あらすじ
テレビの経済コメンテーターとしても活躍する大学教授の三崎皓子51歳は、「昔の男」矢木沢からの20年ぶりの電話をきっかけに、政界へ入ることになる。民間人として金融担当大臣に就き、地方銀行の取り付け騒動を鮮やかに解決した後、故郷・京都で選挙を戦って参議院議員にトップ当選。そして山城総理から官房長官に抜擢される。しかし、この活躍を快く思わない古老たちが裏で結託し、皓子を陥れようと暗躍する。選挙活動中に死去した父との因縁に思いをはせる皓子に、矢木沢の不可解な行動が影を落とす。そしてある日、山城総理が倒れてしまう。権力、欲望、嫉妬が渦巻く永田町。日本初の女性総理大臣の期待が掛かる皓子は〝生贄〟となってしまうのか、それとも〝ジャンヌ・ダルク〟になれるのか?
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Posted by ブクログ
2019.09.25~09.30
政治家のやりそうなこと、てんこ盛り。
その役に就くのは、その資質のある人であるはずなのに。資質がないのに、できると勘違いしてその役割を担ってしまった不幸な人は、男でも、女でもいるよね。別に、総理を女がやろうが、男がやろうが、国民が幸せであればよいと思うのですが。「女」って、損なのか、得なのか。「男」って、得なのか、損なのか。考えてしまいました。
2020.10.26~10.28
続編を読むにあたり、再読。