あらすじ
20世紀末からの20年、ビジネスの覇者は製造業からITへと移った。これから20年はさらなる変化を迎える。そのときビジネスパーソンに求められるのは、イノベーション(技術革新)を起こす力ではない。むしろ既存の技術を応用し、新たな業界へ攻める力と、未来への戦略を立てるための業界横断的な情報収集力、そして先見の明だ。本書は、広範なデータに基づき、〈コンビニ〉〈エネルギー〉〈インフラ〉〈宇宙〉〈アフリカ〉など注目の20業界の未来を予測。変化の特徴、業界の現状、今後稼げる商品を具体的に提案する。20年分のビジネスアイデアを網羅した、時代の本質を見極める一冊。
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Posted by ブクログ
今後20年間を予想と書いてあるけれど、あまり具体的な年がどうこうは気にせずにさまざまな業界の今後の様子がわかりやすい文章で書いてあって、ビジネスに役立つというよりは読み物として面白かった。
Posted by ブクログ
「未来の稼ぎ方」はコンサルタントである著者が20の業界の今後について2019年~2038年といった形で、データからいえることや、これから売れそうな商品、ビジネスチャンスを網羅した本になります。
読んでおりますとそういう点にも目をつけるのかという印象もありました。
Posted by ブクログ
2019-2038にどういうことが起こるのか、どのようなビジネスが活況になるのかを、大量のデータ・資料を元にして、作者曰く「自分語り」した書籍。
未来予想は多くの場合は外れるもので、本書もこの通りにはならないでしょうが、インスピレーションとして、とても参考になります。
少なくとも、誰しもが想像する未来として、「そんなこともあるかもしれないなあ」と思える内容なので、ビジネスシーンで、お客さんと話すこともできるし、新商品のプレゼンストーリーの一部でも使えます。何より、情報を使って未来ストーリーを描くということ、その思考法への参考になりますよね。
また、本質ではないところですが、2038年の冒頭にあった言葉が印象的でした。
「激変する数%を考えるよりも、そこそこ変化する残り90%強を考えたほうがいい」
確かに、しっかり浸透していくことと、浸透していかないことがあり、新しいことに囚われるのではなく、地に足をつけた90%に目を向けるのも大事だと感じました。
Posted by ブクログ
★4.3(3.70) 2018年9月発行。2019年以降今後20年間について、様々な統計データを基にどのようなビジネスが考えられるかを予測。最近未来年表なるものが流行ったが、それよりはデータを使いより分り易く説明。今の若者に、起業家に多くのヒントを与えることだろう。今後アフリカで富裕層が増加し、2029年には中国が人口のピークを迎えその後急速に高齢化、2032年には既に中国の人口を上回ったインドが日本のGDPを超える等これまで想定もしてなかったことが起こる世界。多数の参考文献は結構参考になるのでは。
Posted by ブクログ
一言で感想を言えば「カジュアルなFACTFULNESS」と評したい内容。2038年まで今後起こりうる事象を数値データをもとに様々なテーマごとに掘り下げられています。
個人的に著者が自分と同様に、日本のアンダーグラウンド音楽やメタルなどを好まれ、音楽ビジネスの変化を語られている章は興味深い。ただしストリーミングビジネスは音楽アーティストにとって決して有益と言えない。コロナ渦において徐々に拡大している、ライブストリーミング市場がもっと認知されてくると良い。
Posted by ブクログ
著者が2019年から2038年までの20年間について象徴的な業界を取り上げ、それぞれなにか起きるか予想しうるものを具体的に書いています。そしてタイトルのとおり、その出来事においてどのようなビジネスチャンスがあるのかにも触れられています。あくまでも予想なので、本当に起こりうることかはわかりませんが、人口の推移や空き家問題の話などは興味深く、できるだけ誰もがアクセスできるものとしている統計・データをもとに書いているのでこの本を期に参考文献にあたるのも良いと思いました。
Posted by ブクログ
著者のこれまでの作品とだいぶ毛色の異なる一冊。わりと軽妙な内容が目立つ印象でしたが本作では様々な業界についての知見を惜しげもなく使い切り、今後20年間で起きるであろう事象について語られている。