば、家を購入することは、借金を背負って住宅価値の上昇・下落を天にまかせることです。
○住宅の購入は、結局のところ、不動産投資をするかどうかという話にすぎない。
○子供をもつなら家は買うな
養育費1500万円に教育費1500万円を加えた3000万円が、子ども1人にかかるコストとなります。この3000万円という数字、何かと比較できますね。はい、以前に見た住宅のコストです。
保険について
○そして、病院を受診した患者10万人あたりの入院患者 -
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端的にタイトルの真意――本の真意――を要約してしまえば,
人件費等の固定費を削減するのではなく,
アーキテクチャを使って人を動かし,
固定費を効率よく使いましょうね――です。
ちなみに,社会思想において,アーキテクチャとは,
人間の行為を制約したりある方向へ誘導したりするような
ウェブサイトやウェブコミュニティの構造、
あるいは実際の社会の構造のことをいう
(wikipediaより抜粋,一部改変)。
本書ではアーキテクチャという用語は使っていない。
100の秘策自体は,そう大したことはない。
本書を読んで,面白いと感じた方は,
社会思想してのアーキテクチャ,行動経済学,
脳科学関係の本も -
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要は節約の本なのですが、次の3つの人間の特性は、節約に関係なく押さえておかないといけないことだと思いました。
・人は、愉しいこと、自分の利益になることしか
進んでやろうとしない
・人は、ルールやシステムがないと、
高い倫理観を持ち続けられない
・人は、強制的にやらされることしか達成できない
節約の件については、固定費や変動費を、節約の視点から見直す方法が書かれており、参考になりました。
とりあえず、うちの会社については、上の3つの特性を無視しがちであることと、節約が下手だということがよくわかりました(笑)。
今回読んだ内容を踏まえ、うちの会社を少しずつ変えていけたらな、 -
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ネタバレドラえもんの野比家を題材にして持ち家、結婚、子供に必要なお金はどうするかという本です。
著者の結論は借家、結婚すぐするべき、子供を持つならやっぱり借家というような結論。
一理ありますが、借家は地方によっては微妙な感もします。
東京みたいな土地の高いところだと同感ですけどね。(笑)
うちの名古屋ですとちょっと微妙ですね。
でも結婚観ははっきり言って同感! だって人生、夫婦二人も良いですが、家族が居た方が楽しいじゃないですか!子供は手間もかかり、お金もかかるけど、自分たちもそうしてもらってきたのだから、それをしてあげれないなんて、はっきり言って甲斐性無しですね。
また結婚しないのは確かに理想が高い -
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「赤字は素晴らしい」というスタンスで執筆にあたっている本。
一章では主に家電業界の仕組みの説明であり、「赤字で販売することで「この店は安い」という印象を与えられる」「付帯サービス(マスコミが取り上げる、最初にドアをくぐる抵抗感を減少できる)を得られる」ことは本書を読むまでもなく知っていたが、商品を売る代わりに販売協賛金をメーカーから貰っていることや、商品を安く提供するということは最終的に労働者に負担がかかっている(働きに応じた給料をもらえない)という考えは初耳だった。
二章では、赤字商売が進められた結果、中古のヘリを使ったクルージングなどの赤字で販売したとしてでも固定費を有効活用しよう