幸田真音のレビュー一覧

  • 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

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    感想は下巻で。

    以下抜粋~
    ・和喜次(是清)と鈴木知雄が学んだのは、紐育より来日していた医師でもあり、宣教師でもあるジェームス・カーティス・ヘボンである。前年より横浜の居留地で施療院とともにヘボン塾を開き、ヘボン式ローマ字表記法を考案。

    ・「いいへ、日本人は真っ先に辞書を買っていました。英語を勉強するんです。それに較べると、中国人はなにをおいても貯金ですって」
    帰国する者たちと入れ替わりに、今度はその兄弟や親戚が、寄せては返す潮のごとく、亜米利加に渡ってくるというのである。

    ・共立学校の若き校長であり、英学教師であった是清とこのころ接点を持った若者たちは数知れない。
    洋画家であり美術教育

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    2022年11月06日
  • 天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

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    激動です。信念に基づいて考えて行動し、結果を残す。簡単で当たり前だけれども誰でも出来る事ではありません。

    カッコ良いなぁ。

    専門的な事は分からない部分が多かったが
    大局を捉えて常に先を考える姿勢は、非常に参考になりました。

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    2022年06月14日
  • だったらボクがやる 宇崎治朗政治塾へようこそ 第1回

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    購入済み

    おもしろい

    表現の一つ一つが細かくて、それでいてリズムよく感じるいい文章だった。内容も面白く、続きを読みたくなる。

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    2022年03月22日
  • 天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

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    高橋是清、波瀾万丈を絵に描いたような人だと思う。今の時代に通じることがたくさんある。
    昭和に入った軍の愚かさもしみじみわかった気がする。

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    2021年12月24日
  • 天稟

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    山崎種二の一生を描いた本。 現在のヤマタネと山種美術館、既に合併で無くなった山種証券の設立の話。相場師として、関東大震災、第二次世界大戦をくぐり抜けた立ち振る舞いの物語。かなり倉庫で眠って板が読み始めたら、思わずのめり込み。電車で読んでいて降りる駅を乗り越しました。(笑) 
    種二が借金を背負って上京し、親戚の開米商店に丁稚奉公し、苦労して店を立ち上げ、震災で無にした後の立ち上げていくところはなかなか大変であるがしっかり復活。その後に川合玉堂、横山大観などと交流し美術品を収集したことが戦後に山種美事術館の収集品となるとは。一度この美術館へぜひ行ってみたくなった。

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    2020年12月10日
  • 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

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    青山にある公園をきっかけに高橋是清という名前を知り、どういった人なのかはよく知らなかったが、これを読んでとても学ぶことが多く面白かった。是清の波乱に満ちた生涯を描いてるが、個人的には特許に関する事業を始めだしたくらいからすごく興味が出てきた。銀行員や金融の知識がある人だったらもっと理解ができたろうな。日露戦争の膨大な戦費を賄うために欧米に国債を売りに行くのとかすごい。影の立役者とはこのこと。しかしユダヤ人はほんと金持ちだな。。笑 日本の財政破綻を幾度となく救った是清を日本人なら知っといた方がいいなと思った。

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    2020年08月26日
  • cc: カーボンコピー

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    ★4.7(2.84)2008年11月発行。様々な業界に取り組む著者だが、今回は広告業界。ナガサワ・アド・エージェンシーのアカウント・エグゼクティブである山里香純と極東生命の広報部に異動となった広崎研吾、それに香純の元夫でナガサワの社長である永澤一憲の3人が交互に独白。400頁にも及ぶ長編小説だが、長さを感じず、前半から中半にかけて話は面白いように展開。この著者の作品は、どれもここまでは一気に話が面白く進むのだが、後半突然話が別方向に展開。最後は、タイトルに合わせるような無理な筋書というのが、ちょっと残念。

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    2020年04月18日
  • 大暴落 ガラ 内閣総理大臣・三崎皓子

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    タイムリー。非常事態宣言を出す内閣総理大臣。
    総理の仕事の一端を垣間見れて、勉強になった。
    仕事の大変さとかを本読みながら体感して、
    日々の仕事の大変さに合わせる、そういう意図で
    手にとった。あんまり忙しくて進まなかったけど。
    最後が良かった。

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    2020年04月15日
  • スケープゴート 金融担当大臣・三崎皓子

