高星麻子のレビュー一覧
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前回、あんな格好良い終り方をしたエドガーさん。今回の中編では、なんだかとっても楽観的に。そうだよね。あなたって基本そうだったよね。お坊ちゃんで美形でタラシなんだもんね、デフォルトが。
と気が抜けるような、ほっとするような。とりあえず、リディアを傷つけることだけはしてくれるな!と読んでいたため、レイヴンに「もっとやれ!もっと言ってやれ!」と思う回数が多かったように思います。
リディア視点だと、どうしても切ない方へと傾いてしまうので、エドガー視点が新鮮でした。彼、ヒゲ生えるんですね。イラストだと完全無欠の王子だから、なんだかそれも新鮮。
短編が2つありますが、どうにも続きが気になって仕方がないため -
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ネタバレヒロインのお父様がすごく格好良くて、オッサン愛に目覚めてしまいそう。お可哀相にとか、不憫な、とか、思わないでもなかったですけど、あの方はきっと悔いや心残りがあってもそれをネガティブには受け止めず、肯定してしっかり抱えて前へと歩んでいらっしゃるのだろうと思うと、思わず涙ぐんでしまいそう。
お母様も、確かに酷い女で酷い母親だなと思ったけど、でもそれが全てじゃなくて、多分そうせずにはいられない苦しみが彼女を駆り立ててるんだと思ったら、やっぱり泣きたくなる。自分を痛めつけていないと安堵できない心理状況というのは、私にも理解できないわけではない。なんか偉そうな物言いになるが、確かに同情に値する女性ではあ -
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王道溺愛系と言えば間之センセ。このストーリーは読んでる時には切なくてちょっぴりビターなのですが、読み終わってみればいつも以上に糖分含有量が豊富!と気づく味わいです。
ページ数も分厚くて堪能できます。
いつもは包容力ある年上×幼妻とか、やさしい年下わんこ×年上美人とかのcpが登場するけど、今回は同い年の幼馴染み同士という組み合わせ。
しかも、26歳の立派な大人の男同士cpはセンセの作品では珍しいです。
琥藍は世界で活躍するトップモデル、そして椎名も有名アパレルメーカーのパタンナーとして活躍中と、現実離れしてるけどうっとりしてしまうプロフィールに加えて、高星麻子センセの美しいビジュアル!興味をそそ -
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ネタバレ【※BL注意】
大企業の三男坊でナルシスト気味な笠原月海。
月海の見た目の美しさに惹かれてくる女性は後を絶たず、
付き合う女性にも苦労したことがなかった。
けれど、そんな月海に突然、災難が降りかかる。
いきなり父親の大学に圧力がかかり、月海は急遽私立高校の臨時教師をやることになった。
普段、人から恨みを買うことのないように心がけている月海には、何でこんなことになったのかさっぱりわからないけれど、仕事も一段落していた時だったので、「面白そう」という理由で引き受けることにする。
教師としての仕事は上々の出来であったが、元カノの弟・御堂智秋に再会し、今回の出来事は元カノ・夏生が一枚噛ん -
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中編ひとつ、別のシリーズ番外編2つ、のアンソロジー。
別シリーズは別段内容を知らなくても読めましたが
多分『愛玩王子』はかなりの人数が出てきたので
知っていた方が面白いかも?
『青宮の華燭』は別の国の話なので
普通に読めます。
一言で終わらせるなら、シンデレラストーリー?
中編『冬の蝶』は、不思議な話。
半分かった紙に文字を書いたら、もう半分の紙に
その文字が現れるという…。
メールを、と作者は言っていましたが
チャットみたい、と思いました。
ライン、の方が適切?w
誤解とすれ違い、という、読んでいる方にとって
はらはらどきどきの展開盛りだくさん、でした。
しかも最後の、相手の父親の苦悩内 -
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ネタバレ・ 高星 麻子さんのイラストが好きなので、それも含めて☆4つにしました。
・ちょっと映画風なミステリー仕立て。
・受けの「結」が3歳年下(中2)で、声変わりもまだ。
女の子っぽくて髪は紅茶色、目は茶色。のフランス人のハーフでかわいらしかったのに
4年後はすっかり大人(高3)で男性っぽくなっていて、惚れ惚れ。
・結は過去にトラウマで色々あり、記憶が曖昧。
・結が幼いころから翻訳家になると決めており、その意志の強さが好ましかった。そのため大阪なのに標準語喋り。
・攻めが受けによって希望を見出していくところも好き。
・2度読んでも良いなと思った作品。
・同作者の「唇でこわされる」も良かった。 -
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ネタバレ最終巻。
前巻のラストでイーノット何やってんだ!?と思っていましたが、ちゃんとハッピーエンドで良かったです(笑)タイトルにある「棺の手帳」もきちんと本文に反映されている内容でした。
ケイトに「話すことがある」と呼び出したまま現れなかったイーノットに、ここまできて焦らすのかと若干立腹しつつ、リオの株がどんどん上がる序盤の展開(笑)でもケイトの心は決まっていましたから。彼女の芯の強さ。医師になりたいという夢に向かって必死に頑張り、真っすぐ進もうとするケイトの輝きがやがて他の人たちにも夢を与える。イーノットに始まり、リオに軍の仲間たち、そして子どもたちに。夢であった医師になっても、まだその夢は続いて -
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