西炯子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここ数年西炯子先生の描く恋愛と自分の感覚がズレてきてフェードアウト気味だったけど、書店の試し読み冊子の1話「手紙」がよかったので購入。オムニバス短編集で1話あたり40Pとボリュームもそれほどではないので気兼ねなくサクっと読める。
掲載誌がなかよしとのことで、決めゴマ、瞳の大きさなんかもローティーン向けに寄せて描かれている印象が目立っている。ストーリーの好みは断然1話!時間をかけたすれ違いの恋愛という意味ではとても好み。4話の「前髪」は、共感性羞恥のある人はちょっと途中でページを閉じたくなってしまうかも。
自分がリアルタイムでなかよしを読んでいた20年前は、キスは連載の最終回で散々盛り上げて描か -
購入済み
かわいい
西桐子さんの本はだいたい読んでいますが
大人のほろ苦い恋愛模様より
こちらの作品のような読後感のいい甘酸っぱい話の方が好きです。
ハッピーエンドなのもキスどまりなのもかわいくていい!
あとよくあるけど、実は美少女だったけど中身や行動が‥というのもコミカルで楽しく読めました。
何度も読み返したくなる作品です。 -
面白いけど現実的じゃない
お話は楽しいし、ときめく話だけど、お話が現実的じゃないのでだんだん冷めた目で読んでしまう。現実の40女はこんなに重力に逆らってスタイル良くないし、顔だって小じわがちらほら肌もくすみがち、どんなに若作りしても20代には見えないお年頃。若い男性にとっては40女は知り合いじゃなければ、透明人間のようなもの。視野の隅に置かれるのよね。もちろん恋愛も始まらない。
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ネタバレ 購入済み
何も知らない小学生のときに読んでたら、もっと純粋におっさん二人を見てたんだろうな(笑)
今読んでる子達が大人になって読み返したら違った目線で見れる漫画だと思う
とりあえず、終わりかたが気になるので全巻制覇予定! -
Posted by ブクログ
書かれたのが1992年ということもあって、時代を感じる作品で、時折、そういえばこんな文体が流行っていたなあと微笑ましい気持ちになりました。
まさかのワーグナー使用方法にちょっとびっくりしましたが、周りにクラシック音楽を常に流している人(あの時間も)が多いため、そこまで違和感は感じず。
どうしてもクラシック音楽家の立場から見てしまうので、そもそも芸大に入っておきながら「学ぶことがない」とか「先生はCD」(CDだとやっぱり音がミキシングされているため生音には敵わない)とか言ってしまう彼に首を傾げたくなりますが、イタキスの入江くんも折れかけたシャーペンで5分間だけで解いた試験で全国1位とかになって