松岡なつきのレビュー一覧
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9巻目の発売が2006年の2月なので、1年4ヵ月ぶりの新刊だったんですね。気分的には★4.8ぐらいな感じでしょうか。大航海時代のイングランドにタイムスリップしてしまった主人公海斗の物語ですが、9巻に引き続きスペイン編。ビセンテによってスペインに連れ去られた海斗は、異端審問にかけられることになり・・・という緊迫した展開。やはり、長い間イングランド側からの物語を読んできたせいか、それともスペインの歴史にあまり興味がなかったせいか、スペイン編は気乗りしないな、などと思ってたんですが面白い。もともとこのシリーズは、時代考証がしっかりしているのですが、今回も異端審問の様子が詳しく描かれていて、興味深かっ
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◆あらすじ◆
「住宅街のど真ん中に、温泉を掘る!?」
伯父の突然の一言で、春央の夏休みは一変!!
日本の業者に匙を投げられた伯父が、アメリカから石油掘削のプロチームを招いたのだ。
おかげで、帰国子女の春央は、通訳兼渉外担当に大抜擢。一見コワモテのリーダー、アレックスと仕事で急接近することに。
でも、ラフでワイルドな印象とは裏腹な、優しいアレックスに春央はいつしか翻弄されて!?
●石油掘削という職業に就く、汗が似合う奴ら。ワイルドな男たちが生き生きと描かれています。そんな男たちをまとめるアレックスと、心に深い傷を持つ主人公が、出会い、お互いを信頼し、求め合 -
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待ちに待った7巻の発刊。帯と裏表紙の粗筋を見て不安になった私の読後の率直な感想は
「そうそう!! FLESH & BLOODはそうでなきゃ!!!!」
うう……よかった……海斗には清い体でいて欲しい派の私としては本懐を遂げなくてうれしゅうございました……。なのに自分誘うんじゃない!!はしたない!!髪ロン毛の彼が……好かん訳ではないのですがナイジェルとは違う方向性のポエマーぶりがなんかなあ……。
ナイジェルがある意味本懐遂げた感じでよかった。本質受な男はメルヒェンちっくでいい。いろいろ大満足でした。ナイジェルは今回おいしかったな〜。「なになにビセナイ!?」みたいな(違います)。 -
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ネタバレ順調にジェフリーとナイジェルに囲まれながら、航海を続けていくのかと思ったカイトだったけれど、懐かしいイングランドの陸地に戻る直前から、新たなカイトの受難が始まってました。
まさかの女王に対する呼び出しに始まって、そこで拷問されそうになったり、そこから免れたと思ったら、今度は女王様付きの「道化師」になったり本当にめまぐるしい。
そして遂に、嫉妬に耐えかねたカイトが、ジェフリーに自分の気持ちを伝えてしまって、二人の関係は一歩先に前進してしまう。ただし、身体の関係はまだ先。
そんなことをしている間に、今度はカイトに暗殺の容疑がかけられて再び拷問部屋に連れて行かれそうになる大ピンチ……
というとこ -
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ネタバレさて、かなり巻数が出ているシリーズの3巻目……とはいえ、もう3巻かって思うと順調すぎるほど、順調ですね。
ようやく少し船旅にも慣れてきたカイトですが、ちょっとずつ自分が知っている歴史と、違ってきていることに気付く。
なんとか自分の知っている歴史と同じところに戻りたいカイトは、なるべく自分の知っている歴史から離れないようにより慎重に行動しなければならないことを知る。
そんな中、カイトは再びジェフリーの船にビセンテが追いついてきたことを知る。
間一髪のところを、ナイジェルに救われたカイトは、ナイジェルが自分が考えていたよりもずっと優しい人であったことに気がつく……
という感じでしょうか。
ずっ -
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ネタバレイングランド海賊の船長ジェフリーと、初めての航海に出た海斗。
初めての海に海斗は、船酔いでふらふら。
おまけに嵐に巻き込まれた船内には病人とけが人が蔓延して、敵国・フランスの港に上陸することになる。
そこで、偶然再会したのは、なんと黒衣のスペイン貴族・ビセンテ。
ビセンテは、未来が読める預言者として、海斗の奪取を考えていた。
「命にかえても、おまえは俺が守る!!」
祖国への愛と海斗を賭け、ジェフリーは激しく剣の火花を散らす……
という話でした。
ようやく、海斗はジェフリーへの自分の気持ちがなんなのかを理解するけれど、それを口にしてしまうとジェフリーが自分から離れていってしまうのじゃないか、と -
Posted by ブクログ
ネタバレイギリス在住の日本人の少年二人は、憧れの海賊であるキャプテン・ドレイクの足跡を辿るための旅に出る。
ところが旅の途中で、少年のうちの一人・海斗はドレイクゆかりの地であるプリマスで、次元の壁のようなものに飲み込まれてしまう。
海斗が目覚めた場所はまさしくそのキャプテン・ドレイクが活躍する「大航海時代」。
信じられないことに海斗はタイムスリップしてしまったようなのだ。
途方に暮れる海斗だったが、運よくドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長・ジェフリーに助けられる……
という話でした。
まだまだ物語は始まったばかりなので、いったい全体、物語が何処にたどり着くことになるのか、まったく想像が