荻原規子のレビュー一覧

  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

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    荻原さんの学園モノというとこで、わりとノリノリで読めました。
    そしてやはり、力のある女の子×秀才の男の子の組み合わせですね。

    山伏、陰陽師、忍者。それに神霊。
    もりっとうまくまとまっていて、これからもお話が作れそうな終わり方でした。
    ただ、主人公がすでにキリッと性格が固まって成長しまったので
    これからの成長話は難しいかもです。

    6巻ありますが、さっくりとファンタジーにはまれて楽しい話でした。

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    2018年01月14日
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

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    これから始まる、ところでラスト。キュンとします。
    スピンオフも出たし、続きを読みたい終わり方でした。

    読み始めた時は6巻は長いなぁと思いましたが、
    どんどん読み進められました。
    キャラクター達が魅力的なので、
    なんてこと無い会話でも読んでいて楽しかった。

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    2018年01月12日
  • 源氏物語 宇治の結び 上

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    源氏物語の最後の方、「宇治十帖」と呼ばれる若い世代の話を、荻原規子が編み直して現代語訳したもの。

    陰鬱というか、うじうじというか、ややこしいというか、そういう話で有名なあたり。
    ああでもない、こうでもないと右往左往する恋愛心理は、当時の時代相を映してもいるのでしょう。
    ある意味では、意外と近代的でもありますね。

    光源氏は、波乱の人生を表向きは栄華のうちに終えました。
    薫の君(憧れをこめた通称)はその末っ子です。
    じつは最後にめとった女三の宮(天皇の三女という意味の通称)が、柏木と不義の関係になってしまい、生まれたのが薫。
    薫は薄々そのことに気づいて、誰にも言えない暗い秘密を抱え、まだ若く恵

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    2018年01月12日
  • 樹上のゆりかご

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    わたしの通っていた高校は男女比3:2、進学校、自由な校風、イベント重視、と共通点が多く懐かしい気持ちになれました。そこに上手く馴染めなかった自分とひろみを重ねてみたり…… 「これは王国のかぎ」は確かに忘れられない初恋になる。

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    2018年01月06日
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日

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    シリーズ5巻。ついにグワーンと動きが!泉水子ちゃんと深行の関係に進展が!深行、オトコになってきましたな。泉水子ちゃんも本当に目覚めた感じ。宗田姉弟がインパクト強すぎだから余計にイラッとするくらい箱入り娘さんだった印象かあったけど(笑)。世界遺産級の力と深行に対しての気持ちとか、色々、真っ直ぐ考える事が出来るようになったみたい。やっと盛り上がって、次巻が最終巻なんて、どうなっちゃうのか楽しみです。

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    2017年12月27日
  • 源氏物語 宇治の結び 下

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    浮舟は強い。

    あさきゆめみしでは、断然薫くんのほうがいいのになんで匂宮に心を奪われるのかと思っていましたが…。
    薫くんの愛情表現のなさには…確かに匂宮のストレートさがすごく嬉しいと思うんだろうなぁ。

    でもまともに考えれば薫くんの愛情深さはピカいちだろうし、末長く愛してくれそうではあるという…この…揺れる感じがよくわかりました。
    そして、そのわずらわしさも。

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    2017年12月03日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    学園生活が始まりどんどん新しいキャラたちが登場。
    「生徒会」は以前の学園物(『樹上のゆりかご』)でも主人公たちが集まるスポットになっていたので、荻原さん「生徒会」好きだなぁ、と、まず思ってしまった(笑)。
    でもこれまで読んだ作品と違うのは、深行の存在かな。
    真夏くん(天然、天真爛漫)タイプが成長していってヒーローになるポジションだったけど、RDGでは良い味出してる三枚目にいるのが読んでいて楽しい。
    なので深行がこの先どう変わっていくのか、泉水子との関係はどうなっていくのか楽しみ。

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    2017年11月21日
  • 樹上のゆりかご

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    「これは王国のかぎ」を読んだあとすぐ読みました。主人公が同じだし、違う話だよーと書いてあっても、それなりに同じ空気感かなーと思ったら、全然違ってた。

    なんか、毎回本当上手く表現できないんですが、この人の感情表現の視点が独特で、面白いです。うーん、本人の感情なのに、客観的?とうか、視線が自分自身じゃなくて、むしろ人工物でもない、空から来る?みたいな?

    ……すみません。
    よくわからないですね。

    うん。取りあえず、すごい高校の話でした。

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    2017年11月12日
  • 西の善き魔女 全8冊合本版

    ネタバレ 購入済み

    おもしろい、と、思う

    恋とは、権力争い、とは、そして知恵を持つ人間が人間の都合で動物を絶滅させるのを防ぐための手法の一つが壮大に描かれています。
    けれど、行き着くところはハッピーエンドの恋愛物語で、ほっこりとした物語です。
    また、ある意味、現実の女性の世界観を知ったような気分になりました (^〜^;;
    逆にいうと男性の本質を見事に描いているような…

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    2017年11月08日
  • これは王国のかぎ

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    面白かったです。
    何より、主人公が主人公でないってのが凄い!そして、感情描写がなんか好き。なんだろう、上手い表現の語彙が思いつかなくて、悔しんですが。

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    2017年11月05日
  • エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ

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    エチュード春一番のシリーズ2作目。
    女子大生が一人暮らす家に、小犬の姿で神様が現れ‥?

    美綾は「モノクロ」と名付けたパピヨンと一緒に、祖母の家に帰省します。
    実は八百万の神の一神だというモノクロだが、ふだんは可愛らしい白黒の小犬の姿。
    従弟の家庭教師をしている神官の娘・弓月は、きりっとした女性。
    美綾たちに、夜の神社を案内するから見に来るように誘います。
    そこで美綾たちが見たものは?

