渡航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぼっち小説の代名詞といえば、NHKへようこそ、僕は友達が少ないあたりだと思いますが、これは間違いなくその双璧に割って入る素晴らしい完成度だと思います。
(個人的には僕は友達が少ないはジャンルとしては完全に別だと思いますが。)
ティーンを過ぎてライトノベルなんかに手を出している人の多くは、当然心の脛に傷持つ人達だと思いますが、そんな私達にぎゅんぎゅんくるような「お友達いないあるある」ネタが満載です。
それでいて、タッチは軽くてコメディな所も良い。境遇を笑い飛ばして肯定してやろうぜ!みたいな。
上述のNHKへようこそ及び滝本作品は一人ぼっちに真っ向から向き合って深刻になってしまっていて、それはそれ -
Posted by ブクログ
ネタバレはまち3冊目.
今回も面白かったよ.
ヒッキーがゆいゆいとの関係をリセットしようとしてから二人の間がモヤモヤしてて
平塚先生(独身)が奉仕部の人員の補充を指示.
デートしたりデートしたり誕生日パーティーしたりと
なんだかんだでリア充イベントをこなしているヒッキー.
どういうことだこれは.
というか,所々に挟まれている学生ぼっち話が悲しすぎて…(´;ω;`).
一部身に覚えがあったりしてアレ.
なんだか胸が苦しいよ.
で,材木座くんなんだけど本当に必要か?
まぁ,どう考えてもKY要員なんだけど.
おじゃーまむーしはお前だ!ってアレが必要だから結局彼は必要なのか.
戸塚彩加可愛いよ,戸塚彩加. -
Posted by ブクログ
ネタバレ友達のいないぼっちの少年を中心とした青春ラブコメの続編です。
今回は夏休みにもかかわらず、ボランティア部の活動と言う事で担任教師により、
キャンプ場でのボランティアに否応なく参加することとなった比企谷八幡。
ボランティア部の面々だけではなく、その対称となる存在として
リア充代表の葉山らと共に小学生の相手を務めます。
そこで一人の少女が仲間はずれにされているのを認め、問題解決を図ろうとします。
対極の立場を取る八幡と葉山ら。博愛による解決を図りたいとする葉山に対し、
八幡や雪乃といったぼっちはそれでは解決は叶わないと真っ向から否定します。
八幡は問題の解決ではなく、解消する策を提示し、
ボランテ -
Posted by ブクログ
新たに由比ヶ浜が加わった事により奉仕部の排他的な二人も良い方向に向かい始めた様でした。
ムードメーカーとしての由比ヶ浜はなかなか良いキャラですね。
とある切欠から密かに八幡に好意を寄せているのですが、
普通の作品であれば主人公はその好意に鈍感に振る舞うのですよね。
「乃木坂春香の秘密」等を書いている五十嵐雄策がもうこの手の主人公しか出しません。
悪い奴ではないですし、言動自体も結構まともな部類で
少女達から好感を持たれる要素はないでもありません。しかし、何か腑に落ちない。
気を配れるような少年が自分に寄せる好意に反応しないと言うのは余りに現実感が乏しいです。
自分の事ばかりを考えるのならば、相 -
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購入済み
季節はクリスマス。前巻ですれ違った関係はこじれたまま本巻の前半まで続きます。重かった。ラノベなのにひたすら重かった。それだけに、八幡が抱え込んだ問題を解決するために、彼ららしく不器用に歩み寄る後半戦にはホッとさせられました。読んでいて妙に疲れましたが、それでも面白かった!