カサハラテツローのレビュー一覧

  • アトム ザ・ビギニング(1)

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    ネタバレ

    練馬大学ロボット工学科修士第7研究室の研究生であるお茶の水博志と天馬午太郎が作ったA106(エーテンシックス)は、ちょっとRobi似のロボット。ベヴストザイン・システムという自立型人工知能を搭載し、自我、すなわち「こころ」を持った心やさしき科学の子です。自ら判断し、人命を守るべく行動する姿は、まさに鉄腕アトムそのもの。アトムのリスペクト作品としては、浦沢直樹の「PLUTO」がありますが、これはそれに勝るとも劣らない作品となりそうです。5年前に起きたという大災害も謎に満ちていて、ワクワク感が止まりません!

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    2015年06月14日
  • 臨機巧緻のディープ・ブルー

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    自分達が把握していた世界を知り尽くして(そういう気になって)、新たな世界に進出した時。
    そこで出会った意思疎通の出来る存在に対して、上から目線で接してしまうのは何故でしょうね。
    大航海時代がそうですよね。

    全て自分達の価値観に当てはめて、それ以外は劣性であると決め付けてしまう。中学生の万能感ですか。

    そんなおばかっちょがかかる悪い病気に、痛烈にしっぺ返しかけてくれます。

    未知との遭遇の怖さを教えてくれますね。
    なんでもかんでも自分の価値観で、判断してはいけないということです。

    知り合うことと、分かり合うことは、大きな違いがある。単純なことです。
    個と個なら当たり前のことが、どうして構成

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    2014年02月24日
  • アトム ザ・ビギニング(10)

    sun

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    サーガの折り返し

    A106「シックス」と「セブン」の進化を目の当たりにし、「アトム」設計図を巡る陰謀の核心に迫る。
    謎の組織との対決が激化し、新たなロボットの登場が物語を加速。
    蘭の人間性とシックスの純粋な「心」が、AIの倫理的課題と可能性を浮き彫りにする。
    『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私にとって、シックスとセブンの絆はアトムの原型をさらに鮮明にし、胸を熱くする。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(9)

    sun

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    サスペンスと哲学的テーマ

    蘭の人間性とシックスの純粋な「心」が、AIの倫理と可能性を鮮やかに映し出す。
    AIの自我や人間との関係性を鋭く掘り下げ、2025年のAI技術の議論にリンクしている。『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私にとって、シックスとセブンの成長はアトムの原型をより明確に示し、心を掴む。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(8)

    sun

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    これはいい

    全24巻超のサーガの序盤として、8巻はサスペンスと人間ドラマの融合が絶妙。
    アクションと哲学が交錯し、手塚ファンもSF愛好者も引き込む。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(7)

    sun

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    心を掴む第7巻

    『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛する私にとって、シックスとセブンの進化はアトムの原型をさらに色濃く映し、心を掴む。
    全24巻超のサーガの序盤として、7巻はサスペンスと感情のバランスが秀逸。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(6)

    sun

    購入済み

    SF愛好者も魅了する傑作

    天馬午太郎とお茶の水博志は、A106「シックス」と新登場の「セブン」との交流を通じて、AIの「心」の進化に直面。
    「アトム」設計図を巡る陰謀が深まり、謎の組織との対決が激化する。
    蘭の人間らしい視点と、新キャラの思惑が物語に緊張感と厚みを加える。
    ゆうきのSF的視点は、AIの倫理や自我の芽生えを鋭く掘り下げ、2025年のAIブームにリンク。
    カサハラの作画は、戦闘の迫力とシックス、セブンの繊細な表情を鮮やかに描き、原作の寓話性とは異なる現代的リアリズムが際立つ。
    『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私にとって、シックスとセブンの絆はアトムの原型をさらに鮮明にし、胸が高鳴る。
    全24

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(5)

    sun

    購入済み

    アクションと哲学が交錯

    シックスとセブンの対比はアトムの原型をさらに明確にし、胸を熱くする。
    原作の寓話性とは異なる、現代的なリアリズムが本作の魅力だ。
    全24巻超の物語の序盤として、5巻はサスペンスと友情のバランスが秀逸。
    アクションと哲学が交錯し、手塚ファンもSF愛好者も引き込む。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(4)

    sun

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    原作の寓話性と異なるリアリズム

    ロボット・レスリングでの激闘を経て、天馬とお茶の水はA106「シックス」の進化に驚愕しつつ、謎の設計図「アトム」を巡る陰謀に巻き込まれる。
    新たな敵、ロボット工学の闇を暴く組織との対峙が始まり、シックスの純粋な「心」が試される。
    蘭や新キャラの活躍が、物語に人間味を添える。ゆうきのSF的考察は、AIの倫理やロボットの自我を掘り下げ、現代の技術議論を反映。
    カサハラの作画は、戦闘の迫力とシックスの微妙な表情を巧みに描き、原作の寓話性とは異なるリアリズムが際立つ。
    『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私には、シックスの行動がアトムの原型を予感させ、興奮が止まらない。
    2025年のAIブ

