幸田真音のレビュー一覧
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感想は下巻で。
以下抜粋~
・和喜次(是清)と鈴木知雄が学んだのは、紐育より来日していた医師でもあり、宣教師でもあるジェームス・カーティス・ヘボンである。前年より横浜の居留地で施療院とともにヘボン塾を開き、ヘボン式ローマ字表記法を考案。
・「いいへ、日本人は真っ先に辞書を買っていました。英語を勉強するんです。それに較べると、中国人はなにをおいても貯金ですって」
帰国する者たちと入れ替わりに、今度はその兄弟や親戚が、寄せては返す潮のごとく、亜米利加に渡ってくるというのである。
・共立学校の若き校長であり、英学教師であった是清とこのころ接点を持った若者たちは数知れない。
洋画家であり美術教育 -
Posted by ブクログ
山崎種二の一生を描いた本。 現在のヤマタネと山種美術館、既に合併で無くなった山種証券の設立の話。相場師として、関東大震災、第二次世界大戦をくぐり抜けた立ち振る舞いの物語。かなり倉庫で眠って板が読み始めたら、思わずのめり込み。電車で読んでいて降りる駅を乗り越しました。(笑)
種二が借金を背負って上京し、親戚の開米商店に丁稚奉公し、苦労して店を立ち上げ、震災で無にした後の立ち上げていくところはなかなか大変であるがしっかり復活。その後に川合玉堂、横山大観などと交流し美術品を収集したことが戦後に山種美事術館の収集品となるとは。一度この美術館へぜひ行ってみたくなった。