荻原規子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前回と雰囲気が変わって、呪詛だとか、陰陽師だとかがでてくる学園ものに。
二巻目で主人公の泉水子が好きになってきました。
1巻目のときは、苦手なことも多いしうじうじしてたけれど、内気な自分を変えようと自分なりに頑張ったり、卑屈なところがなかったり、深行とのやきもきする関係もかわいい。
引っ込み思案なキャラクター性にはあまりに大きすぎるものを背負ってるように思うんですが、今後姫神関係も含めてどう決着をつけるのか、気になるところ。
今回は伝統的な芸能の話など、和風な感じと学園ものにありがちな生徒会のあれこれとで、新鮮な感じで読めました。
さくさく読めるけれど、ラノベみたいな軽さとも違うしっかり -
-
Posted by ブクログ
■宗田真響、一族の運命全てを負う少女。RDG最終巻、その後のストーリー!
正月明け、学生寮に戻った宗田真響はルームメイトの鈴原泉水子の変化に気がつく。「相楽と休み中に何かあったのだ」祝福すべきなのに、なぜか喜べない真響。泉水子の相手が深行と確定されれば、泉水子を中心とする「チーム姫神」の中で、忍者の家系宗田家と陰陽師の家系高柳家とのバランスが変わってくる。そんなある日、横浜のスケートリンクで合宿が行われることになるが、これは宗田家がスポンサードとなりチーム姫神、及び真響が隠れ蓑に婿候補と報告した深行を見定めるために仕組まれたものだった。大殿である祖父が本気で彼女の婿取りに乗り出したと聞いて、 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレこれは、わたしの物語。
失恋にショックを受けていたひろみが目覚めると、そこはアラビアンナイトの世界だった。魔神族になっていたひろみは、ジャニと名乗り、青年ハールーンと旅を始める。冒険の末にひろみが見つけた物語の結末は。
何年も前に一度読んだけれど、細かいところは忘れていた。修行中の僧侶ラシードの成長に目を見張る。奴隷娘ミリアムの心の移り変わりがいかにも荻原規子らしく感じた。オチはどう読んでいいのか、正直納得のいかないところもある。急に著者が顔を出したようなメタ展開かと思った。
自分の中に豊かな王国があるのなら、外の世界を生きるのにも、それは助けとなるだろう。『内』の冒険はきっと『外』での -
-
Posted by ブクログ
紫の結びではメインの女性にフォーカスして時系列にまとめて描かれていましたが、こちらはそれですっ飛ばしたスピンオフ的な中の品の女性の話がまとめてあります。相変わらず非常に良く推敲されていて、無駄な肉をきりつめるだけきりつめた感じ。非常にシンプルでかつわかりやすい。ただ、源氏物語に慣れているからわかりやすいと感じるのかもしれない。よくある現代語にありがちな主語がしつこく補われていたりせず、雰囲気を壊す説明的な文がないのでスピード感あって良い。
上巻、空蝉、夕顔、末摘花、玉鬘。やはり末摘花は面白いですねぇ。特に源氏のリアクションが面白くて笑えます。玉鬘が六条邸に移って、男性たちの求婚が激化してくる頃