幸田真音のレビュー一覧

  • cc: カーボンコピー

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    幸田さんの最新の文庫小説。
    前から気になっていたものが、
    やっと文庫化されて読んだ感じです。

    広告業界で働く主人公(キャリアウーマン的な感じ)が
    クライアントの生保の担当者とタッグを組んで、
    仕事を受注したり、彼との恋愛をしたりしていくお話。

    前半部分は、広告業界の仕事ぶりがリアルに描かれており、
    とても面白いし、広告業界に興味のある人も
    参考になる部分がたくさんあるはず。
    後半からは、ミステリー的な要素が増えて、
    逆にミステリーが好きな人は楽しめると思います。

    もう少しテンポ良く、話がポンポンと進んでくれるのが、
    個人的な好みではありますが、久々に読んだ小説は、
    僕のカラカラの体にすーっと沁み込んでいきました。
    やっぱ、小説はいいなぁ。。

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    2012年02月24日
  • cc: カーボンコピー

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    お人よしでも計算高くても上手くはいかないのが今ドキのサラリーマン。何事も『バランス』なんて言われたりする。サラリーウーマンには加えて『気遣い』だ『癒し』だ、なんてのが求められるし、、、効率化とコミュニケーションの向上は両立するのかな~。人間関係なんて、そもそも非効率の塊で築かれていくモノだと思うぞ、、、と、とりとめもなく考えるきっかけになる材料が沢山出てきます。

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    2012年02月09日
  • 代行返上

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    ネタバレ

    2003年、企業年金を運用できなくなった企業年金基金が国に年金運用を返上するという「代行返上」が大量発生するという社会背景をベースに、年金をめぐる闇(のちにこれは、年金記録のエラーということで顕在化した)や、社会の混乱に乗じた金融機関のマネーをめぐる暗闘を描く。
    小説とはいえ、ストーリー自体は陳腐。ただ、年金の仕組みや金融機関の裏側が垣間見れるという意味ではビジネス書として読んだほうがよいかも。

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    2012年01月17日
  • バイアウト 企業買収

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    こういった経済小説、特にM&Aものは、いつも「自分を奮い立たせる」為に読んでいます。

    さて、作品について。
    正直最初から中盤以降に掛けて、いつものM&Aものやなって感じで読んでいました。
    しかし、最後は「人の心」が勝つ。という展開。
    そして私自身も、仕事ってやっぱりそうなんや、それが「人の心」が大切なんやと思い知る。
    そして原点に気持ちが戻ります。
    これを何度も繰り返し自分自身に言い聞かせていくには経済小説はいいなと思います。

    今回、自分自身にとって、経済小説を読む意義をもう1つ見出だせました。

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    2011年11月20日
  • バイアウト 企業買収

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    ネタバレ

    物語後半の展開が急過ぎて、無理やりドラマチックな展開に持っていってるように見えた。

    「バイアウト」というタイトルとは異なり、主人公の相馬がやっていることは企業アービトラージに近い投資手法。

    企業再生を目的としない企業買収ファンドもあるために、業績不振の企業の株価を下落させる事のみを目的とする空売りファンドの方が市場での存在意義は大きいかもしれない。

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    2011年07月30日
  • 代行返上

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    ネタバレ

    【代行返上】 幸田真音さん

    企業の年金は「基礎年金」「厚生年金」「厚生年金基金」
    の三つよって成り立っている。

    基礎年金は国民年金ともよばれ、すべての国民が対象の
    定額支給である事に対し、厚生年金は民間のサラリーマン
    を対象とした収入に比例した報酬比例型の年金である。

    厚生年金基金は企業の実情に応じ、企業が独自に年金の
    上乗せを行っているプラスアルファの部分である。。
    コレは企業が母体とは別法人をつくり、基金が自分たち
    で掛金の徴収や運用、そして年金の給付も行っている。

