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Posted by ブクログ
9巻目の発売が2006年の2月なので、1年4ヵ月ぶりの新刊だったんですね。気分的には★4.8ぐらいな感じでしょうか。大航海時代のイングランドにタイムスリップしてしまった主人公海斗の物語ですが、9巻に引き続きスペイン編。ビセンテによってスペインに連れ去られた海斗は、異端審問にかけられることになり・・・という緊迫した展開。やはり、長い間イングランド側からの物語を読んできたせいか、それともスペインの歴史にあまり興味がなかったせいか、スペイン編は気乗りしないな、などと思ってたんですが面白い。もともとこのシリーズは、時代考証がしっかりしているのですが、今回も異端審問の様子が詳しく描かれていて、興味深かったです。学生時代にこの本があったら、もっと世界史の成績が良かったかもしれない。海斗を奪還すべくイングランド組も動き出しており、次巻も面白くなりそう。次巻にも期待大!です。それと、今回ホーの丘から失踪したのが海斗、リリーさんの他にもう一人(成年男性らしい)がいたことが判明しましたね。その人もタイムスリップしているのかなあ。もう本編に登場しているのかも気になるところ。一応、ジャンルで言うとボーイズ・ラブになるのでしょうが、BLが大の苦手の姉が唯一一緒に読んでくれる本だったりします。
Posted by ブクログ
エルエスコリアル宮に上がったあと、異端審問で告発された海斗。弁護人・ラウルは一時休廷に成功。しかし、情報漏洩を怖れたウォルシンガムの命で暗殺者から毒を盛られ。諮らずもビセンテを頼るしかない身の上に海斗は自嘲する。
一方ジェフリーは何とかして怪しまれずにスペインに入り移動する必要がある。その為に長く伸ばした金髪を自ら切ることに。そして、スペイン内で手引きをしてくれる人間と落ち合う。彼は顔立ちも態度も上品でおそらく貴族、階級の高い生まれであるらしいことを感じる。
ようやく海斗の手がかりが掴めたジェフリーは決意を新たにする。
海斗が心ならずも敵であるビセンテを頼りにしなくてはいけない事を認めるのは癪と思いながら頼ること、ビセンテがそれと気付かず海斗に思いを寄せるようになること、その気持ちが少しずつ変わっていく様を細かい描写で丁寧に綴られてるのがいいです。
海斗はみんなを魅了するのね。
そして二重間諜のラウル。こちらは先にCDを聴いていたので、ジェフリー達の手引きをする蛇・ミゲルがラウルであることは声で分かりました。今後どうなるのか、目が離せません。
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