春日武彦のレビュー一覧

  • 鬱屈精神科医、占いにすがる
    鬱屈精神科医、占いにすがる。春日武彦先生の著書。普段からいろいろな患者さんのお話を聞く立場にある精神科医の先生でさえ、悩み苦しみ暗い気持ちになってしまうことがある。鬱屈精神科医の先生が占いにすがる過程が本音で書かれています。精神科医の先生だって人間、占いにすがることだってあるのは当然のこと。
  • しつこさの精神病理 江戸の仇をアラスカで討つ人
    文章が上手く読みやすい。様々な文学作品が症例で出てくるのでとても分かり安い。
    「苦笑」が大事。確かに不思議な感情だ「苦笑」は。
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか
    私小説のような感触の新書。それくらいあけすけと心情が書かれていて逆にほっとする。そこには諧謔的なところもあり迷いや素直な思いが書かれていていいと思う。精神科医も人間だということがよくわかる。人間らしい精神科医だと思った。そのことが精神科医としていいのかどうか患者や専門家ではないのでよくわからないが悩...続きを読む
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる
    著名な精神科医が、赤裸々に自分の内面を語った本。精神科医が自分の内面を書くのだから、詳細になるはずである。自分の内面を客観的に書くなんて、非常に困難なことだと思うので、実際どこまで客観的なのかはわからない。何よりもどこまでが事実なのかもわからない。でも、「恥も外聞も捨てて」書かれているように見える。...続きを読む
  • 秘密と友情
    辞書的に一つの言葉をテーマとして章立てし語り合うスタイルの、変わり者同士の対談です。
    ただの変わり者ではなく相当、と言うか生粋の(笑)変わり者対談です。好き嫌いはあるでしょうが、お二人を知っている人ならゲラゲラやニヤニヤが止まらないこと必至です。

    乗り物の中とか飲食店などの人の多いところで読むには...続きを読む
  • 様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿
    ナルシストの精神科医、脈を計ることによって他人の欲望を見ることができる記憶喪失の青年、モリアーティ教授気取りの謎の男、女装の怪人等々…登場人物が皆濃くてかなり面白かった。
    Dr白旗の精神科医を訪れる人たちは人に言えない欲望を抱える人たちばかり。作者は精神科医の先生なので、本当にこういう相談が持ちかけ...続きを読む
  • 不幸になりたがる人たち 自虐指向と破滅願望
    前書きで著者が言うように、確かに「後味の悪い読後感」がある。不安感と言葉に変換しがたいおそろしさと…。それでも、その内容を読み取りにかかってしまうあたり、著者がこの本に記したことが一つの真実であると証明しているみたいだ。
    不幸になりたがる人は存在する。社会人になってはじめて、その色が濃すぎる人物に...続きを読む
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    内田樹と春日武彦の健全な肉体に狂気は宿るを読みました。
    生きづらさの正体、という副題のついた、生き方についての対談集でした。

    章毎のテーマは、世代論に逃げ込むな、「自分探し」はもうやめよう、人間はわかりあえっこない、個性とこだわり幻想、健全な肉体に狂気は宿る、まずは身体に聞け、と現在喧伝されている...続きを読む
  • 心という不思議 何をやっても癒されない
    精神科医の臨床経験に基づく「心」を巡るエッセイ。
    『顔面考』と併せて読みたい、
    補遺的な――というか、そのまま同タイトルの章も。
  • 問題は、躁なんです~正常と異常のあいだ~
    「躁」という精神状態のイメージが変わる本。
    それは上機嫌で溌剌としたものだけでなく、攻撃的だったり、うまいこと言って人を騙したりする。意外にも人の迷惑になることが多い。
    少し前まで「人格障害」という言葉がそういう困った人に当てはめられてきたが、躁状態との峻別が難しいとのこと。
    ネットのおもしろい人を...続きを読む
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    すっかり内田樹にハマッています。

    内田氏の著書は、(勝間氏などの書く)ビジネス書及び自己啓発書と比較しながら読むととても面白い。結構正反対の事を言っていたりする。それなのに、双方に説得力があったりするのが不思議に感じる。

    けれど、総じて感じるのは「内田氏のほうがより大人だ」ということ。なんだか懐...続きを読む
  • 精神科医は腹の底で何を考えているか
    ひっじょうに面白い。
    なんか,リアルです。内容的にも面白いけども,個人的には濃密な文体に妙に魅了されてしまった。
    ぜひとも他の本も読んでみたいですな。

    それにしても,この人は捻くれてるというか,斜に構えてるというか・・・。でも,そんなところがとっても良いし,ある意味で素直な人なんだろうなぁと想像し...続きを読む
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    内田樹先生×春日武彦先生という夢コラボですね!!

    特に第2章「自分探しはもうやめよう」がオススメです。
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    「自分探し」禁止!!の文字に惹かれて購入。日本の若い女の子がAV女優になるのは「JJ」のせいだという話が笑えた。この人、対談も面白いな。
  • 不幸になりたがる人たち 自虐指向と破滅願望
    この本には世間にまぎれこんでしまったちょっと「グロテスク」な感覚、あるいはそれをもった人についての著者の考えが例を引いて述べられていて、いろいろな点でたいへん興味深かったです。扱う範囲はたぶん狂気とか精神病なんだけど、著者の書き方からまったく病的なものと境界にあるものとの見極めをだいぶ丁寧にやってい...続きを読む
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    私にとって絶好のタイミングで出合った本。
    タイトルは、硬いイメージがあるかもしれないけど、内容はたくさんの経験を積んできたお二人の対談で、目からウロコな言葉も多かった。
    人生観が変わった気がする。
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体
    ページの端を折りまくった一冊。対談ものなので読み進めやすい。『自己探しは自殺行為』『服装は恥部』など、私にとっての名言がいっぱいつまってます。
  • 様子を見ましょう、死が訪れるまで 精神科医・白旗慎之介の中野ブロードウェイ事件簿
    なんとなく手に取った小説だけど、これも当たり!
    現役の精神科医が書く、記憶喪失の男と精神科医の男の生活で遭遇したする様々な出来事というか事件というか。
    いろんな欲望を持つ人が登場するけど、何故に異常と呼ばれたり描かれたりする人にこんなに興味をかんじるんだろう?
  • 問題は、躁なんです~正常と異常のあいだ~
    DVTで小田原の病院に入院した時、縄ちゃんが差し入れてくれた本。読んでいなかったが、某クレージー野郎の事件で読んでみる。「うつ」は先が読めるし自覚症状もあるので治療しやすいが、「躁」と「人格障害」は自覚がないので治療に難渋するというのは、最近とても感じていたこと。プロである精神科医にとっても同じこと...続きを読む
  • 鬱屈精神科医、占いにすがる
    亡きお母上の呪縛から逃れたい一心で形振り構わず占いに縋る、少々情けないご自身の姿を敢えて赤裸々に描いた意欲作。誠に天晴れな作家魂と言う他ありません。常にも増して自己憐憫の欠片も無い、皮肉たっぷりの文章も素晴らしいです。褒めております。念のため。