篠原千絵のレビュー一覧
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27巻。
最後までナキア皇太后にしてやられましたが、ようやく決着がつきホッとしました。しかし、生贄にする為に呼び寄せたユーリにタワナアンナの地位を奪われた事を始め、全ての陰謀が裏目に出た結果に皇太后は気付いているのでしょうかね。見方を変えれば、全ての陰謀がユーリをタワナアンナにする為の物だった、とも言えますからね。。
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26巻。
この巻ではナキア皇太后とその右腕・ウルヒの過去が描かれています。ウルヒが最後の最期まで皇太后に尽くす理由は解りましたが、同情するには2人のやってきた事が酷過ぎますね。そして…ウルヒを失ってもまだ諦めない皇太后がホントに凄すぎる(そして、その為の策を残して去ったウルヒも)。その姿は敵役としては素晴らしいなと思います(物語を盛り上げる上で…という意味ですが)。
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25巻。
戦争も終わり、ハットゥサに帰ってとうとうナキア皇太后との最終決戦に突入です。売国の証を突きつけられ、前皇帝弑逆及びユーリ誘拐事件の実行犯である片腕・ウルヒの身柄も拘束され、もうどうしようも無い筈なのに…まだ諦めない皇太后。全編通して、窮地になってもこのふてぶてしさは変わらず、野望を抱き続け策を弄する姿は、敵ながらお見事ですね(おかげで、これだけ物語が盛上がったワケですし^^;)。
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24巻。
猫好きで知られる?著者の篠原さんですが、表紙にカイルと居るのは飼い猫で首輪の文字はその子のお名前が刻んである…と何処かでご本人が書いていらっしゃいました…と本編には全く関係のない豆知識?です(笑)。この巻は主にヒッタイトvsエジプト、合わせてカイルvsラムセス。皇帝と将軍が戦争とは別に喧嘩を始めて行方不明になってしまったので(笑)、ヒッタイト帝国側の総指揮はユーリに託されます(彼女はまだ10代の女の子なんだよねぇ?…と思いつつ)。それが結局は正妃として周りに認められる確固とした基盤になり、本来なら身分的に直接対決など出来ない2人(カイルとラムセス)を戦わせてあげる事も出来た辺り、上手いなぁと思
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23巻。
長い間離れ離れだったユーリとカイルの再会シーンはやっぱり良いですね(涙)。それと同じくらい大好きなのは、エジプトとの最終決戦を前に、周りには悟らせない体で緊張するカイルの、冷えた指先と唇をユーリが温めるシーン。エジプトとの最終決戦を前にホっと一息つけました。
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22巻。
vsエジプト・ネフェルティティ王太后、終了。7巻のミタンニ戦で黒太子に貰った黒玻璃の飾りは全編通して良い小道具となっておりましたが…最終的に"こう"なりましたか!と感嘆。3巻の時点でこの展開を想定していたのかなぁ?。これ以上は無い結末、だったと思います。そして、やっとヒッタイトへ帰国。次巻でやっとユーリとカイルは再会できますね^^♪
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ハマりました
エジプト(王家の紋章)に隠れて目立たないヒッタイトですが、実は巨大帝国を築いていた事を思い出しました。オリエントの歴史に基づく作品として勉強にもなります。
そこに元気印の日本人の女の子が活躍して恋をするというロマンスありで、どんどん読めました。
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21巻。
エジプトに居ても当然の様に(ラムセス将軍も巻き込んで)大騒動を起こしているユーリが笑えます。エジプトでもナキア皇太后の様な毒婦がいました。彼女・ネフェルティティに嵌められて捕まったラムセス将軍と、彼を救う為動くユーリ。次巻がエジプト編の山場かな。
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20巻。
ユーリはラムセス将軍に救われた後にエジプトの彼の自宅へ連れ去られますが、そこで彼女は絶望の淵から立ち上がり、彼女らしくカイルの為に生きて動こうとしているので、とりあえずはホっとします。エジプト-ヒッタイト間でのスパイ問題が持ち上がり、ユーリに付き従っていたルサファが、使命を持って帰国するシーンが好きです。三隊長の1人、ミッタンナムワとの再会シーンが楽しくて大好き!!。そして、三隊長での3人飲みシーンも良い(この巻はミッタンナムワが最高に素敵な巻でしたwww)。
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19巻。
この巻は、全巻の中でも1番位読むのが辛い巻。前巻でユーリの懐妊が明らかになって幸せで穏やかなひと時が序盤で描かれているだけに、ナキア皇太后(&ウルヒ)の仕打ちに、唖然とします。ユーリは勿論の事、彼女が行方不明になってカイルも精神と肉体のバランスを崩してしまいます。救いは、ユーリ(とルサファ)が流れ着いた先でラムセスと巡り合えた事。敵国の将でユーリを(嫁にと)執拗に狙っている人物ではありますが、気分的には味方寄りですからね^^♪。
