輝の大御神の双子の御子と闇の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也。輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、〈大蛇の剣〉の主、稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く……。神々が地上を歩いていた古代の日本〈豊葦原〉を舞台に絢爛豪華に織り上げられた、日本のファンタジー最大の話題作!
Posted by ブクログ 2021年12月01日
めっちゃめっちゃ面白かった。ファンタジーは世界観と独自の設定を理解しないと読み込めないので読み進めにくいかと思ったけど、すっと入り込んで夢中になって読んでしまった。文体も読みやすくワクワクする物語と魅力的なキャラクターでもっと続きを読みたい!って思ったら三部作だったのでまだまだこの作品を楽しめそうで...続きを読む
中学生の頃この本が好きで、電子版で見かけ、久々に読み返しました。ヒロインと彼とのやり取りに、当時ドキドキしながら読んだことを思いだし、大人になってからも、大好きな作家さんです。日本神話にちなんだファンタジーは少なく、そういった意味でも、貴重な本だと思います。
日本神話と聞いて漢字読みにくいかもと思いましたが、面白くて一気読みでした。戦いで酷い描写もありますが、読後爽やかでした。ヒロインも一生懸命でいいのですが、成長したヒーローがすごくいいかもです。