荻原規子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読んでみたいと思いつつ、延ばし延ばしだったシリーズ。
でも、角川さんから新しく刊行される装丁がかわいくて
これを機に買おうっ!と、やっと購入。
グラール最北端、辺境の地セラフィールドで
生まれ育った少女フィリエル。
舞踏会へ出かける資格を得る15歳になったフィリエル。
念願の舞踏会に父である天文台で研究を続ける
ディー博士からもらった青く美しい石のペンダントを身に付け
喜んで出かけた舞踏会をきっかけに、大切な人たちが消え、
慣れ親しんできた数々が様相をひるがえしていく。
過酷な運命と戦いながら、新しい出会い、
深まっていく謎、解き明かしたい真実、
血の繋がりなんて関係ない、大切な人たちへの想い。
たくさんの知らなかったことと真正面から向き合うと
未来を見据えたフィリエルの覚悟。
登場人物もみんな魅力的で、物語のドキドキする展開も
奥深さもほんとに素晴らしくて、早く続きが読みたいっ!
2巻までは購入しているけど、3巻は10月とか…。
でもこの装丁で買い揃えたいので、これからの発売が待ち遠しい。
角川さん、最近素敵なシリーズの再発をたくさんしてくれてうれしい♡ -
Posted by ブクログ
気になっていたので読んでみました。
一見好き嫌いが分かれそうな印象だったので、迷いましたが…
素晴らしかった。
設定とかはどちらかといえばやや苦手なのですが、話よりも
作者様の文章力というかに感動しました。
自分も「M属性」があるので(笑)、主人公・泉水子にはとても感情移入
出来、まぁヒーロー?の深行には本気でイラっとしました。
が、読めば彼にも感情移入できるし、理屈っぽくなく
徐々に2人の言動が変化していってるさまには唸りました。
今後の展開も楽しみですね。泉水子の望む「普通の女の子」とは
むしろ恋バナとかをすることではなくちゃんと自分の想いを
話せる子になることこそと思います。
彼女の身の上からして、そうなれるかが彼女の人生にも
かかっているといってもよいと思うので、
どうなるのか楽しみです。 -
Posted by ブクログ
原作が好きな作品が漫画化されても、特に手にとらないことが多いけれど、今度アニメ化もするし、表紙が可愛いので買ってみた。
酒井駒子さんの泉水子も好きだけれど、こちらの泉水子もイメージに近くて♪
最初の方は冷たさ100%の深行くん、怯える泉水子。
そういえば深行くんってこんな奴でしたね…(苦笑)
泉水子はじめじめしちゃってるけど、根暗ではなくて健気でかわいい。
姫神も凛々しくて素敵です。
ほぼ原作1巻分だけれど、和宮くんが本性を現すあたりまで収録です。
絵もうまいし、原作にも忠実で、深行くんのツンデレ具合もそのまま表現されていて(笑)、原作ファンの人も楽しめると思われます。
満足な一冊でした♪続きも買う♪ -
Posted by ブクログ
実はあまり期待していませんでした。
気持ちは本編の続きを欲していましたから、主人公の子ども時代を書かれてもなあ・・・と。
しかし!
実際読んでみたら、これはこれで良いと言いますか、むしろ本編より好きかも知れないと思わせるところが多々ありました。
勿論本編あってこそこの作品が沁みるのですが。
本編では殆ど描かれなかった“セラフィールドの男衆”の姿が、本人たちの気質状静かで地味ではありますが、はっきりと見え、本編を読んでいるからこそ色々逆算して感じてしまうんですよね。
私はもっとこう、主人公の父親は無機質なものかな、と想像していたんです。天文学、研究に人生をかけた男として。主人公に孤独を感じさせた父親として。でも、妻であり主人公の母親との関係を考えるとそこに違和感を感じていて。
この作品でその違和感がとけました。納得できました。やっと。
それからルーン。
子どもの頃のルーンのたどたどしさと不器用さ、緊張、全てに胸がキュンとしてしまいました。
荻原先生の書く人物は皆魅力的ですが、正直このルーンと言う少年、本編を読んだ限りではやはり理解できない部分も多くありましたし、はっきり言えば決して主人公の相手役として好きなタイプではなかったんです。できる子、があまり好きで無いので(笑)
でもでも子ども時代、可愛すぎました。ばっちり好きになれました。
うん。
この一冊は無くてはならない一冊だと思います。本編での興醒めさせるような代物ではありませんでした。
派手な立ち回りやハラハラドキドキはありませんが、胸にくる感動はあります。 -
Posted by ブクログ
ずっと読もう読もうと思いつつ、その機会を持たずにいた作品です。
荻原先生のファンタジー。毎回世界設定は違えど、やはりその世界観と言いますか、ファンタジー愛好家を魅了して止まないものがありますね!
本作は筆者初のノベルスとのことで、どの辺が違うのだろう、と読んでいたのですが、勾玉三部作、これかぎシリーズと比べ、肩の力を抜いて尚且つのめり込める感がありますね。
文庫サイズなのもあるかと思いますが、他作品は読む前に気合いと言いますか、“よし!これからこれを読むぞ!”と言うのが必要なんですね。
でもこちらは取りかかりやすいと言いますか。するっと入れます。
だからって内容が薄いと言うことも無く、本当に主人公と共にハラハラさせられ、疑問を抱き、哀しみ、喜び、学べる作品です。読み進めれば読み進めるほどワクワクドキドキが増します。
またやはり登場人物が魅力的!
誰をとっても愛おしいのです。人間臭さがあるんですよね。貴族でも実に素朴な面を持ち合わせていたり、どこかしら共感できる部分があり、完璧でないところ、どこか欠けているところが良いと思います。
中でも女性陣の賢さ、強さ、柔軟性は読んでいて気持ちが良いほど。
本作を読んで一番に考えたのが、“柔軟に器用に生きる”と言うこと。建て前だプライドだ立場だ・・・そんなものに雁字搦めになって好きに生きられないのは損だなあ、とシミジミ。確かに時には頑固なくらいが美徳とも思えますが、臨機応変に頭をやわらかくしてみれば見いだせる光も少なくないのも確かですよね。
実に勉強になります。
効率と意地とのせめぎ合いですね。
ノベルス、と言うものの性質かはわかりませんが、重くなりすぎず、コミカルな描写もチョコチョコあって読みやすいと思います。女王候補とBL小説の関係、とか。
割とフランクです(笑)
まだシリーズのプロローグ部分ですから、まだ先がたっぷりあると思うと嬉しくなりますね(^o^)
遅読の私が一晩で一冊読めたので、興味のある方は構えず気楽に手にしてみてください!
因みに“ちょーシリーズ”がお好きでしたら是非オススメしたいです♪むしろあちらが本作にインスピレーションを得た作品やも知れませんね!