荻原規子のレビュー一覧
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女王の座を奪い合う優雅な攻防戦から一転、竜退治に赴く回。
何度もルーンに振られるフィリエルがあまりに切なかったけど、世界の果ての壁に消えてしまった後のルーンの取り乱し方で溜飲を下げた。
竜が現れることに一定の法則があり、その先に異端の研究がある。人間の強みは、道具を支えること。
ルーンと生きるこ...続きを読むPosted by ブクログ -
今度は女学校へ入学!
フィリエルはどこに行ってもフェリエルのままだなぁと思う。
もちろんいい意味で。
そしてルーンとの関係が進展…したのかな?
フィリエルの方が無自覚だから恐ろしい。
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女学校編。
ルーンとフィリエル、
ルーンとユーシス、
アデイルとレアンドラ。
そしてマリエ。
いろんな人間関係がちょっとずつ進展する2巻。
フィリエルの底力がみえてよかった。
兄妹のように育った2人の関係が、いつのまにか恋愛感情になっているパターンは荻原規子さんあるある(?)だけど、今回は割とは...続きを読むPosted by ブクログ -
最高!!!!!!!
萩原規子作品の長編、スロースタートなイメージだったけど、これは一作目から飛ばしまくり。
ファンタジーはこうでなくちゃ。年末の楽しみができた。
田舎で育った孤独な少女が、自らの出自の謎と、異端の研究の謎、守りたい幼なじみの謎を紐解きながらも運命を切りひらいていく物語。
フィリ...続きを読むPosted by ブクログ -
荻原さんの勾玉三部作にはまって以来、彼女のおすすめを道しるべに児童文学ファンタジーを読みあさってきました。
ほぼ外れなく面白く読めました。豊かな読書体験をされてきたんだなぁと羨ましく思います。Posted by ブクログ -
小学校中学年から高学年の時に読んだ思い出。
一巻だけで読みやめてしまったかと思ったが
全巻読むとしっかりと記憶がよみがえってきた。
フィリエルとルーンの
他人→家族→親友→大切な人
と変わっていく関係性が素敵で
最後にはお対いなくではだめな存在にまで
なっているのが胸が苦しくなるほどキュンとした。...続きを読むPosted by ブクログ -
6巻のその後のお話がよめてよかった。わたし、真澄くんもめちゃくちゃ好きなので、深行くんと真澄くんを堪能できてしあわせだったー…!!!秀才の深行くんと、無邪気な真澄くん。タイプが違うけどどっちもめちゃくちゃ魅力的で…私得だった。Posted by ブクログ
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みみみみみみ深行くん…!!!!!深行くん.………………!!!!!!!!!!!!ア、深行くん………………………………!!!!!!!!!!!!アアア…Posted by ブクログ
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とても面白かった!最初はなぜわざわざ過去に戻るのか?とも思いましたが、読んでいるうちに話が面白くて熱中してしまいました。
なぜ過去に戻らなければならなかったのかも最後明かされてスッキリします。ユカラがとても切ない・・・。
そして、モノクロ(黒田)に恋してしまったと思われる美綾。今後、このシリーズはど...続きを読む -
光源氏も中年にさしかかり、その変わらぬ色好みぶりに読んでいていっそ感心してしまいます。
一巻目の藤壺のくだりははらはらしすぎてちょっと胃もたれする感があったけど、二巻になるともう少し気楽に読める不思議。一巻より面白くなっています。
光源氏の、朝顔の姫宮へのしつこさも、すごい、と脱帽するばかり。
姫宮...続きを読むPosted by ブクログ -
来年の大河ドラマ「光る君へ」を恙無く迎え撃ちたい。ようやく重い腰を上げて、とにかく現代語訳を読み通そうと手に取りました。
光源氏の、困難な色恋が絡むと自分をもどんどん困難に追い込んでしまう様が見ていてしんどい。そしてちょっとだけ笑える。
でもこの時代の女の人たちは大変だな……。こんなクズでも光源氏は...続きを読むPosted by ブクログ -
源氏物語の主要な話をピックアップした現代語訳本です。
テンポよく進むので読みやすいです。
こんなに面白いストーリーだと思わず、外で声を出して笑ってしまいました……。
源氏物語の和歌を楽しみたい人は物足りないかもしれません(現代語訳がさらっと乗っているだけ)が、それもストーリーをさくさく読むための工...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わってしまって寂しさと幸福の間で彷徨っています。
荻原さんが後書きにも書いてあった通り、深行と泉水子にとってはスタートラインに立ったばっかりで、
一読者である私としてはこれからも2人の人生をずっと観ていたいと思ってしまいます。
この作品はある1人の内気な少女と性格に難ありな少年の成長スト...続きを読むPosted by ブクログ -
学園祭当日編。
この巻の見どころはやっぱり深行が泉水子を助けに行って、おれを必要だと言えというところ!
そして泉水子もその場で返事しないあたり奥ゆかしさとむず痒さがあってよかった!
次で最終巻、世界遺産候補に選ばれた泉水子がどうするのか…
後一貫で片付けるのは大変だと思うし、一回読んだはずなの...続きを読むPosted by ブクログ -
中学生くらいの時に読んだ以来、久しぶりに目に留まって手に取りました。
一巻はまだ山から出ず臆病な女の子が自分の不思議に気づき始める話であるけれど、
この先のワクワクするような物語を思い出すとページを捲る手が止まりませんでした。
和風ファンタジーで1番好きな作品です。Posted by ブクログ -
読みやすい。
けど、源氏はひどい!!
どうしてあっちこっちで女の人を作るのかな?
登場人物が多すぎてごちゃごちゃになる。
関係図みたいなものがあると嬉しい!Posted by ブクログ -
「青空勾玉」が面白かったので、以前書店で表紙を見て気になっていたこの本が、同じ作者さんと知って迷わす購入しました。6冊合体本読みきれるかと思いましたが、一気読みでした。重い内容なのに読後が爽やかで、このあとに続くであろう主人公たちの物語を想像するのが楽しい作品でした。
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アニメから入ったクチなのですが、原作を読んでみれば、心情の描かれ方がこまやかで繊細で、もう圧倒的な世界観にひきこまれました。
深行が泉水子に対して異常に手酷く辛辣な言葉対応をしていたのも、私はちょっと納得できてしまったから自分にも驚きました。
ただでさえ深行の生い立ちってちょっとネグレクトっぽく...続きを読む