坂口孝則のレビュー一覧
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詐欺に騙されないために読む。すぐれた営業者は、買い手に商品を買ってもいいと思わせるテクニックを駆使して買わせてしまう。買い手は、あたかも自分が望んだかのような錯覚をして買い満足する。これを読んで、自分は詐欺に騙されないと思っていた自信が揺らぐ。
しかも、すべてのセールスマンが詐欺師になる可能性があるというのだから、油断がならない。だからといって、何も買わないというのでは楽しみがなくなる。要は、自分が本当に欲しい物を知ったうえで、少しぐらい騙されても仕方がないという余裕だ。東南アジアの屋台で物を買う要領だろう。常に現地の人より高く買わされているが、交渉の上で値切ったという喜びがあればいいというこ -
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勝間和代の『お金は銀行に預けるな』と同じくマネーリテラシーの基礎として必ず一回は読むべき本。
タイトルの通りドラえもんのエピソードを交えながら人生におけるお金の問題についてどうすべきかという結論をわかりやすく導き出している。
内容は良いのだが、ただ一つ欠点を挙げるとするならばイラストが一切ないことだ。
著者は気づいていなかったのだろうが、このタイトルで手に取る人は必ずドラえもんのイラスト付きのわかりやすい本であると考えるだろう。
多分、手に取ってみて、字ばかりじゃんと戻した人も多いはず。
小学生向けのドラえもん学習シリーズほどにしろとは言わないけれど、せめて計算式のところは図式化する -
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タイトルからして会計関係の本かと思ったら、実は仕入れに関する書籍であった。
当初の思惑とは違ったが、内容的には非常に興味の惹かれるものであった。
仕入れを有効に行い利益を最大化するために、著者は
1.できるだけ安く仕入れること
2.仕入れたものをうまく使うこと
という2つの大原則を挙げている。
ただこれは様々なケースでそれぞれの方法があり、下手をすると不正をして行なうケースもある。そういった事例を興味深く挙げている。
最後に著者のメッセージとして、仕入れの一つ一つの積み重ねが利益構造を変え、会社に貢献するということを強調していた。
私が所属している営業というのはこの仕入れとは直 -
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この手の題名の本は、本屋さんに行けば本当に多く置いてありますね。だいたい書いてあることは同じであったりするのですが、ただ『交渉術』とか『営業とはこうだ!』みたいなのではなく、さらに新書であるがゆえにわかりやすく解説されていたのでご紹介しちゃいます。
では、この本の裏に書いてある出版社のセールストークを引用します。
モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。彼らは、絶妙なタイミングで商品を薦め、必殺の決め台詞を持ち、いつの間にか絶大な信頼感を勝ち取り、さらには「あなたは特別な人だ」と自尊心をくすぐりながら相手を気持ちよくさせ、必要のないモノまで買わせてしまう。商品説明などしなくとも、 -
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[ 内容 ]
効率化したら会社が潰れる!?
カイゼンでは利益が上がらない。
アウトソーシングは利益を減少させる。
決算書を読みこなせても、儲けにはつながらない。
努力を求める節約は必ず失敗する。
[ 目次 ]
1章 「効率化すれば利益はあがる」のウソ(アウトソーシングでは、利益はあがらない 作業のカイゼン・効率化では、利益はあがらない 決算書知識は役に立たない 薄利多売には意味がある)
2章 なぜ節約・コスト削減が必要なのか?(これからの時代は売上が伸びない 「前年同期比○○%アップ」「前年同期比○○%削減」という幻想 節約・コスト削減とはエコロジーである 節約・コスト削減と企業の社会的責任 -
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売る人は、利益を消費者でなく、どこに見出すのか、世の中変わって、多様性の時代です。
お客さんでなく、メーカーに回ってきたので、そのしわ寄せが労働者の賃金が下がる。回りまわってデフレになっている。
自費出版に代表される、自己表現したい人からお金を取るビジネス。などなど。
ただ、激安オクの紹介があったが、あれは胡散くさい・・・と思っていたら、現在では、すでにサービス終了。やっぱり・・・
それにしても、何の為に働くのか?
宗教的背景、資本主義の歴史、働かされている感・・・と話がどんどん発散していくあたり、面白かったんだが、本書のタイトルからは想定外の展開で、もうちょっと別の本で、きっちり読ま -
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『レシートを捨てるバカ』というタイトルだったら買ってなかっただろう。『ポイントを貯めるアホ』と付いてたから、何かなと思い手に取ってしまった。タイトルをつけた編集者の作戦勝ちと言ったところか。
だだ、内容については「レシートを捨てるバカ」が全てで「ポイントを貯めるアホ」はオマケ程度だ。
内容は、本書の中で著者も言っているが岡田斗司夫のレコーディングダイエットを家庭の支出に当てはめたものだ。
レコーディングダイエットは減らしたいもの、つまり食べるものを記録することで食べる量を減らすのだが、本書はレシートを取っておくことで、支出を減らすということだ。
太る原因は「自分が何を食べたか知らない」こ