荻原規子のレビュー一覧
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シリーズ5作目。
フィリエル、ルーン、アデイル、レアンドラ、ユーシス…みんなそれぞれ大活躍。
グラールの建国の秘密も明かされる。
最後はまさかの3人で女王になる?!という終わり方で、ヘルメス党も異端として迫害されなそうな感じになって、なんとなく明るい方向に向かっていて嬉しい。
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最初は物語が見えない、というか登場人物に追いつけなくてなかなか進まなかったんだけど、ユカラが1人の女の子がどんどん出てきてから読むのが楽しくなってきた。美綾がすげーわがままっこに思えるのだが、それを受け止める黒田?モノクロ?が好きだ。
2023.4.2
55Posted by ブクログ -
話の初めから物語に引き込まれ、読むほどに続きが気になり、、、あっという間の読破。見事に荻原沼にハマりました笑 話のテンポも良く、登場人物の気持ちを会話以外の行動など、合間にある一文で流れるように表現していて、情景が浮かびやすく、絶えず想像の映像が頭の中で流れた。素晴らしい作家に巡り会えて嬉しい!
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シリーズ4作目。
不思議な現象や人や動物が登場し、今までとは少し違う印象がしたというか、隠されてきたことに踏み込んでいく印象を受けた巻だった。
ユニコーンの色彩描写の鮮やかなことといったら。白や薄紫じゃ無いんだ!とちょっと衝撃。
今回もフィリエルにはハラハラさせられた。自分としてはハイラグリオンでお...続きを読むPosted by ブクログ -
深行視点の短編数話と真響視点の中編1話。
泉水子視点の本編ではわりと嫌な奴に思った深行でしたが、彼にも言い分はあるし苦労したのだなと思えました。
真響視点の話は祖父がようやく三つ子の存在をわかってくれたようで、続きが読みたくなりました。
高柳はお笑い役として秀逸。犬になってから、ど...続きを読む -
戦国をテーマに仮装したり出し物をしたりと、読んでいるだけでワクワクするような展開でした。
違う層へ行った泉水子を連れ戻すために行動する深行も、これまでのような歯切れの悪さは見られず初めて応援したくなりました。
次巻が楽しみです。 -
シリーズ2作目。
フィリエルがトーラス女子修道院付属学校へ編入し過ごす日々。そこへまさかのマリエとルーンも送り込まれてきて…
女の子たちの腹の探り合いと表には出さない思惑とが渦巻くトーラスで、フィリエルが色々なことに巻き込まれ命さえも狙われるが、最後にはアデイルとユーシスに救われる。
アデイルの姉レ...続きを読むPosted by ブクログ -
多分初めて読む作家さん。
普通の田舎の女の子だと思っていた主人公が、実は王家の血を引いていた、というわくわくする物語の始まり。
お城や舞踏会や景色の描写も豊かで、ファンタジーらしい。女の子のトキメキが詰まった様なストーリーだと思う。
まだまだ始まったばかりで、これからどうなるか想像もつかないけれど...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が気づいていない超能力をもし持っていたとしたら…
登場人物もハイクラスな感じだからなのかちょっと普通とは変わってたり、ストーリー自体もいつのまにか展開が変わってたりして面白かった
後継に関わってくる(神社)の家柄に生まれるって、その人にとっては当たり前の人生だけど、ま、すごいよねPosted by ブクログ -
読みやすくていいですね。
しかも和歌。
目をあちこち移動させる必要がない。
昔、瀬戸内寂聴さんの講演会で「私の源氏物語は、歌を読みやすくしました」と仰っていたのを思い出しました。
歌って、現代語訳するときに難しいものなんですね。Posted by ブクログ -
読みやすい。
現代の言葉!
しかも、原文と違ってダラダラ(ゴメンナサイ!)していない。
さらに、スパンと玉鬘系の本を切り落としているのがわかりやすい。
私もあれは短編として読むと面白いけど、本筋の中に入れ込むとややこしくなると常々考えていたのです!
この辺り、歴代の源氏物語現代語訳者の方たちにどう思...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が読みたいものを自分で書く
という、後書きの言葉(csルイスの言葉に影響を受けての発言)に、なるほどと思った。
私は、日本神話に着想を得た話が好きで、小説や漫画をいくつか読んでいますが、中でも空色勾玉はおもしろかっPosted by ブクログ -
真響が抱えているどこかこうもやもやとした気持ちがとても思春期らしいというかなんというか…
でもそんな時期に婿候補の話が出てくるのは立場故といえど、どこか達観している真響といえど、酷だなと。
泉水子と深行のその後を少し知ることができたのも楽しめました。Posted by ブクログ -
3回目ぐらいに読むけれど、面白い。一冊が短いから読みやすさがある。主人公がこれからどんな風に独り立ちをしていくのか、成長していくのか、深行との関係性の変化にもワクワクする。Posted by ブクログ
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荻原規子さんの本は大好きだ。
今回は2回目か3回目。
十代前半の頼朝のもとに、風神秘抄で登場した草十郞と糸世がやってくる。
1回目なら★5だが、時間をおいても読み始めたら展開を思い出してしまった。新鮮さが足りなかったため個人的記録として★4にしておく。
荻原規子さんの世界なら間違いないと言えど...続きを読むPosted by ブクログ -
日本神話や古事記をベースにしたファンタジー。不老不死の輝(かぐ)と、死んで生まれ変わる闇(くら)の一族の対立を描く。
闇の巫女である狭也(さや)と、輝の大御神の3番目の子どもである稚羽矢(ちはや)は、互いの運命に翻弄されながら文明と自然社会の調和に向かう。Posted by ブクログ