春日武彦のレビュー一覧

  • 屋根裏に誰かいるんですよ。 都市伝説の精神病理

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    日常に隠れている不穏と屋根裏の不気味さを上手く絡めて精神機能にもたらす影響を考察している。屋根裏に関する事件が数多く引用されており、面白かった。人と生活環境を見る時、頭の隅に入れておきたい内容。孤独と不安がささいな偶然、記憶違いで妄想の種を育てる。

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    2022年11月27日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    なんだか説得力のあるタイトルは表紙の通り元ネタあり。本文中にもあるけど、春日先生と話してたら自然にカウンセリングになっちゃいそう。でも患者さんに言うことは別物らしい。お医者さんていろんな意味で特殊な職業だと思う。

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    2021年09月12日
  • あなたの隣の精神疾患(インターナショナル新書)

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    「病名」と治療法がはっきりしないケースが多く、「パターン」別に経験を積みながら対応しているのが実態。

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    2021年08月30日
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか

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    お医者さんは頭が良くて優しくて、ニコニコしてて尊敬している。という方は読まれないほうが良いでしょう。そういう医師もいらっしゃるかと思いますが、この本には載っていないようです。

    興味深かったのは第7章でした。不幸な環境から脱するのではなく、そこで安定と維持を試みるのは女性にありがちかもしれません。

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    2021年04月23日
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか

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    臨床の精神科医が、主として患者との関係においてどのようなことを考えながら治療に当たっているかを、主に本人の経験を通じて若干シニカルに100人の精神科医のパターンとしてエッセイ風に触れており、そのことによって相対する「患者」が実にバリエーションに飛んだ人々が存在するのかも浮かび上がらせている。
    特殊な症例が多いので、「ふつう」の患者に対して医師がどう考えているかはあまり分からないかも。

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    2020年10月24日
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか

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    人の狂い方はせいぜい100種類しかないということだが、むしろそんなにあるのか!と驚いた一方で、世の中淡々と過ごすためには裕福であることが前提条件ということについては、なるほどその通りだなと。
    当たり前だけど医者も一人の人間なんだということが再認識できたことが一番の収穫。

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    2020年08月23日
  • 鬱屈精神科医、お祓いを試みる

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    ネタバレ

    前作「占いにすがる」より、はるかに読みやすかった。春日先生のこころもちとともに文章が穏やかになってきて、するっと受け止めやすくなったというのかな。

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    2019年08月03日
  • 待つ力

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    タイトル通り、「待つ」を主眼において考察された本。身近なところではラーメン屋、ディズニーランドのアトラクション等の行列、試験の結果を待つ行為、等々、人生において待てることと待てないことを理解することが大切なようだ。また、楽しみを待つことは、待っている時が一番楽しい時でもある。

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    2019年06月27日
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる

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    少し前に読んだ『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』の前の本。
    ここで実家のリノベーションの話も出てきている。
    精神科医という職業の人間が占い師に会う。
    そこに至るまでの思考の道筋が、事細かに書かれる。
    自分の気持ちをつぶさに観察する客観的な視線と、
    反論やツッコミや皮肉な見方を先回りして、
    しかも誰よりも深く広く的確に想像できる冷静さ。
    自分の悩みにいちいち突っ込まずにいられないもう一人の自分。
    それを文章で読ませる面白さ。
    本が売れるかどうかという不安は、
    私が読んだ本がすでに4刷目であることで杞憂になったのではないか。

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    2019年04月24日
  • 鬱屈精神科医、お祓いを試みる

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    前作「鬱屈精神科医、占いにすがる」が、とても私にとって良かったので、今回も読んだ。
    マンションのリノベーション、実際にどんなのか見たかったらネットでどうぞとあったので、見てみた。とても素敵だった。こんな風に古いマンションをリノベーションできるっていいなぁ、やっぱりお金があるといいなぁ、いい建築家や工務店にお願いできていいなぁというのが、この本を読んだ一番の感想。

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    2019年02月25日
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる

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    ネタバレ

    やっぱり病人が病人を診ていたのか。
    春日武彦って吉野朔美の漫画に出てくるけど、吉野朔美の漫画の世界より、洒落た造りのハリボテのクリニックで喪黒福造にドーンってやられて、永遠に母親とトランプで占いする世界に行ければいいのにと思った。

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    2018年12月11日
  • 様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿

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    中野ブロードウェイっていうところが、絶妙でいい。

    灰田くんがなぜ記憶喪失になったのか、月村の正体は?
    続きが気になるから、続編を期待しています!

