あらすじ
チェックリストやマニュアルで自己判断が可能なほど、精神医学はイージーなものではない。長年、患者を観察し続けてきた精神科医だからこそ確認し、解説できる精神疾患のパターン。本書では、双極性障害や統合失調症から、閉ざされた家の怖さや共依存などまでをつぶさに検証し、読者が精神疾患に対して「よりリアルな」イメージを持ち、理解することができるようになっている。また、患者、人間にとっての幸福とは何か、精神科医の仕事とは何かについても考察する。
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Posted by ブクログ
不謹慎かもしれないが「面白い」。精神科医という職業でありながら精神病を問う、その構図も面白い。著者のブラックさもいい。ちょうど笑えるラインで私は好き。
Posted by ブクログ
『チェックリストやマニュアルで自己判断が可能なほど、精神医学はイージーなものではない』
最近は何でもネットで簡単に調べられるが、誰もが診断つけられるほど安直ではない。考えずにネット検索するのが好きでないので、春日先生の経験に裏打ちされた話一つ一つが面白い。そして大変な読書家だと、どの著書を読んでも感じる。
今年はまだたくさんある著書を読みたい!
Posted by ブクログ
難しい言葉(古い言葉?)が多く使われていますが、読みにくくはなかったです。
皮肉が効いているところも多く、所々でクスッと笑えました。
身の回りのあらゆる精神疾患について、幅広く学ぶことができました。
Posted by ブクログ
パーソナリティ障害の章でクレーマーの対応についても書かれていた。
一緒に困ってみるという姿勢をし、次善の策を提示することはやはり良いのだと再認識できた。
歳をとり損ねる、幻の同居人についての件も興味深い話だった。
Posted by ブクログ
ボランティアで相談事を受けているけど精神疾患がある人が多い(そのように見える)と思っていたのでこの本は興味深く読めた。特にクレーマーの話はとても腑に落ちた。