幸田真音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【代行返上】 幸田真音さん
企業の年金は「基礎年金」「厚生年金」「厚生年金基金」
の三つよって成り立っている。
基礎年金は国民年金ともよばれ、すべての国民が対象の
定額支給である事に対し、厚生年金は民間のサラリーマン
を対象とした収入に比例した報酬比例型の年金である。
厚生年金基金は企業の実情に応じ、企業が独自に年金の
上乗せを行っているプラスアルファの部分である。。
コレは企業が母体とは別法人をつくり、基金が自分たち
で掛金の徴収や運用、そして年金の給付も行っている。
そしてこの基金は厚生年金の一部を、国に代わり運用の
代行もしている。
厚生年金の一部代行は企業にとってもメリットが -
Posted by ブクログ
面白い。企業とは、とちょっと考えさせられる本。
しかし余計なお世話だよなあ。
ハゲタカっておせっかいなおばちゃんと変わらないじゃない。
自分の価値観が正しい!
買収して私の正しさを思い知らせてやる!!
って感じでしょ。余計なお世話じゃない?
それがイヤなら上場するなって事だよね。
でも、消極的上場っていうのもあるわけですよ。
競合が上場しちゃって対抗するためにせざるを得なくなるとか。
若い頃は上場って息巻いていた時期もほんの少しあったけど、
もう上場する気なんて全くなくなっちゃった。(出来るかどうか別として(笑))
--気になった言葉--
欲に目覚めた人間が -
Posted by ブクログ
内容:大手信託銀行で、年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。バブル崩壊以来の金融市場低迷で、大企業の代行返上が始まっている。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどういうところに現れるのかを物語として展開していく。―河野は代行返上による市場への売り圧力を緩和するスキーム作成に着手するが、そこには外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームが立ちはだかる。一方では、代行返上に向けて年金基金で地道に働く人々が…。取材先は、厚生労働省、信託銀行の年金運用部、企業の年金担当者など多岐に渡り、理解しにくい代行返上制度を極力分かりやすく解説しながら物語を展開する手法を取っている