    神社は、神気がある所に人間が勝手に建てたもの、とはモノクロの弁。人間とは桁違いの感覚で物事を捉えている神は、人間のことなどあまり気にしていないのだそう‥?
    神にも色々なタイプがいるってことらしいですが(笑)

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    2017年11月07日
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日

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    シリーズ5巻も面白かったです。遂に始まった学園祭がこんなことになるなんて。覚醒した泉水子の力に圧倒されます。普通になりたい、と願っていたのに、全然普通じゃないよ…世界遺産だよ…。泉水子と深行の仲が深まって、それはよかったです。深行の台詞にキュンとしました。犬の高柳には笑いました。可愛い…もう、高柳はずっと犬でいいです。次の巻が最終巻だということですが、ここで大きく進んだ物語がどういう終わりを迎えるのか楽しみです。

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    2017年10月29日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    正真正銘の箱入り娘だった和泉子が
    高校の寮生活を始める。
    世間というものをいろいろと知るように
    なっていくのだけど、
    それには普通でない世間もふくまれていた!
    宗田兄弟との関わりはナイスですね。
    古から続く古代宗教との関わりも面白い。
    少女の成長物語はまさしくファンタジー♪

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    2017年10月20日
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    夏休みは初めて故郷とは違う場所で
    過ごすことになった和泉子。
    そこ戸隠では、宗田兄弟の関わる
    信仰に息づく人々との出会いがあったが、他に・・・。
    真澄の秘密が明かされるのだけど、
    姫神様強しっ!
    初登場の紫子さんも強し!
    他にも・・・女性陣の強さを実感!!
    和泉子もだんだんと強くなってきますなぁ。

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    2017年10月20日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    不思議てんこ盛り♪
    宗田兄弟、高柳、八王子城跡の過去、
    そして姫神。ひいては和泉子自身の不思議。
    驚きの連続の展開でしたが、
    中でも姫神が語る自身の過去は壮絶。
    ならば和泉子の未来は・・・。
    1巻の姿からは想像できないほど
    自己主張できるようになった和泉子の
    成長ぶりが良いね。

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    2017年10月20日
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

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    少年少女の成長が瑞々しく、ぐいぐい読めた。
    恋と断定する前のやわらかな心の振動を描くのが上手い作家さんだけに、進展の遅ささえ楽しむことができる。
    アニメ版だとかなり詰め込み過ぎでよく分からなかった部分にも合点がいって、ようやくスッキリ。
    ただ、「二人の奮闘ははじまったばかり」エンドだったので、続きが気になる。
    でも、たぶん一番面白いのは心を通わすまでの過程だという気もしているので、続編があってほしいような、なくて良いような、複雑な気分だ。

    主人公のとりまく環境の変化は、「西の善き魔女」と似通ったものを感じた。
    自覚ないままに、特別な出自を持つ主人公が運命に翻弄され、望まぬ闘争に巻き込まれてゆ

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    2018年06月09日
  • 源氏物語 宇治の結び 下

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    根本的な考え方が違っているのだから仕方が無いとはいえ、とにかく全員、女々しい。ナヨナヨ、ジメジメしてる。
    なぜそんなにもウジウジとしているのかと、読み進めるのがしんどくなる。
    まあ、そういう社会であり、そういう世界だということなんだけど。
    良くも悪くも、これぞ湿度が高い日本文化なのだなあ。

    あとがきの著者による解説が良かった。
    どうしてこんなに読むのがしんどかったのかが理解できた。

    源氏物語としては、とても読みやすい。まず手始めとしては、おすすめ。

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    2017年09月23日
  • 源氏物語 宇治の結び 下

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    宇治十帖、実はちゃんと読んだの初めてかも…かも。
    正直、源氏の君も頭の中将もどっちもどっちやなぁと思ってるのですが、こっちを読んでも薫も匂宮もどっちもどっちやなぁと。
    あえて選ぶなら、夕霧だな。うん。夕霧&雲居の雁がいちばん好ましいカップルだ。
    女性なら、朧月夜だな。物語的には葵の上が好きなんだけど。

    で、宇治十帖。
    んーまぁ現代の良識で読んでも意味ないしそういう話ではないけど、もうまどろっこしいわ!ってなりますな。
    はっきりしないくせにプライドの高い薫と、結局自分のことしか考えてないナルシスト匂宮。
    人の噂より自分で確かめろ、世間の評判や周囲の目を気にし過ぎ、ってもだもだ具合にあーってなる

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    2017年08月19日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    高スペックだけど満たされない源氏の君の晩年。柏木が思い詰めて死んでしまうくだりが何とも切なかった。紫の上を亡くした源氏の君が1年ずっとひたすらに悲しむ様子があまりにも生々しくて、こちらまで悲しくなった。続く孫世代の話も後で読もう。しかし、イケメン(薫)の特徴に「いい匂いがする」を持ってくる紫式部の研ぎ澄まされたフェチズム…

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    2017年08月18日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    主に源氏の君の子供(冷泉帝・夕霧・明石の姫)に関わる源氏の君の話。 ひたすら源氏の君賛美の内容にうーんとなったんだけど、当時はこれがウケたのだろう。身分が高くて高スペックでイケメンで何でもできてモテモテでも、妻との会話で他所の女の人の器量をあれこれ言うような人は御免だなあ。 内容は相変わらずとても分かりやすかった。身分(昇進するたびに呼び名が変わる)で呼ばれるときも括弧書きで名前を書いてくれるのがとても助かった。

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    2017年08月18日