坂口孝則のレビュー一覧

  • 日本人の給料はなぜこんなに安いのか ~生活の中にある「コスト」と「リターン」の経済学~

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    第1章では日本人の給料が上がりにくい理由について解説がされていた。
    第2章で語られていた年金の問題に関しては、少し自分の考えが改まるところがあった。
    今後払い損になるイメージが強い国民年金だが、実際は民間の保険よりリターンは高く損にはならない点や、老後2000万円不足問題の2000万の根拠などが解説されており勉強になった。
    第3章、第4章では、消費税増税の話から始まり、モノの購入のコストとリターン、サブスクリプションビジネス、持ち家vs賃貸について論じられており、身近なことなので面白く読めた。

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    2020年11月12日
  • 未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038

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    2019-2038にどういうことが起こるのか、どのようなビジネスが活況になるのかを、大量のデータ・資料を元にして、作者曰く「自分語り」した書籍。

    未来予想は多くの場合は外れるもので、本書もこの通りにはならないでしょうが、インスピレーションとして、とても参考になります。
    少なくとも、誰しもが想像する未来として、「そんなこともあるかもしれないなあ」と思える内容なので、ビジネスシーンで、お客さんと話すこともできるし、新商品のプレゼンストーリーの一部でも使えます。何より、情報を使って未来ストーリーを描くということ、その思考法への参考になりますよね。

    また、本質ではないところですが、2038年の冒頭

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    2020年03月22日
  • 日本人の給料はなぜこんなに安いのか ~生活の中にある「コスト」と「リターン」の経済学~

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    日本企業の経常利益は上昇しているが、メンバーシップ型雇用のため、給料を上げたら下げづらい。また、そのような雇用慣行ではリスクプレミアムが付与される余地がないため、給料を下げ止めている。
    ただ、グラフを見る限り平均勤続年数は各国でそんなに変わっていない。欧米では本当にそんなにすぐクビにされるんだろうか…。映画ではされてるけど。

    会社員は国民年金(16340円)と厚生年金(月給の18.5%。半分は会社負担)の両方に加入。自営業は国民年金だけ。厚生年金は2階部分のイメージ。平均的な寿命であれば払い損はしないよ。インデックス投資がよいらしい。そりゃそうだろうな。

    著者は引っ越しすきらしい。わかる。

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    2020年03月08日
  • 日本人の給料はなぜこんなに安いのか ~生活の中にある「コスト」と「リターン」の経済学~

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    田端さん著書の「これからの会社員の教科書」内の紹介から購入。
    マネーリテラシー0の初心者なので、このあたりは大変参考になりました。
    ・なぜ日本人の給料は安いのか
    ・老後2000万円問題とはなんだったのか
    ・増税の影響度
    ・出口を考えた買い方

    最後のまとめが無く、唐突に終わった感があるので星4つとさせていただきました。

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    2020年02月11日
  • 未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038

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    ★4.3(3.70) 2018年9月発行。2019年以降今後20年間について、様々な統計データを基にどのようなビジネスが考えられるかを予測。最近未来年表なるものが流行ったが、それよりはデータを使いより分り易く説明。今の若者に、起業家に多くのヒントを与えることだろう。今後アフリカで富裕層が増加し、2029年には中国が人口のピークを迎えその後急速に高齢化、2032年には既に中国の人口を上回ったインドが日本のGDPを超える等これまで想定もしてなかったことが起こる世界。多数の参考文献は結構参考になるのでは。

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    2018年12月24日
  • 営業と詐欺のあいだ

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    新書の割には、かなり出来がよかったと思う。
    営業のマニュアル本は世にあふれており、成績が優秀だった営業マンが過去の体験を書いているケースがほとんどだが、本書は、購買担当者が書いている点が他と一線を画しており、逆に説得力があった。
    WEBのマニュアル本のPR文がやたら長い理由もよくわかった。
    詐欺の実態の解説も面白かったし、営業の参考にもなった。

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    2021年08月08日
  • 牛丼一杯の儲けは9円 「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学

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    仕入れに関する知識が不足していると感じ、概要を掴むために読んでみた。
    正攻法からちょっと危ない方法まで紹介されてますが、利益率を高めるためには売上だけでなく仕入の方にきちんと目を向ける必要があることを再認識。今やっている仕事も、目先の売上の裏にどれだけの原価、経費がかかっているかきちんと計算したほうが良いですね。