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    2018年06月02日
  • 秘密と友情

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    精神科医の春日武彦さんと
    歌人、穂村弘さんの対談集。
    
    春日武彦さんは知らなかったけど、
    穂村弘さんのエッセイはたくさん読んでて
    訳のわからなさ加減含め
    とても面白い文章を書く人。
    肝心の短歌は読んだことない(笑)
    
    穂村さんに関しては
    自意識と諦観が入り混じりつつ、
    どこか中2っぽい感じもするし、
    そういうのを演じてるような気もするなぁって
    漠然と思っていたけど、
    この本で初めて知った春日武彦さんは、
    穂村さんと精神年齢が近いのかな⁇って
    印象を受けた。
    
    世間に対するズレを感じながら
    地に足の着いてない不器用なお2人が
    18のテーマについて語り合って

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    2018年04月21日
  • 鬱屈精神科医、お祓いを試みる

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    春日武彦さんの本はわりと気に入って読む。
    読みながらこれは私小説的だなと思った。
    文章が読みやすくて、奇をてらったような書き方をしないのが好ましい。
    自分の中にある鬱屈した気分、母との関係、リノベーションで家を作る心理的な作用、
    患者とのエピソードや、他の作家の小説の引用、などなど
    今の時間から、頭の中で、過去に想像に妄想に、あちこち巡る。
    小説や評論であれば、もっと筋道や伏線など、
    計算された形で進むのだろうけど
    それがなくても心地よく読める本だった。
    穂村弘さんと同じニオイがするが、
    春日さんの方が自分に深く沈んでいくような感じ。
    前著も気になるので探して読んでみよう。

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    2018年03月06日
  • 鬱屈精神科医、お祓いを試みる

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    主人公は母親からの呪縛から逃れるために家をリノベーションすることにした。 ちなみに主人公は著者である。 そして、これはエッセイでもなく、医学本でもない、まぎれもない私小説なのだ!(本人曰く)
    タイトルが意味不明すぎて興味がわいた。
    「エッセイではない」と豪語しているせいか、逆にエッセイのような気もしたが、
    読み終わってみれば、確かにこれは小説なのだろう。
    若干支離滅裂ではあるが、著者は精神科医というだけあって文才もあり読みやすい。

    人は誰でも執着に支配されている。
    著者は1951年生まれの精神科医とのことなので現在66歳。
    未だに母親へのコンプレックスが強く、執着もかなり病的に強い。
    執着心

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    2017年08月26日
  • 様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿

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    下手なミステリよりもよっぽど面白いよ、春日さん。
    続編が読みたい(そればっかり)。
    灰田さんと月村がその後どう絡んでくるのか…

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    2016年08月03日
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる

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    私小説であるならば、なんたる重度な鬱屈ぶりだろう。自らの容姿に底知れぬ劣等感を抱き、生じる自己嫌悪は両親への責任転嫁で逃れんとする。もっとも、ご本人は自分を医師としても作家としても二流以下と申されるが、文才、筆力は相当なレベルに違いない。占い師の世界観とそこへの誘導なんぞ、実に端的かつ明瞭に説かれている。されど、占い師巡りったってさほど冴えない占い師がチョロっと登場する程度で、すがったというのは過剰表現でしょう。物書きネタで体験したってのが穿った見方ではあるまいか。今後、精神科医を振りかざすことなく作家業に精進されるなら、化ける資質を感じるんだけどなあ。

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    2016年04月09日
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか

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    本著には実にさまざまな精神科医(の類型)があ登場する。つい、くすりと笑ってしまう人物もあれば思わず眉を顰めてしまうような人物もいる。エピソードのあとに挿入される人物描写は、シニカルで、流石という不思議な感想をもつ。そして著者のことばによれば、100人登場する精神科医のうち、その2/3は著者自身だという。むすびにて、「人間誰しもフランケンシュタインのようにパッチワークで出来上がっておりツギハギなのだからほころんだり矛盾したり不連続であるのは当然のことで…」とかかれているが、人間ほんとにそんなものだよなあ。と思わせる本でした。春日先生の本が好きな方は好きなはず。

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    2016年03月07日
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる

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    春日先生、何だか最近お姿見かけないと思ったらこんな所にいらしゃったんですね‥それが占い師の所だったという感想です。
    まさか精神科の医者が占いによすがを求めるなんて!という意外性はありますが、よくよく考えると物語りが患者の精神世界を彩る精神科の領域にあっては、それもありなのかとも思えます。逆に占いは統計的な要素が下地にあるので型に当てはめてスッパリ切って貰える小気味よさが、筆者の求める救いに繋がるのかともおもいます。
    初老の年齢に差し掛かり、今までに経験したことのない不安感や不全感や迷いに戸惑う筆者ですが、うつ病でもないしと自身を診断してしまう哀しさもあり、様々な理由をあげてああでもない、こうで

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    2016年02月27日
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか

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    精神科医を100のタイプに分け、精神科医と患者との関係、そもそも精神医療において「治る」とはどういうことかといった問題を取り上げる。
    医者はクライアントに対して診察中は真摯に対応しつつも、常に一定の距離を保って客観的に病状を捉える必要がある。その“客観的”な部分の内容が綴られているので、内容はものすごく冷静かつ淡々とした印象。でも多くのクライアントを担当するゆえに、これくらいの冷めた視点というのは精神科医には必要なのかもしれないとも思った。

    腹の底で何を考えているか「語る」というより、終始「吐露する」といった様子。口語的な文章は読みやすかった。
    精神科医のタイプ、クライアント、姿勢を覗き見し

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    2015年04月11日