荻原規子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
荻原規子の現代語訳、後編。
薫の大将と匂宮の二人の青年の恋愛の成り行きを中心に構成したもの。
当代の人気を集める二人ですが、光源氏ほどの人物ではないと最初にバッサリ書かれていたのが、紫式部の光源氏至上主義?に思えて何だか楽しい。
こう断言されると人物が小さいようにも思えてしまうけど。
女性は、宇治に住んで育った姉妹の大君、中君と、田舎から上京した異母妹の浮舟。
ややっこしい経緯を大分忘れていたので、なるほど、こういうことだったのねと思うわかりやすさはありました。
浮舟は見た目は異母姉二人に似ていて、田舎育ちの割には教養もある。
でも若いし世間知らずだし、いきなりこんな状況に放り込まれて、混 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんというフィナーレ!
立ち上がって拍手をしたい!
終わりが近くなって、この残りのページ量で間に合うのか?本当に収まるのか?と不安になったけど
なんの問題もなく大団円を迎えて清々しかった
ネタバレつけたので遠慮なく語るけども
微かにハイテクなにおいを感じてはいたが
まさかファンタジーではなくSFだったなんて!
宇宙船で移民する星を目指していた途中の、
不時着からの定着だったとあって、
それをここまでのファンタジー的土台と結びつけて1つの世界の在り方を造ってしまうのだから
偉そうな物言いだけど、あっぱれとしか!
試みに失敗しても、結局は救済されるようだとみて
本局の人たちやさしみ…と心強くも -
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