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    2018年04月24日
  • 仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。 「計って」「数えて」「記録する」業務分析術

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    【所感】
    資料作成の極意なんて会社では教えてくれない、という人には極上の内容です。すぐ真似できる即効性のある先人の知恵が満載です。誰かの長年の研究とその成果をわずか1300円程度で一日二日で手に入れられてしまう、『本』としての本質を持っている秀逸な書籍です。
    【学び】
    ■資料作成のコツ:
    ・ストーリーチャートを作る
    ★5項目(目的、対象者、メッセージ、ストーリー、媒体)
    ★ラフイメージを書いて承認取ってから実作制に入る
    ★ストーリーチャート:
    現状説明→問題提起→具体的施策→効果予測(状況→意図→行動→成果)
    ■洗練された資料フォーマット
    ★Word:1枚縦36行、横40文字、タイトルは12p

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    2015年05月03日
  • 営業と詐欺のあいだ

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    「他者からお金を奪うこと、奪われることは、生きていくためにはどうしても必要」と著者は言う。
    重い言葉だ。

    人間関係は綺麗ごとだけでは終わらない。
    そのことを意識し愉しく「お金を奪われる」ことが可能になれば、もっと人生を謳歌することができるかもしれない。

    最近営業コンサルタントと呼ばれる人がもてはやされているが、かなり胡散臭く感じていたのですっきりした。

    でも、いつ自分がだまされてしまう可能性もあるので、常に客観的に自己を見つめなおす必要性を感じる。

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    2015年03月08日
  • 利益は「率」より「額」をとれ!

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    6つのパラドクスについて章分けで書かれている。
    その答えを簡単に一言で書く。

    第1章
    成長拡大しない企業は株主からすると魅力のない企業。それはROA→総資本利益率にが低下するから。
    第2章
    赤字事業をやめただけでは赤字は消えない。
    必要なことは、変動費の調達、購買費を下げることの中にヒントは詰まってる。
    第3章
    過剰生産と利益追求は両立出来ない。
    第4章
    利益率も利益額も低いのに何故総利益を最大化できるのか。そのキーとなるのはタイムスパン。
    第5章
    例え利益を圧迫している商品があってもセット販売することによって利益を上げられる。

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    2015年02月08日
  • 営業と詐欺のあいだ

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    「しかし、自分が販売している商品よりも、お客のことを知っているほうが、実は圧倒的に売れるものなのです。」

    お金を奪われる側ではなく、奪う側にまわることを説く本。
    ”奪う”には、相手を騙すことだけではなく、気持ちよい営業活動も含まれている。消費者は、良い奪われ方を目指すべきだ。

    売り込みは、時にぎりぎりの方法、話法になる場合もあるかもしれない。そして、お金を奪うことに重点を置くのであれば、相手を悪い意味で騙す方法を採用するのが簡単だ。ある商品が相手を幸せにすると確信している人の場合、善意の気持ちから相手を騙すことになる。

    この本からは、いかにそのような手口から自己を守り、いかに応用を利かせ

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    2014年10月03日
  • 営業と詐欺のあいだ

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    タイトルが最近考えていることとドンピシャだったため読み始めた。
    内容は期待通りの内容。考え方一つの違いだけで、いかに人から信頼をもらい動いてもらうか、
    という点においては表裏一体の存在。

    ・相手のことを信頼する決め手は「相手の人生を知っているかどうか」そのために
    aなぜ今の仕事に就いているのか、を使命感を絡めて説明(どんな子供だったか、どんなエピソードがあってどんな使命感が生まれ、それが今の仕事にどのようにつながっているか)
    b相手と実は近い関係であることを説明
    c誰もが知っている有名企業と仕事をしていることを説明


    ・価格の話になればセールスマンは勝っている。
    プロセス① 購入商品の決定

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    2014年06月14日
  • 野比家の借金~人生に失敗しないお金の考え方~

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    ドラえもんが住み着く野比家を題材に、マネー面から家、保険、結婚、仕事を考えるもの。

    原則論が数字付きで明快に解き明かされる。

    家について
    ○結論からいえば、家を購入することは、借金を背負って住宅価値の上昇・下落を天にまかせることです。

    ○住宅の購入は、結局のところ、不動産投資をするかどうかという話にすぎない。

    ○子供をもつなら家は買うな
    養育費1500万円に教育費1500万円を加えた3000万円が、子ども1人にかかるコストとなります。この3000万円という数字、何かと比較できますね。はい、以前に見た住宅のコストです。

