幸田真音のレビュー一覧

  • 投資アドバイザー有利子 1巻

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    経済エンタメが、コミックや小説で少しずつ増えています。本作も前から知っていましたが、書店でたまたま見つけて購入してみました。,,結局は、おっさん向けコミック誌定番の人情物でオチをつけるのが基本スタイルです。,(コミックチャージは、それ程「おっさん」誌では、ないと思うのですがw),そこへ、小道具として株ネタを絡めるところがポイントです。,,・IPO関連株(親会社株),「グリー」が外れた身としては、少々悔しい…。,・新興国株下落によるオプション取引,・デイトレーダーの光と闇,・定番の同業者の自殺(どうやら主人公の父親も…),etc,,2007年〜2008年の作品ですが、今読んでもそれほど、ネタが古

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    2018年10月29日
  • ナナフシ

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    ネタバレ

    経済小説かと思ってたらヒューマンドラマ色の方が強くて、ちょっと想定外。後半に金融関係のお話が出てきますが、メインは主人公・深尾の蘇生と彩弓のクオリティ・オブ・ライフのお話という印象。

    深尾が少しお節介焼きすぎな感はありますが、人間ドラマ的なところは概ね満足。ただ、購入時に期待していた経済小説要素がもっと欲しかったというのが正直なところ。

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    2018年10月09日
  • ナナフシ

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    全てを失った男と夢に挫折した少女の物語。誰かを救うには強くなければならないと思っていたが,強くなろうとする決意が誰かを救う力なのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    2008年の世界的な金融危機でファンドマネージャーだった深尾真司は全てを失った。7年後のある日、コンビニの雇われ店長になった彼は行き倒れの少女を助ける。昆虫のナナフシのような細い肢体を持つ彼女、彩弓は将来有望なバイオリニストだったが病を抱えていた。彼女を救うべく、深尾は再び金融市場へと―。

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    2018年10月02日
  • スケープゴート 金融担当大臣・三崎皓子

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    ネタバレ

    『女性初』という冠がつかない時代が来るのだろうか、、、。男女雇用機会均等法、女性活躍、ダイバーシティー、言い方が変わると目新しく映るけれど長い長い時間が費やされて結果どんな時代になったのだろうか。

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    2017年11月26日
  • ランウェイ 下

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    女子が好きそう!後味いいし、上から引き続き真昼の海外での活躍を追っていけるので、とても楽しく読めました。

    津田さん、私はどんなに彼女が気持ちを入れ替えたとしても怖くてなりません。一度罪を犯しているわけなんだから…と幸田真音さんの優しさをちょっと否定的に見てしまいました。

    と言いつつ、私は結構好きでした。働く女性やアパレル業界が好きな方に特におすすめです‼︎

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    2017年04月14日
  • 周極星(下)

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    えらくドラマチックに終わりました。
    上巻から続いていた人間の汚い部分。
    欲にギラギラしていた登場人物たちが、
    最後の最後に普通の良い人になりました。
    もっと汚い部分やギラギラした部分いかして
    欲しかったです。

    どちらにしろ一気に読んだ、
    とても面白い小説でした。

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    2017年03月26日
  • ランウェイ 下

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    面白いか面白くないかと言えば、間違いなく面白かった。ファッション業界の舞台裏ものぞけたし、仕事に対する主人公の姿勢には憧れるし、そのプロ意識はみならいたい。読んでて元気になれる本かもしれない。

    ・・けど、転校初日にぶつかって喧嘩になった相手が同じクラスで席も隣で、実は学校一のモテ男だった、みたいな流れが随所にあって、若冠、食傷気味。

    最後のプロポーズは、付き合ってもいないし、お互いの気持ちも確かめてないのにプロポーズってどうよ、、というのは一旦置いておくにしても、真昼にプロポーズする前にセレーネとブライダルメイトになる話をしてたり、真昼の母親の同意をとってたりって、私はちょっとひいちゃうわ

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    2016年11月10日
  • バイアウト 企業買収

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    村上ファンドをモチーフにしているのは明らか。
    登場人物の人物描写が非常に浅いと感じるものの、スピード感を大事にした展開を行うのであれば致し方ないか。
    タイトルの「バイアウト」に関し、一般的には「株式のマジョリティ取得を狙ったファンドによるM&A」が定義であるのに対し、本書ではマイノリティ投資にも関わらず「バイアウト」という単語が使用されているのが残念。
    鞘抜きを狙うファンド、不動産価値に重きを置く事業会社、そして人的資産に着目する事業会社・・・
    本書では最終的には人的資産に着目した事業会社が独り勝ちをしたが、個人的には儲けの手法はプレーヤーによって様々で、その手法に長短や是非はないと考

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    2015年12月07日
  • ランウェイ 下

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    ファッション界の話って面白い。
    ただものすごく泥くさい。
    泥くさい中で闘う力強さは、わたしが見習わなくてはいけないところ。

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    2015年03月13日
  • ランウェイ 下

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    舞台はNYへ。迷って悩んで苦しんで、それでも前を向く姿は、やはり清々しい。でも長期戦には休憩も必要です。

