渡航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
青春とは嘘であり、悪である。ぼっちの高校生比企谷八幡が生徒指導の教師に連れられた教室は、完璧美少女の雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」だった。
友達のいないぼっちの主人公が、孤高の少女と出会いなんらかのコミュニケーションを経て関係性を築く。これはライトノベルのひとつの定番ですね。
でもここで何故主人公がぼっちなのかの説明はほとんどされないのです。なんらかの理由がある。とあるエピソードに基づく。そういうことなしに単に、ぼっちであると描かれます。まるでぼっちであることが、その主人公の性質であるかのように。
でも考えてみれば、そんなものかもしれません。気づいたらいつもひとりだった。友達ってどうやって -
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ファンゆえに
アンソロジーも良かったですが、まだ続く期待がこもったこの一冊は格別です。卒業式とプロムはどうなるのか?ガハマさんの幸せは?八幡は浪人するのか?それともあと10年かけて、高校生活を送るのか?どんな風でも、この物語が続くなら良いです。
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Posted by ブクログ
うわああ、ゆきのんが可愛すぎて、ほんとだめ!笑
本編終了後の後日談的お話を含む短編集。
裏表紙のあらすじにあるように小町やいろはがメインのお話が主で、さすがは容赦ない後輩たちだなあと楽しかったし、空気を吸うように繰り出される小ネタの数々にクスッとしてしまって、ああ、やっぱり俺ガイルだなあと思ったのだけど、それよりもなによりも、短い登場場面なのに雪乃のかわいいインパクトが強すぎて、八幡とのシーンが初々しすぎて、顔のにやけがが抑えられない。
おまえら、かわいすぎかよ!
いやもうほんと、理性さんはどこ言った?(爆)
あー愉しかったあ。
後書き読んでたらさらにまだ何かありそうで、14.5の次は15 -
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てえてえ
「のだけれど」は尊い。
作中では1年ほどしか経過していないのだけれど、10周年おめでとうございます。
新でも結でもいいのだけれど、彼ら彼女らの10年後もいつか見てみたい。 -
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一巻から10年経って
読者の立場からのストーリーも、この年月かけて完結した重みを感じます。「無花果少年と瓜売小僧」という平成の小説にも通じる感覚を覚えます。良かった。これに出会って。
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名作です
高校生のもやもやした気持ちを追体験できました。クララ白書、アグネス白書という名作や桃尻娘サーガなど昭和の名作が好きでしたが、この平成の大名作も大好きです。
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全読者が泣いた
客観的には物語開始での「リア充爆発しろ」と言われる側になってきたようにも見えます。そのくらい充実したストーリーでした。玉縄くんはさがみんとも異なるキャラでうざかったです。部室でのやり取りは、本編一番の感動でした。
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やっと分かりました
陽乃さんって暇過ぎ?と思う位しつこく絡んでくるのは、少し疑問ですが、2010年代の千葉都民の青春ものとしては最高傑作と思います。
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青春ものの金字塔
桃尻娘の怜奈は都内の高校生でした。クララ白書、アグネス白書のしーのは札幌の高校生でした。こうした昭和の名作の後に生まれた小説家による、この小説は千葉でも湾岸を舞台にしていて良いです。リア充を嫌ってたのにリア充全開してた、この12~14巻は特に最高です。二回読み返して大満足しました。マックスコーヒー飲んでからまた読みます。