宮城のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
裏切りの七人目。それが、ついに明かされます。
・・・が、本当に明かされたのか?
まだ、どんでん返し待ってるんじゃ?いや、でもさ。
と、疑心暗鬼にさせてくれる4巻。
疑心暗鬼の状況で、まがりなりにも協力できる六花の勇者達は、やはりただものではないです。魔神の打倒という共通目的があるからとはいえど、ね。
あ、ハンス最強です。
そのハンスが、今回の七人目の情報を知りました。あとは、アドレットとロロニア。
トリックスター・ハンスの動向が、この先の勇者達を左右するんでしょう。勇者として魔神打倒の優先順位が、行動原理の第一に来て揺るがないハンス。
アドレットは、少々揺るいでしまいそう。
いや、続 -
Posted by ブクログ
帯に「荒木飛呂彦 この才能を応援!」とあったので、まんまと購入。
大正解。
魔神を倒すための、伝説の6人の勇者。
6人より多くても少なくてもいけない。
その勇者の証である紋章が身体に浮き出たものが集まった。
その数、7人。
ざわ……
この設定でまるまる一冊。お見事です。
素晴らしいとしか言いようがない。
そして、ファンタジー世界を舞台にし、超常的な魔法のような能力まで絡ませておきながら、きちんと論理的に解答を導き出している点も、すごい。
ファンタジーでアリミステリであり、つまりは、エンターテインメントである。
お手本のような作品。
荒木先生、帯のコメントありがとうござい -
Posted by ブクログ
ネタバレ徹夜して読んでしまうほど面白かった。
10巻で購入止まってたのをひっさびさに読み返したらあっという間にはまり、連日11巻12巻を買いに走るというスピード展開。スニーカーの方も読み返したいし買ってないDDの数巻も全部そろえたいな~と、暗黒ライトノベルに再燃中。
とにかく使徒編に対して言いたいのは、「かませ多すぎ!」ですね。良い意味で。
死ぬ死ぬ詐欺多いのは、その分そのキャラクターの見せ場が多くなって、意外性も出せて、読み手の私も「もっとそのキャラクターを読ませてくれ~」という希望が叶えられて、万々歳です。
まあ、単純に、アンヘリオが長生き(?)して良かったなあということなんですが。言葉が汚い箇所 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆5
ミステリー風味な圧倒的ファンタジー第2弾。
1巻がかなり良くてハードルが上がってて少し心配だったのですが、杞憂でしたね。
散りばめられた謎、疑心暗鬼になる勇者達と緊張感、そしてラストに向けて謎が解明されていく展開はお見事。
ただ今回は最初に犯人的存在が書かれていたのが少し残念。あれは伏せておくほうがよりスリルがあったように感じる。
初めて抱いた恋という感情に戸惑うフレミーが愛おしい。周りの人間を信じない脆さと危うさもあって、アドレットが守りたくなるのも分かる。
モーラは勇者であるべきだったけど、母親であることを選んでしまった。母親としてもとるべき選択肢は間違っていたのだろ -
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ネタバレ評価:☆5
魔神を倒すために運命の神に選ばれた6人の勇者。
だが約束の地に集まった勇者は何故か7人で――。
いやー面白すぎた!
誰が7人目(偽物)なのかで争う展開はこっちまでハラハラした。
皆怪しい裏切り者に見えてくるんだから怖いw
もうどうなるのか分からなくて、最初から最後まで手に汗握ってた。
こんなにドキドキしながらラノベ読んだことないや。
で、こんな感じのミステリー要素だけじゃなくて、一流の勇者が集まって魔神を倒すというファンタジー物としても読ませてくるのが凄い。中身がめっちゃ濃い。
凡人だけど頭脳と秘密道具で他の天才勇者と渡り合う主人公:アドレットがまた良い味出してるんですよね。 -
Posted by ブクログ
七人目はわからずじまい。
それでも、世界を救うべく勇者たちは歩みを止めない。
もう、毎回毎回読み終えて思うんだけど、疑心暗鬼で戦えないって。
しかも、3巻終了時点で、さらに勇者メンバー内はややこしいことになるし。
テグネウの七人目は、未だ不明。
ドズーの七人目の、ナッシェタニアとドズー本人が勇者パーティーへ合流。
本来の勇者であるゴルドフが、ナッシェタニア陣営へ加入。
なにこれ、敵の敵は味方とかいうレベルじゃないよ。
次は、七人目作戦を考えつくことになるきっかけについての話になりそう。ま、ドズーの昔語りと、アドレットたち現在の勇者の語りを交差させる形になりそうです。
そこに、トリックが隠 -
Posted by ブクログ
1巻のテーマが「誰が7人目?」なら、この2巻は「どうしてそうなった?」。
いきなり冒頭で衝撃の展開が繰り広げられ。
如何にしてその展開となったかが語られるこの第2巻。
この書き方はどうなのかなー。
確かに作中で冒頭のシーンが導かれるための様々な要素が語られ、そしてそれ故どうしてそうなったかが非常に気になる作りになっているんだけど。
冒頭が衝撃的過ぎて、ある種の出落ちのような、盛り上がり不足になってしまうのではないか。
・・・そんなことを思いながら読んでいたんですが。
いやーやられたわー。
予想の上をいかれたわー。
いやしっかり考えれば読める展開ではあったんだけどね。
冒頭に至るまでが気に -
Posted by ブクログ
ネタバレザッハドの使徒と血の祭典編3冊目.
最悪の災厄がさらなる最悪へ.
アンヘリオ,ロレンゾ,カジフチという3人の超越者によるペレトリカ争奪戦.
あと数日で蛙になって死ぬという呪い.
アンヘリオの唱える新たなる血の祭典のルールに従う使徒たち.
そして今までわからなかった13人目の使徒について.
いやー,面白かった.
そして今回も,またいっぱい死んだ.
血と脳症と内蔵を撒き散らして.
当然のことだけど映像化は無理ですね.
よくある白いモヤとか謎の発光現象で誤魔化すことは可能だろうけど
それでは現場の凄惨さが伝わらない.
そして逆に完全に映像化すると今度はショッキングな映像すぎる.
ってな.
いやー,