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    2015年02月22日
  • ランウェイ 上

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    ミラノ、パリ、NYで新米バイヤーがトラブルに巻き込まれながら成長していくサクセスストーリー。この華やかな設定、女子は大好きです。

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    2015年02月04日
  • cc: カーボンコピー

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    中堅どころの広告代理店で働くキャリアウーマンを巡る話。
    仕事、恋愛、ミステリーと焦点が絞りきれず全てが中庸な感じ。
    犯人は最初のほうで想像がついてしまった。

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    2014年03月28日
  • cc: カーボンコピー

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     ビジネス小説でもなく恋愛小説でもなし、どっち付かずの中途半端感がある。キャリアウーマンの悲哀に共感することが出来なければ楽しめない。広告業界に興味があれば参考になる一冊である。

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    2014年01月12日
  • バイアウト 企業買収

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    なんか既読感があったのだが、それはまぁそれなりに楽しめました。
    村上ファンドの事件を下敷きにしているのはよくわかりますが、ちょっと見方が一方的かな、と思うのと、登場人物の描写の甘さは彼女の小説の基本になってしまっているのが残念。主人公や歌手の苦悩ももう少し掘り下げて欲しかったし、いくら業界が違ってもあんなに短期間で取引をうまいこと成功させることが現実的でないことはわかるので、そこは小説という逃げ場を作ってほしくなかったかも。

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    2013年05月25日
  • 周極星(上)

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     中弛みもあり、人間関係も物語非現実的で、一様最後まで読んだけど、なんやこれだけかいなって感じでした。不完全燃焼や!

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    2013年02月09日
  • 凛冽の宙

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    主人公は、外資系の証券会社ではたらく。
    不良債権をビジネスにする人たちがあることが、
    ずいぶんわかった。
    お金を動かす単位が違うと、
    やはり、感覚も違ってくるのだろうね。
    大きな流れの中で、
    自分の正義を通すことの難しさが、伝わってくる。

    これまでの幸田真音のストーリーとは違っているような感じを受ける。
    小説風になりすぎているというべきなのだろうか?

    会話の中で、応えていくのは、深みがなくなる。
    会話というのは、微妙にずれている。
    その微妙なずれが、おもしろいが、
    会話に応える様に展開することが、はまりすぎておもしろくない。

    不良債権には、誰も責任をとるものがいない。
    このことが、一番大

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    2013年04月02日
  • cc: カーボンコピー

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    幸田さんの最新の文庫小説。
    前から気になっていたものが、
    やっと文庫化されて読んだ感じです。

    広告業界で働く主人公(キャリアウーマン的な感じ)が
    クライアントの生保の担当者とタッグを組んで、
    仕事を受注したり、彼との恋愛をしたりしていくお話。

    前半部分は、広告業界の仕事ぶりがリアルに描かれており、
    とても面白いし、広告業界に興味のある人も
    参考になる部分がたくさんあるはず。
    後半からは、ミステリー的な要素が増えて、
    逆にミステリーが好きな人は楽しめると思います。

    もう少しテンポ良く、話がポンポンと進んでくれるのが、
    個人的な好みではありますが、久々に読んだ小説は、
    僕のカラカラの体にすー

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    2012年02月24日
  • cc: カーボンコピー

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    お人よしでも計算高くても上手くはいかないのが今ドキのサラリーマン。何事も『バランス』なんて言われたりする。サラリーウーマンには加えて『気遣い』だ『癒し』だ、なんてのが求められるし、、、効率化とコミュニケーションの向上は両立するのかな~。人間関係なんて、そもそも非効率の塊で築かれていくモノだと思うぞ、、、と、とりとめもなく考えるきっかけになる材料が沢山出てきます。

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    2012年02月09日
  • 代行返上

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    ネタバレ

    2003年、企業年金を運用できなくなった企業年金基金が国に年金運用を返上するという「代行返上」が大量発生するという社会背景をベースに、年金をめぐる闇(のちにこれは、年金記録のエラーということで顕在化した)や、社会の混乱に乗じた金融機関のマネーをめぐる暗闘を描く。
    小説とはいえ、ストーリー自体は陳腐。ただ、年金の仕組みや金融機関の裏側が垣間見れるという意味ではビジネス書として読んだほうがよいかも。

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    2012年01月17日
  • バイアウト 企業買収

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    こういった経済小説、特にM&Aものは、いつも「自分を奮い立たせる」為に読んでいます。

    さて、作品について。
    正直最初から中盤以降に掛けて、いつものM&Aものやなって感じで読んでいました。
    しかし、最後は「人の心」が勝つ。という展開。
    そして私自身も、仕事ってやっぱりそうなんや、それが「人の心」が大切なんやと思い知る。
    そして原点に気持ちが戻ります。
    これを何度も繰り返し自分自身に言い聞かせていくには経済小説はいいなと思います。

    今回、自分自身にとって、経済小説を読む意義をもう1つ見出だせました。

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    2011年11月20日