    そしてこの基金は厚生年金の一部を、国に代わり運用の
    代行もしている。

    厚生年金の一部代行は企業にとってもメリットがあるのだ。
    国に任せておくよりも自分たちで運用し、運用益を
    あげれば、それは企業の利益となるからだ。

    しかし、それは日本が右肩上がりの成長を続けてこそ
    享受できるメリットでもあった。

    超低金利の今の時代、資産の運用は簡単ではない。
    企業にはこの基金が負担に変わってきた。

    新規雇用が限られて若年層が減り、その割には人員整理
    にも踏み切れない崩れた雇用体系が年金の支給額を
    支えきれないという事情もある。

    2002年に施行された確定給付型年金方で、その代行の
    返上が認められるようになった。
    それが「代行返上」だ。


    五稜信託銀行年金運用部企画課課長の河野俊輔は年金
    改革と代行返上についての問題点を常々言い続けてきた。

    彼は講演のつど、国民の年金への無関心にいつも
    歯噛みをする思いだった。

    代行返上で何がどう変わるのか?

    基金は資産運用が上手くいかない場合は積立不足が
    生じる。積立不足は企業が穴埋めをするコトになる。
    すなわち、企業の収益を基金が喰うコトになるのだ。

    企業は基金の解散に際し、代行部分を国に移行する
    コトになる。この移行を国は「現金で」と言っている
    のだ。

    現金で移行するためには、今まで運用してきた株や
    債権を売らねばならない。

    大企業の持つ基金の資産たるやハンパな額ではない。
    その株や債権が一度に市場に出回るのだ。
    市場の大暴落は火を見るより明らかだ。

    大暴落は企業にとっては痛手だが、ファンドに
    とっては大チャンスなのだ。

    ファンドは、この暴落を煽り、更なる儲けを
    得ようとする。

    河野はファンドの思惑が読めるので、事前に警告
    を発しているのだが、今ひとつ企業にも伝わらない。

    そんな時、株価操作まがいの怪しい取引を行って
    高いパフォーマンスをあげている要注意ファンドの
    ブレーンに彼の学生時代の親友が居るコトを知った。

    河野は学生時代、ある事件がきっかけで彼と仲たが
    いをした。そしてそのコトを今でも後悔している
    のだった。

    ☆

    代行返上に伴う基金側の調査作業。
    過去の、全ての従業員の掛け金の支払い状況を
    調べ、国側の資料と照らし合わせていく突合作業。

    しかし、国も企業も過去のずさんな管理が災いし、
    一向にはかどらない。

    今、作業に当たっている基金側の従業員は不運と
    しかいいようがない。

    しかし、そういうコトって他にも多くあります。

    景気の良かった時代、なぁなぁで済ませてきたコト
    が多かった。

    そのしわ寄せは、本人ではなく、その時、たまたま
    その事業に従事した人に降りかかる。

    今、国の財政を支えている赤字国債もそうだろうと
    思うし、今の東電の問題も、今の社長だけではなく
    歴代の社長にも十分責任があると思う。

    「逃げ得」や「やり逃げ」みたいなコトには
    ならないでいて欲しいな。。

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    2012年10月19日
  • バイアウト 企業買収

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    ファンドや事業会社によるTOB合戦を若干ドロドロした人間ドラマと共に描いた金融小説。
    “会社は誰のものか”という命題を考えるためには良い本かもしれない。
    とても読みやすいし法律関係のことも勉強になるが、ストーリー自体にはひきこまれなかったので星3つ。

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    2010年12月29日
  • バイアウト 企業買収

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    ハゲタカが好きな人は読むといいかも。
    男の人が好きそうな小説です。

    最後は父娘のホロっとした家族愛なんかも描写されていて
    ビジネス小説としては読み終わった後、あったかい気持ちになれました。

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    2010年08月26日
  • バイアウト 企業買収

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    面白い。企業とは、とちょっと考えさせられる本。

    しかし余計なお世話だよなあ。
    ハゲタカっておせっかいなおばちゃんと変わらないじゃない。

    自分の価値観が正しい!
    買収して私の正しさを思い知らせてやる!!

    って感じでしょ。余計なお世話じゃない?

