荻原規子のレビュー一覧
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第一章 将門 第二章 ユカラ
第三章 黒田 第四章 モノクロ
小犬の姿の八百万の神<モノクロ>と大学生の美綾。彼らのこれからは???と思っていたら、平将門の時代へ!!!
身体があってはできないことがたくさん出来て面白かった。
ユカラって?と思っていたらそういうことね。Posted by ブクログ -
拾った犬は神様だった⁉︎
少女の自立、人間になりたい神様との認識のズレ、事故死した旧友の幽霊騒動。様々な要素が絡み合うため、結局平板になってしまった印象もある。
でもそれぞれが補完し合い物語が進む様は面白かった。Posted by ブクログ -
荻原規子の作家としての源流を辿る書評集であると同時にファンタジー文学に関する案内書になっている。未読の興味深い作家や作品が見い出せる。Posted by ブクログ
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″RDG″シリーズに通底する、学友との交流を満喫しながらも学園生活に潜む「異物」に触発される主人公たちの言動を見守る。「王国のかぎ」で魔神となって波瀾万丈の活躍をした経験を秘めていることと思うと、一見引っ込み思案な上田ひろみの胸の内を想像するとなかなか興味深いものがある。Posted by ブクログ
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文化祭準備。 なんというもどかしさ。 一時が万事もどかしい。 「物語はいよいよ佳境へ」 って書いてあったけど、あまりそういう手応えはなかったなぁ。 いやまぁ好きなんですけど。 絵の素敵な漫画家さんが漫画にしてくれたら絶対読む。深行の表情なんかを目で見てみたいPosted by ブクログ
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ほのめかしというか、1巻の段階ではわからないことばかりで、読んでいても「??」な部分が多い。けどやっぱり荻原さんの作品好きです。Posted by ブクログ
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ファンタジーや神話民話に登場する有名無名の動物たちを、章段ごとに作者の思い出を絡めながら語る一冊。
私は未だに、自分が幼少〜中高生時代にファンタジー含む日本・世界名作にあんまり触れてこなかった(専ら漫画と星新一)のがちょっとコンプレックスなのだが、
それでも「本に登場する動物」という存在には心ときめ...続きを読むPosted by ブクログ -
目次
・影絵芝居 相楽深行・中三の初夏
・九月の転校生 相楽深行・中三の秋
・相楽くんは忙しい 相楽深行・高一の秋
・氷の靴 ガラスの靴 宗田真響・高一の冬
最初で最後の短編集は、楽しかったです。
深行(みゆき)は割と最初から泉水子のこと気にしてたんじゃん。
ただ、女の子に拒否られたことがないから...続きを読むPosted by ブクログ -
深行と真響にまつわる、本編の裏側の短編。
主人公とは別の視点で彼女が眩しく思う人達も、やっぱり眩しく思っていたという、思春期あるある。
脇役もストーリーをもっていて、それだけで話が成立する物語は、やっぱり間違いなく面白い!!
作者あとがきでそこまで意識していた云々で、脱帽!
個人的には真響をもっと掘...続きを読むPosted by ブクログ -
導入部分では入り込めず、読むのをやめようかと思った程だったけれど、読み進めるうちに抜け出せなくなった。
深行が出てきてからは徐々にテンポが良くなり、途中からはあっという間だった。
2巻以降が楽しみ。Posted by ブクログ -
源氏物語の全訳っぽいけど、紫の上に焦点を絞って割愛している巻もあり、物語を追いやすくなってる。文も短文になってるから、そっけなさもあるけれど読みやすい。私なんか的な明石の君のこじらせも、思い切りたいのに思い切れない六条御息所の恋する乙女感も、それぞれに全然違うキャラでありつつ現代にもあるあるなキャラ...続きを読むPosted by ブクログ
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夏休みも終わり、学校祭の準備も佳境を迎える。
このペースでは、学校祭をピークとしてこのシリーズは終わるのか?
なかなかゆっくりな展開だけれど、泉水子の成長は著しい。
自分の言いたいことを、ちゃんと人に対して言えるようになってきたし、怖いからといって逃げてばかりではなく、怖くても真実から目を逸らさな...続きを読むPosted by ブクログ -
神さまのすることは凡人にはよくわかりません。
しかし彼の意見には考えさせるものがあります。
モノトーン男子の方が馴染める気がします。
誘拐されたワンコが無事に戻ってホッとしました。
第三曲は??Posted by ブクログ -
中学校を卒業して、東京の高校に進学することになった泉水子(いずみこ)。
中学校の修学旅行で東京に来た時は、人の多さ、空気の悪さ、そして得体のしれない者に追われて具合が悪くなってしまった泉水子だけれど、東京と言っても八王子はまだ自然も残っていて、身体的には適応可。
問題はほとんど知っている人がいない...続きを読むPosted by ブクログ -
今年の目標は「児童文学を読む」なので、
大好きな荻原規子さんの児童文学についてのエッセイを。
わたしは荻原規子さんの「勾玉シリーズ」で人生が変わったと思っている。
いまでも覚えている、
小学生の頃、自分の机に向かって夢中で読んだ。
我慢できなくて机にかじりついて読んだ。
子供の頃に出会えて本当に...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに荻原規子さんの作品を読んだ。
勾玉シリーズほどのファンタジー感は無いけど、
この作品は穏やかで芯があって面白かった。
鎌倉時代が好きなので
登場人物の逸話を思い出して
それも楽しかった。Posted by ブクログ