幸田真音のレビュー一覧

  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語後半の展開が急過ぎて、無理やりドラマチックな展開に持っていってるように見えた。

    「バイアウト」というタイトルとは異なり、主人公の相馬がやっていることは企業アービトラージに近い投資手法。

    企業再生を目的としない企業買収ファンドもあるために、業績不振の企業の株価を下落させる事のみを目的とする空売りファンドの方が市場での存在意義は大きいかもしれない。

    0
    2011年07月30日
  • 代行返上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【代行返上】 幸田真音さん

    企業の年金は「基礎年金」「厚生年金」「厚生年金基金」
    の三つよって成り立っている。

    基礎年金は国民年金ともよばれ、すべての国民が対象の
    定額支給である事に対し、厚生年金は民間のサラリーマン
    を対象とした収入に比例した報酬比例型の年金である。

    厚生年金基金は企業の実情に応じ、企業が独自に年金の
    上乗せを行っているプラスアルファの部分である。。
    コレは企業が母体とは別法人をつくり、基金が自分たち
    で掛金の徴収や運用、そして年金の給付も行っている。

    そしてこの基金は厚生年金の一部を、国に代わり運用の
    代行もしている。

    厚生年金の一部代行は企業にとってもメリットが

    0
    2012年10月19日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    ファンドや事業会社によるTOB合戦を若干ドロドロした人間ドラマと共に描いた金融小説。
    “会社は誰のものか”という命題を考えるためには良い本かもしれない。
    とても読みやすいし法律関係のことも勉強になるが、ストーリー自体にはひきこまれなかったので星3つ。

    0
    2010年12月29日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    ハゲタカが好きな人は読むといいかも。
    男の人が好きそうな小説です。

    最後は父娘のホロっとした家族愛なんかも描写されていて
    ビジネス小説としては読み終わった後、あったかい気持ちになれました。

    0
    2010年08月26日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    面白い。企業とは、とちょっと考えさせられる本。

    しかし余計なお世話だよなあ。
    ハゲタカっておせっかいなおばちゃんと変わらないじゃない。

    自分の価値観が正しい!
    買収して私の正しさを思い知らせてやる!!

    って感じでしょ。余計なお世話じゃない?

    それがイヤなら上場するなって事だよね。
    でも、消極的上場っていうのもあるわけですよ。
    競合が上場しちゃって対抗するためにせざるを得なくなるとか。

    若い頃は上場って息巻いていた時期もほんの少しあったけど、
    もう上場する気なんて全くなくなっちゃった。(出来るかどうか別として(笑))

    --気になった言葉--
    欲に目覚めた人間が

    0
    2010年08月15日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    幸田真音さんの著書。「バイアウト」。

    その名の通り、企業のTOBやM&Aについての物語だ。
    くしくもホリエモンや村上ファンドの頃の話が題材なので、登場する話がどことなく懐かしい。

    主人公は、外資系証券に勤める広田美潮という敏腕セールスの女性。
    やはり女性が主役である。

    投資ファンドの相馬や、ヴァーグ社の幹部の父親を巻き込んだ企業間取引の内容はとても白熱した内容だった。

    しかし、話がざっくりしていて、収束しなかったのが残念。

    やはりディーラー出身の作家さんなので、仕方ないのか。
    星3つ。

    0
    2010年07月20日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    自分が経営者であるということから、企業買収モノは割と好きで読むが、今回はそれほど面白くはなかった。ハゲタカの方が物語としてはより複雑でキャラが立っていてスリルが感じられた。

    0
    2010年06月13日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    途中までは面白かったけど、最後の方が微妙な感じであった。食うか食われるか、の描写が最後の結末に疑問を感じてしまった。

    0
    2010年05月27日
  • 凛冽の宙

    Posted by ブクログ

    外資系証券会社、たぶん自分には一生縁のない世界。
    その中でバリバリに働いている人達。
    こういう世界、こういう生き方も世の中にはあるんだなぁって思った。
    ついでに不良債権とか経済の知識も増えた気もする。
    自分としては、人間の心理とかストーリーがもう少し深いといいなぁと感じた。

    0
    2010年05月16日
  • バイアウト 企業買収

    Posted by ブクログ

    途中までは高評価だったんだけどな。
    インサイダー取引とかがどういうものかわからない人は勉強になると思う。

    小説としてはどうなんだろう。
    登場人物に関する内容が中途半端な気がした。

    0
    2010年02月20日
  • 代行返上

    Posted by ブクログ

    厚生年金の代行返上をテーマにした小説。
    大手信託銀行で働く主人公 河野を中心に、厚生年金基金、証券会社と様々な立場から見た『代行返上』の問題点が画かれている。

    難しいテーマだと思うが、とても理解しやすく書かれており、その当時自分が全く気付かなかった問題点、そしてこれから注目していかなければならない事がすんなりと入ってくる1冊でした。

    0
    2010年01月11日
  • 代行返上

    Posted by ブクログ

    内容:大手信託銀行で、年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。バブル崩壊以来の金融市場低迷で、大企業の代行返上が始まっている。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどういうところに現れるのかを物語として展開していく。―河野は代行返上による市場への売り圧力を緩和するスキーム作成に着手するが、そこには外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームが立ちはだかる。一方では、代行返上に向けて年金基金で地道に働く人々が…。取材先は、厚生労働省、信託銀行の年金運用部、企業の年金担当者など多岐に渡り、理解しにくい代行返上制度を極力分かりやすく解説しながら物語を展開する手法を取っている

    0
    2009年10月04日
  • 代行返上

    Posted by ブクログ

    厚生年金基金の解散に伴う経済の問題を
    取り上げた意欲作、といったところか。

    今騒がれている年金の問題がこの時点で
    徐々に露呈していたんだな、ということ
    がわかる。
    経済についてもなんだかわかったような
    気にはなれた。やや難解。

    0
    2009年10月07日
  • 代行返上

    Posted by ブクログ

    これはハードカバーで読みました。企業年金について書かれています。年金については昔勉強していたので少々詳しいです。でも企業年金は範囲外・・・。こういう小説は評価が難しいのですが、飽きずに読むことができました。

    0
    2009年10月04日
  • 傷(上) 邦銀崩壊

    Posted by ブクログ

    邦銀ニューヨーク支店の花形ディーラーが高層ホテルから身を投げた。その死の直前「N.U.H.」というメッセージを受け取った旧友、芹沢は、真相を探るうち、ウォール街で辣腕を振るうトップセールスウーマン、州波に出会う。「あんな銀行なんかつぶれればいい」。彼女は邦銀に深い恨みを抱いていた。日本金融界の闇を抉る問題作。

    0
    2009年10月04日
  • 凛冽の宙

    Posted by ブクログ

    うーんちょっとステレオタイプすぎな人物設定&ストーリー展開。不良債権ネタってさいきん聞かなくなっちゃったしねぇ。

    0
    2009年10月04日