荻原規子のレビュー一覧

  • 白鳥異伝[下]
    大碓皇子に代わってまほろばの皇子となった小碓皇子こと小倶那は、「大蛇の剣」の力を手にしたことで、国中を駆けめぐって戦いつづける運命に巻き込まれることになります。そんな彼を止めるため、遠子は嬰の勾玉の主である菅流(すがる)という男とともに、小倶那のゆくえを追いつづけます。

    やがて遠子と小倶那は再会し...続きを読む
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴
    また泉水子たちに会えたのが嬉しい。特に最後の中編は彼女・彼らたちの覚悟が感じられる素敵なお話でした。
  • 空色勾玉
    この本か発売された頃、本友達から勧められ多この本。
    読んだはずなのにストーリーは覚えがなく。それでも荻原さんの本は好きになっていていくつかは大人になってから読んでいました。
    今回最後までよんでこんな話だったのか!と。覚えてないのは、あの頃は面白いと思えなかったのかもね。
    闇と
  • 空色勾玉
    輝(かぐ)の大御神と闇(くら)の大御神が争いを繰り広げる「豊葦原」を舞台に、狭也(さや)という少女がたどった数奇な運命をえがく和風ファンタジー小説です。

    輝の大御神を祀る羽柴で育った15歳の少女の狭也は、闇の大御神を祀る一族の鳥彦(とりひこ)という少年たちから、自分が闇の一族の生まれであることを教...続きを読む
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴
    真澄とおじいちゃんが再会できたのには泣いてしまった…本当に良かった

    シリーズ最終巻を読んでから時間が経ってしまったので
    だいぶ忘れてるところも多かったけど
    自分もまた彼らに再会できて良かった
    そうか、真響は早川先輩に…?ふふ

    高柳は相変わらずお呆けちゃんでかわいかった
    頑張って修行してね

    深行...続きを読む
  • 西の善き魔女8 真昼の星迷走
    面白かったなー。
    まだまだこの世界の物語を見ていたかった。
    このあと、研究者たちはどう生きていくんだろう。
    もっと高度な科学技術があると知ってしまった
    ルーンはそれでも研究を続けていくのかな。
    しかし、
    今後は科学を隠蔽することなく
    研究者たちを自由にしたところで
    女王家が真実を明かさないまま、
    ...続きを読む
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴
    いつもと目線が違うと、このときあの人はこんなこと考えてたのかーと本編と合わせて読みたくなります!シリーズ読みきっちゃってさみしい~
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで
    ファンタジー作家の頭の中をのぞく。
    ファンタジー作家を目指して公募をはじめたばかりの私にとって、響く言葉がたくさんあった。
    「本を読むことの効用は、中略 得た経験(否定的な経験を含めて)を自分の中に位置づけるとき、統合に必要な知識になるのだ」
    とても納得。
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで
    いろいろ思うことはあれど、読んでいて、トールキンやル・グウィンのファンタジー論を思い出していた。
    共感することが多い読書でした。
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた
    結構内容が複雑だったけど面白かった。早く続きが読みたい。宗田兄弟の抱えている事情は、特殊で難しいことだと思った。
  • 源氏物語 つる花の結び 上
    やっぱり源氏の君が登場すると
    がぜん話がおもしろくなる。
    さすがの存在感。

    二人の姫君(末摘花と玉鬘)が対照的でおもしろかった。

    下巻も楽しみ。
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧
    前作はRDG(ガール)のお披露目としての序章であり、本作でいよいよRDG(ジェネレーション、神霊と接することのできる絶滅危惧世代)の物語の始まり始まり。
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い
    あれ?物語、全然はじまらないな?
    と8割読むまでずっと思っていて。
    でも、残りの2割で完全に持っていかれた。
    正直、ここからの展開次第だなっていう終わり方。
    泉水子の物語はここからはじまるんだ。
    ずるい、ずるすぎる、ぜったいに続きを読みます。
  • 空色勾玉
    日本神話ファンタジーの世界を堪能!という感じ。
    村娘の生活からは考えられない程、とても壮大な物語へ。
    とっても容姿端麗な月代王の目に止まって宮に上がるという展開、夢があって、最初の掴みとしてとっても良いのではないでしょうか笑
    ロマンスがあるのは読んでいていて楽しい。
    狭也が感情的(直進的?)で、巫女...続きを読む
  • 樹上のゆりかご
    「これは王国のかぎ」の続編と聞いて読んだ。今回はジンとしての冒険を半ば忘れて現実世界のお話、寂しい思いもあれど現実に根をはってたくましく頑張ってるひろみの姿が嬉しくもある。超青春!みずみずしさがあふれてる。
    大学が同じように男:女=8:2くらいだったので「名前のない顔のないもの」の存在、非常によく分...続きを読む
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴
     6巻で完結した、RDG(レッドデータガール)の短編集。
     相楽深行の視点から描かれた3つの短編と、宗田真響の視点から描かれた中編が1つ。
     短編3つはこれまでのお話で、中編の方は6巻から後の話。ほとんどがその中編で構成されています。

     鈴原泉水子視点から離れて相楽深行視点に移ると、まあやっぱりね...続きを読む
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い
    山伏や神霊など、日本に古来からあると考えられている霊的なものをテーマとしたファンタジー作品シリーズの1作目です。
    冒頭から中盤にかけては、物語の世界観や登場人物の人となりを描くことに重点が置かれていて、すぐには「面白い」と引き込まれる作品ではありませんでしたが、読み続けるうちに気づくと夢中になってい...続きを読む
  • 白鳥異伝[下]
    意外な結末で驚いたが、大変面白い古代日本のヤマトタケルを題材にした大人版ファンタジーだった。
    「空色勾玉」の詳細を忘れてたため、連綿と続く歴史の機微を感じられなかったが、壮大なラブストーリーに大満足。
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた
    最新刊を読んだけどいかんせん本編読んだのが5年以上前だったため再読中。
    この和泉子と深行の仲の進展具合が亀並みに遅いのを思い出し、微笑ましさに悶えています。かわいい。
    高柳に誘われていたのを和泉子が黙ってたのが気に食わなかったのは、高柳の顔が和泉子の好みだと思っていたからだったんだね、深行くん。焼き...続きを読む
  • 白鳥異伝[上]
    大和創設の空色勾玉に続いて、今度は日本武尊の白鳥異伝。
    死して白鳥になって空に飛び立った伝説を持つ日本武尊だからタイトルから予想はできたが、古事記の神話をよくぞ膨らませて楽しいファンタジーにしてくれました。
    ヤマトタケルの西征から下巻へ。