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Posted by ブクログ
★4.7(2.84)2008年11月発行。様々な業界に取り組む著者だが、今回は広告業界。ナガサワ・アド・エージェンシーのアカウント・エグゼクティブである山里香純と極東生命の広報部に異動となった広崎研吾、それに香純の元夫でナガサワの社長である永澤一憲の3人が交互に独白。400頁にも及ぶ長編小説だが、長さを感じず、前半から中半にかけて話は面白いように展開。この著者の作品は、どれもここまでは一気に話が面白く進むのだが、後半突然話が別方向に展開。最後は、タイトルに合わせるような無理な筋書というのが、ちょっと残念。
Posted by ブクログ
中堅どころの広告代理店で働くキャリアウーマンを巡る話。
仕事、恋愛、ミステリーと焦点が絞りきれず全てが中庸な感じ。
犯人は最初のほうで想像がついてしまった。
Posted by ブクログ
ビジネス小説でもなく恋愛小説でもなし、どっち付かずの中途半端感がある。キャリアウーマンの悲哀に共感することが出来なければ楽しめない。広告業界に興味があれば参考になる一冊である。
Posted by ブクログ
幸田さんの最新の文庫小説。
前から気になっていたものが、
やっと文庫化されて読んだ感じです。
広告業界で働く主人公(キャリアウーマン的な感じ)が
クライアントの生保の担当者とタッグを組んで、
仕事を受注したり、彼との恋愛をしたりしていくお話。
前半部分は、広告業界の仕事ぶりがリアルに描かれており、
とても面白いし、広告業界に興味のある人も
参考になる部分がたくさんあるはず。
後半からは、ミステリー的な要素が増えて、
逆にミステリーが好きな人は楽しめると思います。
もう少しテンポ良く、話がポンポンと進んでくれるのが、
個人的な好みではありますが、久々に読んだ小説は、
僕のカラカラの体にすーっと沁み込んでいきました。
やっぱ、小説はいいなぁ。。