    それがイヤなら上場するなって事だよね。
    でも、消極的上場っていうのもあるわけですよ。
    競合が上場しちゃって対抗するためにせざるを得なくなるとか。

    若い頃は上場って息巻いていた時期もほんの少しあったけど、
    もう上場する気なんて全くなくなっちゃった。(出来るかどうか別として(笑))

    --気になった言葉--
    欲に目覚めた人間が、満足と言う言葉を忘れてさらに上を望み、達成感を味わうたびに飢えていくものだということも。(P241)

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    2010年08月15日
  • バイアウト 企業買収

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    幸田真音さんの著書。「バイアウト」。

    その名の通り、企業のTOBやM&Aについての物語だ。
    くしくもホリエモンや村上ファンドの頃の話が題材なので、登場する話がどことなく懐かしい。

    主人公は、外資系証券に勤める広田美潮という敏腕セールスの女性。
    やはり女性が主役である。

    投資ファンドの相馬や、ヴァーグ社の幹部の父親を巻き込んだ企業間取引の内容はとても白熱した内容だった。

    しかし、話がざっくりしていて、収束しなかったのが残念。

    やはりディーラー出身の作家さんなので、仕方ないのか。
    星3つ。

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    2010年07月20日
  • バイアウト 企業買収

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    自分が経営者であるということから、企業買収モノは割と好きで読むが、今回はそれほど面白くはなかった。ハゲタカの方が物語としてはより複雑でキャラが立っていてスリルが感じられた。

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    2010年06月13日
  • バイアウト 企業買収

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    途中までは面白かったけど、最後の方が微妙な感じであった。食うか食われるか、の描写が最後の結末に疑問を感じてしまった。

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    2010年05月27日
  • 凛冽の宙

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    外資系証券会社、たぶん自分には一生縁のない世界。
    その中でバリバリに働いている人達。
    こういう世界、こういう生き方も世の中にはあるんだなぁって思った。
    ついでに不良債権とか経済の知識も増えた気もする。
    自分としては、人間の心理とかストーリーがもう少し深いといいなぁと感じた。

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    2010年05月16日
  • バイアウト 企業買収

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    途中までは高評価だったんだけどな。
    インサイダー取引とかがどういうものかわからない人は勉強になると思う。

    小説としてはどうなんだろう。
    登場人物に関する内容が中途半端な気がした。

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    2010年02月20日
  • 代行返上

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    厚生年金の代行返上をテーマにした小説。
    大手信託銀行で働く主人公 河野を中心に、厚生年金基金、証券会社と様々な立場から見た『代行返上』の問題点が画かれている。

    難しいテーマだと思うが、とても理解しやすく書かれており、その当時自分が全く気付かなかった問題点、そしてこれから注目していかなければならない事がすんなりと入ってくる1冊でした。

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    2010年01月11日
  • 代行返上

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    内容:大手信託銀行で、年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。バブル崩壊以来の金融市場低迷で、大企業の代行返上が始まっている。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどういうところに現れるのかを物語として展開していく。―河野は代行返上による市場への売り圧力を緩和するスキーム作成に着手するが、そこには外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームが立ちはだかる。一方では、代行返上に向けて年金基金で地道に働く人々が…。取材先は、厚生労働省、信託銀行の年金運用部、企業の年金担当者など多岐に渡り、理解しにくい代行返上制度を極力分かりやすく解説しながら物語を展開する手法を取っている。

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    2009年10月04日
  • 代行返上

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    厚生年金基金の解散に伴う経済の問題を
    取り上げた意欲作、といったところか。

    今騒がれている年金の問題がこの時点で
    徐々に露呈していたんだな、ということ
    がわかる。
    経済についてもなんだかわかったような
    気にはなれた。やや難解。

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    2009年10月07日
  • 代行返上

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    これはハードカバーで読みました。企業年金について書かれています。年金については昔勉強していたので少々詳しいです。でも企業年金は範囲外・・・。こういう小説は評価が難しいのですが、飽きずに読むことができました。

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    2009年10月04日
  • 傷(上) 邦銀崩壊

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    邦銀ニューヨーク支店の花形ディーラーが高層ホテルから身を投げた。その死の直前「N.U.H.」というメッセージを受け取った旧友、芹沢は、真相を探るうち、ウォール街で辣腕を振るうトップセールスウーマン、州波に出会う。「あんな銀行なんかつぶれればいい」。彼女は邦銀に深い恨みを抱いていた。日本金融界の闇を抉る問題作。

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    2009年10月04日
  • 凛冽の宙

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    うーんちょっとステレオタイプすぎな人物設定&ストーリー展開。不良債権ネタってさいきん聞かなくなっちゃったしねぇ。

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    2009年10月04日