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18巻。
久しぶりにラムセス登場です。ユーリはまた彼に攫われてしまいますが、カイルにより即奪還♪。もうこの流れはお約束?という感じですね^^♪。その後、ユーリの懐妊が明らかになって幸せで穏やかなひと時が流ます…が嵐の前の静けさという感じです。それを知ってナキア皇太后とウルヒが大人しくしているワケがないですからね…。
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17巻。
ユーリが近衛長官になりナキア皇太后は何を仕掛けてくるのか?と思っていたら、ユーリの側近となったルサファの方へ魔の手が。ユーリが彼を救う為のシーンがとっても好きです。続いて、エジプト戦。…の前にまた皇太后が仕組んだ罠。この人はもぉ、自国を滅ぼすつもりとしか思えん行動に出ていますね☆。とどまる所を知らない彼女の所業に、ある意味感心します。
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16巻。
ナキア皇太后の陰謀で無実の罪を着せられたり拐かされたりしますが、結局ユーリがイシュタル及び唯一の后との地位を周囲に認識させる為の布石になりました。その為の策を講じる、イル・バーニの頭脳プレイがとても好きです。何度も読んでいる作品ですが、読み返すごとイル・バーニに目が行く私です。彼は(主に顔が)地味め(笑)ですが、結構凄いんです。さて、とうとうユーリを正妃にすると宣言したカイル。正妃になれるのは皇族か一国の王女のみというのが慣例の中、ナキア皇太后が出した条件はユーリが近衛長官(軍人のtop)としてエジプト戦を務めあげる事。彼女は次には何を企んでるんだ?…という所で次巻へ!
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15巻。
やっと本当の側室になったと思ったら、後宮にて女の争い勃発。空だった後宮にわんさか集められた他国の王女や自国の皇族の姫達に、後ろ盾や身分を持たないユーリは遠慮気味。まぁ、しょーもない嫌がらせの数々にはビクともせず、ただカイルの役に立てない事を嘆いている辺り、最初から勝負は決まっていた様なものかしら。…けれど本当の敵はやっぱりナキア皇太后。次々と途切れる事無く悪巧みをする彼女はある意味凄いです。
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14巻。
ユーリは還るか残るかの最後の選択に迫られます。その決断シーン・続く劣勢の戦場への参戦シーン・そして再会シーン…どれもとっても大好きです。『わたしの生きる天(そら)はここにあった、この天の下にわたしは生きて、いつかこの赤い土に還ろう。わたしの生きる天は、この赤い河のほとり、そしてこの赤い大地』タイトルを意味する、ユーリの独白も好き。何度再読しても、一旦ここで満足して一息つきます^^♪。そして、戦争から帰ったら後宮に異変が(勿論ナキア皇太后の仕業☆)。ユーリは、ある意味新たな戦場へ足を踏み入れます。
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13巻。
一軍を任されて動乱を鎮めに行くユーリですが、鮮やかな手腕で事を進めていきます。イル・バーニを筆頭に三姉妹や三隊長、皆が彼女を「皇妃・タワナアンナに」と元から願っていたけれど、その願いを強く募らせてゆきます。いやー、ユーリが活躍すると読んでいてやっぱり楽しい!。前巻まで数巻続いた重苦しい気持ちを吹っ飛ばしてもらいました♪。さて、次巻はいよいよ決断の時、私の一番大好きな巻です^^♪。
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12巻。
カイル皇子が無事に皇帝に即位するもののユーリとの心の溝は深まり、お互いを想う気持ちとはうらはらに心はすれ違い、とうとう「今度こそユーリを現代日本に"還す"」とカイルは約束します。そこからまたナキア皇太后の陰謀で戦乱が2箇所で起こり、2人は其々別の地へ遠征する事になります。そこで一軍を任されて遜色ないユーリが凄い(本来なら普通に女子高生やっている筈なのに☆)。ユーリが動き出すとやっぱり読んでいて面白く、ワクワクしますね^^♪
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11巻。
全巻の中で1・2を争うくらい、読むのがキツイ巻です。ユーリもカイル皇子も動きが取れない状態で、状況を打開する為侍女のウルスラがとった行動は自身を犠牲にする様な方法で…てな展開。ユーリとカイル皇子はやっと再会する事が出来ましたが、気分は落ち込みますね。。けれど、この一連の事件で私の中でのイル・バーニの株が上がりました。目的の為にはいくらでも狡猾に非情になれ、自身が泥を被り汚泥を呑む事も厭わない。彼がいなければカイル皇子の陣営はやっていけないと思います。
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10巻。
カイル皇子の隠し子騒動(でっちあげ)がら始まり、新しく立った新皇帝が弑逆されその場にいたユーリが疑われ、そして逃げる様に避難しして…と、ユーリはいつもの彼女らしく動く事が出来ず常に辛い状況。カイル皇子も状況打破を試みますが、ナキア皇太后を追い詰めるのにはあと一歩及びません。なかなか読むのが辛い巻です。けれど、最後まで読んで感動するには飛ばして読む事はお勧め出来ないので、頑張って読み進めるしかありませんね^^;。