    保険について
    ○そして、病院を受診した患者10万人あたりの入院患者

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    2014年01月11日
  • 野比家の借金~人生に失敗しないお金の考え方~

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    ドラえもんは長く愛されているだけあって子供から大人まで楽しめる。
    リスクをとって昭和の生活を続けるか経済的に合理的な生活をするか。

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    2013年05月21日
  • 会社の電気はいちいち消すな~コスト激減100の秘策~

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    端的にタイトルの真意――本の真意――を要約してしまえば,
    人件費等の固定費を削減するのではなく,
    アーキテクチャを使って人を動かし,
    固定費を効率よく使いましょうね――です。

    ちなみに,社会思想において,アーキテクチャとは,
    人間の行為を制約したりある方向へ誘導したりするような
    ウェブサイトやウェブコミュニティの構造、
    あるいは実際の社会の構造のことをいう
    (wikipediaより抜粋,一部改変)。
    本書ではアーキテクチャという用語は使っていない。

    100の秘策自体は,そう大したことはない。
    本書を読んで,面白いと感じた方は,
    社会思想してのアーキテクチャ,行動経済学,
    脳科学関係の本も

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    2013年05月02日
  • 野比家の借金~人生に失敗しないお金の考え方~

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    ドラえもんをベースに分かりやすい内容で、さらっと読むことができた。お金に関することはやはり冷静に考える必要があると改めて思わせる本だ。

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    2013年02月24日
  • 会社の電気はいちいち消すな~コスト激減100の秘策~

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    要は節約の本なのですが、次の3つの人間の特性は、節約に関係なく押さえておかないといけないことだと思いました。
    ・人は、愉しいこと、自分の利益になることしか
     進んでやろうとしない
    ・人は、ルールやシステムがないと、
     高い倫理観を持ち続けられない
    ・人は、強制的にやらされることしか達成できない

    節約の件については、固定費や変動費を、節約の視点から見直す方法が書かれており、参考になりました。

    とりあえず、うちの会社については、上の3つの特性を無視しがちであることと、節約が下手だということがよくわかりました(笑)。
    今回読んだ内容を踏まえ、うちの会社を少しずつ変えていけたらな、

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    2013年02月14日
  • レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ

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    お金持ちになる方法は収入をあげ支出を抑えることだ。ただレシートを集めることで最低20万円は貯まる効果がある。そしてこの方法が優れているのは簡潔であること、可視化により無意識に訴えることだ。

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    2013年02月04日
  • 野比家の借金~人生に失敗しないお金の考え方~

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    ネタバレ

    ドラえもんの野比家を題材にして持ち家、結婚、子供に必要なお金はどうするかという本です。
    著者の結論は借家、結婚すぐするべき、子供を持つならやっぱり借家というような結論。
    一理ありますが、借家は地方によっては微妙な感もします。
    東京みたいな土地の高いところだと同感ですけどね。(笑)
    うちの名古屋ですとちょっと微妙ですね。
    でも結婚観ははっきり言って同感! だって人生、夫婦二人も良いですが、家族が居た方が楽しいじゃないですか!子供は手間もかかり、お金もかかるけど、自分たちもそうしてもらってきたのだから、それをしてあげれないなんて、はっきり言って甲斐性無しですね。
    また結婚しないのは確かに理想が高い

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    2013年02月02日
  • 1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体 デフレ社会究極のサバイバル学

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     「赤字は素晴らしい」というスタンスで執筆にあたっている本。
     一章では主に家電業界の仕組みの説明であり、「赤字で販売することで「この店は安い」という印象を与えられる」「付帯サービス(マスコミが取り上げる、最初にドアをくぐる抵抗感を減少できる)を得られる」ことは本書を読むまでもなく知っていたが、商品を売る代わりに販売協賛金をメーカーから貰っていることや、商品を安く提供するということは最終的に労働者に負担がかかっている(働きに応じた給料をもらえない)という考えは初耳だった。

     二章では、赤字商売が進められた結果、中古のヘリを使ったクルージングなどの赤字で販売したとしてでも固定費を有効活用しよう

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    2013年02月01日