あらすじ
これが、AI社会が直面する最悪のシナリオなのか――人気経済小説家が描く、衝撃のサスペンス! 中学生の頃から悪さばかりしてきた、新谷凱。いつも行き当たりばったりの人生を送ってきた彼が、唯一興味を持てたもの――それは「人工知能」の世界だった。携帯電話会社でのアルバイトや電気機器メーカーでの企画開発などを経て、AIに携わる仕事に就いた凱。その企業で彼は、ある事件の捜査に協力することになる。その事件とは、自動運転技術が搭載された試験中の車が、人を轢いたというものだった……。
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Posted by ブクログ
誰もが言葉はしっているAI 人工知能のテーマ
冒頭からAIに対する警鐘を感じさせる。
主人公新谷凱の生き方は現代の若者の最先端のような生き方を感じさせた。
安全に将来設計をしてきた多くの人とは一線を画している。
もっともいつの時代もこのような人が時代を引っ張ってきたのかもしれない。
自分の信念をしっかり持ち貫く、難しいと思う。
だから素晴らしい。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、どれほど難解な作品だろう。。と、構えて読み始めたけど、特にテクニカルなわけでもなく、ミステリアスなわけでもいし、ファンタジックなわけでもなかった。
ただ、表現がシンプルでわかりやすく、筋書きが見えていてもしらけさせずに最後まで読み続けることができたのは、文章の書き方が上手いのだろう。
そのため、ページ数の割には楽に読むことができた。
活字中毒の読書マニアには物足らないかもしれないけど、軽い読み物でリラックスしたい人には向いているかも。
Posted by ブクログ
時代設定がとても古く感じるのはなぜだろう。主人公の生い立ちはここまで描く必要があったろうか。どんどん嫌いになっていったが、事故があったから最後まで読めた。
Posted by ブクログ
前半は、ずっと主人公の成長過程が描かれてなかなか本題に入りませんでしたが、それはそれで面白かったです。
漸く事件が起こりそれを解決していくのですが、サスペンスと言うよりAIについての注意喚起がテーマの様な話でした。AIについて少し勉強出来たし、読みやすく面白かったです。
事件解決を機に主人公が次のステップへと進んで行く所で話は終わりますが、今後の主人公とAIの成長物語を続きとして書いて貰いたいと思いました。
Posted by ブクログ
人工知能を題材にした青春ミステリー。読み捨て用小説。
藤井太洋みたいな本職に比べるとテクノロジー描写の鮮度が落ちる。
著者の作品の中ではかなりダメな方。物語と新テクノロジー世界描写のバランスがどっちつかずになって失敗したのではないか。
「人工知能を洗脳した!」という決め台詞を使いたかっただけかな?と。人工知能を使ったトリックという部分では、これに似た事例が起きる可能性は大いにあると思う。
Posted by ブクログ
自動運転の自動車が特定の人物に向けて暴走する…。真相解明を依頼されたのはいい加減な人生を送ってきた新谷凱,人工知能の世界を知って生まれ変わった主人公だった。人工知能は人間が正しい目的のために適切な教え方をしないと正しい仕事はしない。なるほど。凱の半生を描いた前半のおもしろさに比べ後半は…
Posted by ブクログ
最近のテクノロジーを知っている人であればあまり目新しい事はなかった。また主人公の成長過程の話が多くあり、その内容が後半にあまりつながってないと感じられた。もう少しひねりがあればいいなと思います。