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    2019.09.25~09.30
    政治家のやりそうなこと、てんこ盛り。
    その役に就くのは、その資質のある人であるはずなのに。資質がないのに、できると勘違いしてその役割を担ってしまった不幸な人は、男でも、女でもいるよね。別に、総理を女がやろうが、男がやろうが、国民が幸せであればよいと思うのですが。「女」って、損なのか、得なのか。「男」って、得なのか、損なのか。考えてしまいました。

    2020.10.26~10.28
    続編を読むにあたり、再読。

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    2019年11月29日
  • 傷(下) 邦銀崩壊

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    この小説の表向きの主人公は男性ながら、真の主人公は、たった一人で腐った大蔵省や銀行と戦う女性だった。
    いかに日本の金融機関内部の人間が腐っているか、日本人の思考が画一的で信念がないか、ズバズバ切り込んでいく姿が見もの。
    女性ならではの繊細さとしなやかさ、そして男性にはない強さが描かれていて、とても格好良かった。

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    2019年10月04日
  • バイアウト 企業買収

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    金融用語たっぷりではあるけれど、バックの親子のストーリーがあるおかげか読みやすい。
    「お金儲けが悪いことなのか」「自分が儲かれば、血の通った企業なんて後はどうなっても知らない」「法に触れることをしても、巧く振り切ればいい」、、、等々、お金儲けと人情との行ったり来たりの中、主人公はどんな結末を下すのか、、、圧巻でした。

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    2019年07月16日
  • 人工知能

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    誰もが言葉はしっているAI 人工知能のテーマ
    冒頭からAIに対する警鐘を感じさせる。
    主人公新谷凱の生き方は現代の若者の最先端のような生き方を感じさせた。
    安全に将来設計をしてきた多くの人とは一線を画している。
    もっともいつの時代もこのような人が時代を引っ張ってきたのかもしれない。
    自分の信念をしっかり持ち貫く、難しいと思う。
    だから素晴らしい。

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    2019年07月09日
  • ランウェイ 下

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    面白かった。バイヤーを終えて、自分のやりたいブランドを起ちあげる。
    この本の良いところはちゃんとラブもあって仕事も私生活も描かれていることですな。もううまく行きすぎてるんじゃないかと思う話運びだったけれど、こんな風に私も何もかもを脇において、とにかくゴールに向かって一直線にやり遂げるという経験を積めたらきっと人生変わる気がします。

    ただ主人公が得た分、捨てていかないといけないものもあったんだけれど。

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    2019年04月12日
  • ランウェイ 上

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    面白い。プラダを着た悪魔、ではないけどそんな感じに有能主人公ががむしゃらにファッション業界でバイヤーとして頑張っている話。上巻は下積みのところで終了。

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    2019年04月12日
  • 天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

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    高橋是清の伝記として面白かった。小説としての是非には触れないが読む価値は有る。それにしても二・二六事件前夜の日本が、今の日本にどうしても被って見えてしまい暗くなる。暴走するのが軍ではなく一政党と言うことだけが違うのだが。

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    2018年08月25日
  • 凛冽の宙

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    2018.08.16
    う〜ん、またしても最後まで書かない•••。しかし、正義がある。他人の世界の中で生きてはならない、自分の世界の中で生きなくては!人生の後半くらい、自分のペースで生きたいものだ。寒気の厳しいさま、そう「凛烈の宙」例え何があろうと正しいこと(客観的に見て正しいと判断できる)を選択しなくてはならない!

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    2018年08月16日
  • 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

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    高橋是清が、米国時代に奴隷にされたという話は聞いたことが有ったんですが、こういう事だったんですね。短期間で奴隷から抜け出られて良かったです。

    後半は、官僚として頭角を現していく様を描いています。小説なので、事実そのままではないと思いますが、それでも、優秀だったんですね。

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    2016年08月26日
  • 代行返上

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    「人間は言葉を使ってしか気持ちを通い合わせられない哀しい生き物ならば、言葉を惜しむのは罪悪なのだろう」久し振りの幸田真音、テーマは厚生年金。圧倒的な問題意識に引き込まれる。面白かった☺️

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    2016年05月01日
  • 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

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    歴史ものなのでどうかな、と思いましたが、人物の魅力か非常に興味深く読み進められました。
    金融分野に強い作者ならではの視点も魅力アップに寄与しているように思います。

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    2015年12月24日
  • 財務省の階段

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    まさかの経済ホラー短編集でした。
    金融市場の窓で出てくるような、ディーリングルームの切羽詰まった空気の描写がリアルな感じでとても好きです。
    経済とホラーはあんまり合わなかったような気がします。

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    2015年11月25日