前半,借金のある貧農の種二が東京に出て丁稚として働き始めてから独立するところまでが非常に面白く「働き一両,考え五両」という教訓を常に心に留め骨惜しみなく工夫して働き成長していくところなどわくわくした,ふうとの馴れ初めなども微笑ましく,ふう自身がとても魅力的だ.後半になって株取引が中心になりあまり知識がないので詳しい説明がある割にはさっぱりわからず,個人のエピソードも画家との交流ぐらいになってその辺りが面白さの失速になったと思われる.後半も終わりになるにつれ種二より清水浩に視点が移ったけれどワクワク感は減ってしまった.