荻原規子のレビュー一覧

  • エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード
    予想通り? だけど面白い。
    あー、怖かった。
    何々に何々を科学的にアレさせるというのは、たまらない。
  • 白鳥異伝[下]
    前作に続いて、とても良かったです。
    こんなに長い物語を、しっかりと作り上げてしまうのがすごいと思います。(デビュー後2作目で…)
    遠子も、小倶那も、菅流も、みんな健気で…。
    救われてよかったなと。
    元ネタのヤマトタケルの話を真面目に読んでみたくなりました。
    三作目、さいごの勾玉の行方がとても気になり...続きを読む
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと
    最後の締め方がやや尻切れトンボ的な印象を受けたものの、全体として非常に独創性があり、かつ読みやすく、楽しいシリーズでした。
    男女年齢を問わず受け入れられると思いますが、若い頃に読んだ人には記紀の知識を仕入れてから再読することを勧めたい。
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧
    一巻と同じく簡明な文章で話をてきぱき展開していくようすがとても心地良い
    描写と共に構成の大切さが良くわかる名品
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女
    シリーズの着地点見える大きな分岐点の一冊
    どこをとってもけなしようがない
    各キャラクタ造形もお話運びも描写も完璧
    ただ内容に関係ないが
    現役高校生が「士農工商」を江戸時代の身分制度として使っているのは少し違和感あるかも
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと
    強引に現代を舞台にしながらファンタジーな主人公を配することで
    少女小説として実に上手く出来上がった作品
    作品構造自体が特殊なのでとても他では真似しがたい奇策
    でなく奇作であり
    そういうところが大変面白いのだが
    『西の善き魔女』と比べても
    持ち味を充分に発揮できたともいえる
    お行儀良すぎなのがやや商業...続きを読む
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い
    全6巻再読
    最後が駆け足ぎみで世界遺産だとか姫神などの諸設定が消化不良のようではあるが
    『西の善き魔女』の「迷走」に比べれば明らかに評価できる
    なんといっても現代のライトノベルとしても少女小説として
    違和感なく描き切られているのが大変価値ある一品

    2013/11/7
    多くない文章量で流石の表現力
    ...続きを読む
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと
    学園祭でついに力を自覚した泉水子
    選んだ道は、陰陽師である高柳を前面に出し
    自分は後ろに控えること

    山伏、陰陽師、忍者、神霊。そして姫神
    彼らは人類を滅亡から救う事ができるのか

    泉水子と深行の成長
    今後の彼等に希望を持てる終わり方でよかった!
    番外編も楽しみ♪
  • 西の善き魔女5 闇の左手
    とりあえず完結なのかー。
    すごい面白かった。
    この世界の始まりが面白く壮大でなるほどとーいう感じだった。
    それぞれがそれぞれを想い合い、答えを出し動いていく様が爽快だった。
  • 西の善き魔女2 秘密の花園
    閉じた世界の女学校に編入だなんて面白すぎる!
    しかもルーンとマリエまでなんて、なんて贅沢な!
    色々と要素がつまっていて飽きさせない。
    当面、学園生活が続くのかと思っていたらラストはそーなるのね。納得!
    ルーンとフィリエルの関係もいい感じで次も楽しみ。
  • 白鳥異伝[下]
    勾玉シリーズ三部作のなかで一番好き!
    展開のめまぐるしさに慣れると、逆にとっても心地いいです。
    恋愛の要素が少し強めで(三部作すべてですが)苦手な人もいるかもしれないけれど、女子はきっと好きなはず。わたしも恋愛小説だけは無理で吐き気を覚えるたちですが、このくらいならムズムズっとしてとても良いです。
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日
    ここまで読んで、あー文庫で6巻持ってなかったな、と気付く。
    そして番外編が出ていたことを知り衝撃が走りました。
    あーよかった、読み返してて。
  • 空色勾玉
    とても綺麗で、きらきらとした小説でした。
  • 源氏物語 宇治の結び 下
    荻原規子の現代語訳、後編。
    薫の大将と匂宮の二人の青年の恋愛の成り行きを中心に構成したもの。

    当代の人気を集める二人ですが、光源氏ほどの人物ではないと最初にバッサリ書かれていたのが、紫式部の光源氏至上主義?に思えて何だか楽しい。
    こう断言されると人物が小さいようにも思えてしまうけど。

    女性は、宇...続きを読む
  • 西の善き魔女5 闇の左手
    なんというフィナーレ!
    立ち上がって拍手をしたい!
    終わりが近くなって、この残りのページ量で間に合うのか?本当に収まるのか?と不安になったけど
    なんの問題もなく大団円を迎えて清々しかった

    ネタバレつけたので遠慮なく語るけども
    微かにハイテクなにおいを感じてはいたが
    まさかファンタジーではなくSFだ...続きを読む
  • 源氏物語 宇治の結び 上
    この優柔不断男はどうにかなりませんかね。
    大君に手を出さない年月がありすぎて本当にもうびっくりしました。

    あさきゆめみしの薫くんはイケメン補正がかかっていたんですね…。
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い
    和ものファンタジーの名作に・・・なるかも?な、
    和泉子の成長の物語。
    滅茶苦茶箱入り娘な和泉子が深行との関わりから、
    外界へ出ることになるが、それを阻む存在あり、
    外界では狙う存在ありと、ミステリアス。
    しかも姫神が内にいるという、
    常でない自分の存在。
    あちこちに布石があって面白いです。
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日
    高柳クンの計略が発火点になって、
    ついに和泉子の力が顕現!
    学園祭の進行に和泉子の変化が
    重なっているのが面白い。
    最後の和泉子の舞がクライマックス。
    激しい展開の後の静けさが心地よい。
    なんだか高柳クンの陰陽師としての
    歩んだ道の大変さが、人を信じきれないような
    性格に反映されていると考えました。
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い
    こんな感じの世界観が好き♡
    設定がしっかりしてあって、話にどっぷりとつかることができる。それであって、謎な感じもあるので、読んでいて飽きないし、続きが気になる。
  • 白鳥異伝[下]
    久しぶりに萩原さんの初期作勾玉シリーズを読み返した。
    やっぱり大好き萩原さん!!
    ザッ!日本ファンタジーと大声で合いの手を入れたくなるほど天晴れな日本ファンタジー!!
    上橋さんが独自の世界を作り上げて話を作るファンタジー作家なら萩原さんは日本に昔から伝わる話をベースに作り上げるファンタジー。ベースが...続きを読む