荻原規子のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
ファンタジー作家の荻原規子さんのエッセイで、結構面白かったな。ファンタジーに出てくるいろいろな動物について、荻原さんの考えや感じたこと、小さい頃の思い出などが書かれていて、非常に示唆に富んでいるものだ。私は、どうしてもこの本からユングの思想が思い浮かばれて仕方がないのだが、荻原さん自身もユングについて触れている。要するに、人間には合理的なものだけでないものが潜んでいるし、なんかそれは重要としかいいようがないのである。動物がしゃべるのも、非人間的なものがなんか大切なんだよな。科学やキリスト教などの論理にひっかからないもの。
中島敦の「山月記」もこの本ではファンタジーの部類に入っているが、確かにそ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
児童書が読みたくなって、気になってたこちらのシリーズを2ヶ月くらいかけて1巻から一気に読んだ。
ティーン向けのファンタジー作品だけど、世界観も人間模様も面白くて、10代の頃に読んでたらまた違ったのめり込み方してただろうなと思う。
ルーンがとにかくかわいくて愛しい。
この子に何かを捻じ曲げられた乙女たちはたくさんいただろうな…と思ってしまった。
フィリエルとルーンの関係について、お互いが唯一無二の存在であることを話が進む度に見せつけられ、もう2人まとめていつまでも一緒に仲良くいてくれよ……と願わずにいられない。
天真爛漫でなにもかもはちゃめちゃで明るい太陽みたいな女の子と無愛想で自分の興味ある -
-
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ完結の巻
(もう1冊あるみたいだけど)
学園祭を通して成長した泉水子ちゃんとその仲間たち
生徒会で学園のクリスマスパーティーを企画したり期末試験頑張ったり学生らしいことしててちょっとほっとした
高柳ポチと留学生たちとも和解?してきた
怒涛の展開なのは第4章
瑞穂さん久しぶりに出てきたと思ったら拉致犯だったし、なにより最後!相楽くん!!
手袋渡せてるといいなぁ泉水子ちゃんがんばれと思いました
銀のさじのレーベル創刊のときに気になってたシリーズだったけど、当時読んでおけばよかったと思うくらいハマった
最近はあんまりシリーズ一気に読まないんだけど、これは続きが気になって一気に読んでしま -
Posted by ブクログ
ずっと地元で大事に育てられていた泉水子の旅立ちのおはなし
山のふもとにある中学校に通う泉水子
髪を切ったことがない長いおさげ、山の上の神社に住んでいて自家用車でお迎えしてもらっている、パソコンを使うといつも壊れる…と他の子と違うことが多くて、泉水子は他の子と同じように暮らしたいと思っていたが…
泉水子がこのままじゃ嫌だと思って前髪を少しだけ切ったことから泉水子の人生がぐるっと変わっていくはじまりのお話
意外と普通の中学生のお話なんだなーと思っていたら不思議なことがすごい起こっていって気づいたらすごいことになってた(語彙力)
長丁場のお仕事の休憩時間にこつこつ読んでたけど、すごい面白くて続 -