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(3)

    sun

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    AI時代に響くテーマ

    シックスの行動がAIの倫理や感情の萌芽を問い、ゆうきのSF的洞察が光る。
    カサハラのダイナミックな作画は、戦闘シーンやロボットの表情を生き生きと描き、原作の寓話性とは異なる現代的リアリズムが際立つ。
    『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私にとって、シックスの純粋さがアトムの原型を彷彿とさせ、胸が高鳴る。
    科学と情熱の交錯は、2025年のAI時代に響くテーマだ。

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(2)

    sun

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    リアリズムが魅力

    1巻の導入部から一転、アクションが加速。
    ゆうきまさみの緻密なSFコンセプトが、レスリングのルールやロボット倫理をリアルに描き、カサハラテツローの迫力ある作画が戦いのダイナミズムを際立たせる。
    手塚原作の寓話性とは違い、現代のAI開発を思わせるリアリズムが魅力だ。
    私は『鉄腕アトム』全巻を読み、『アトム今昔物語』の詩情に感動したが、本作の新鮮なアプローチに改めて心躍る。
    シックスの成長が、アトムの心の萌芽を予感させ、続きが待ちきれない。


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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(1)

    sun

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    手塚ファン必読の新解釈

    鉄腕アトムの誕生前夜を描いたSFロボット譚。
    原因不明の大災害から5年後の日本で、若き天馬午太郎とお茶の水博志が、ロボット研究に没頭する姿が鮮やかだ。
    資金難に陥った二人は、アルバイトのメカシティーパレードで危機に直面し、そこから生まれる出会いが、未来のヒーローへの布石となる。
    私は手塚の『鉄腕アトム』全巻を愛読し、『アトム今昔物語』の幻想的なエピソードに心奪われた。
    原作の寓話的魅力とは異なり、本作は現代科学を基盤にしたリアリズムが光る。
    ロボットのAI倫理や人間性探求を、ゆうきのSFセンスとカサハラのダイナミックな作画で展開。
    初登場のA106「シックス」の無垢な行動が、原作アトムの原型を

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    2025年09月19日
  • アトム ザ・ビギニング(24)

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    規制されていたAIやロボットを利用できるようにする政治活動が進んでいきます

    作品内では、AIやロボットが労働に加わるようになると生じる人間側の問題や不安は、奴隷制度があった時にすでに起こっていたと説かれます
    それは移民となり今につながっています
    優秀さというよりも安い賃金(コスパ)が問題になる
    要チェックです


    しかし、ストーリーでは人間を奴隷として支配するAIが現れます

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    2025年09月06日
  • アトム ザ・ビギニング(10)

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    SF好きなら

    手塚作品を元にした漫画はBJやら色々とあるけれど、アトムは見慣れた姿ではない。
    その割に、手塚作品のあのキャラなんだろうなって言うキャラが等身が良くなって登場している。
    元の漫画を読んだ方が理解出来るのか?
    そんな感じ。

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    2025年05月20日
  • アトム ザ・ビギニング(23)

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    天馬博士の奥さんが総理大臣になり、博士は科学庁長官になる
    明確に始まりに近づいている

    サイバー空間の描写が多くなり、これはオリジナルと違う部分なのかな

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    2025年05月16日
  • アトム ザ・ビギニング(21)

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    この世界では意思を持つロボット(人工知能)は禁止されています。
    お茶の水博士は意思を持つロボットたちがいる世界を夢見ています。
    「まごころ」をもったロボットたちのいる世界。

    意思を持つではなく「まごころ」と限定しています。
    これはどういうことでしょう?

    ひとつは、それならば仲良くいっしょに暮らせるからです。

    もうひとつの面は、それは人間にとてもつごうのいい存在であるということです。

    つごうがいい、だけだったら、意思を持たせないほうがいいと思います。

    そんな、親のつごう良く動かされる子供のようなら、心があるのはつらいだけです。

    人間の敵となるのはそういうロボットたちです。

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    2024年09月14日
  • アトム ザ・ビギニング(20)

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    ロボットの規制、AIが意思を持つことを禁じる現政権を倒す計画が進行します。
    でも関わっている人やロボットはかつての敵。
    このままいったら悪い結果になることは予想されます。
    どうなっていくのか?

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    2024年03月08日
  • アトム ザ・ビギニング(3)

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    謎だらけでも話は進行して

    やはり手塚治虫作品を彷彿とさせる諸登場人物が出てくると嬉しくなりますね。出てくる美女も、おそらく敢えて、ちょっと手塚タッチにされていますしね。
    最初の方に出てくる、謎の島のエピソードも、本編に出てきそうな話でした。
    怒涛の展開で、猿田博士の娘まで出てきて、やたら武装していますんで、ちょっと裏もありそうな。
    メカとかはアナログタッチなので、そこはカサハラテツロー氏の趣味だろうと思います。
    お茶の水博士たちが作ろうとしているのって、故・小松左京氏の最後の、未完の小説「虚無回廊」に出てくる、人工実存っぽいですよね。
    作者が巻末で参考文献も挙げていましたが、この辺の取り組み、果たしてどこまで出来るのや

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    2023年04月11日
  • アトム ザ・ビギニング(2)

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    カサハラテツロー氏の解説も良く

    前半は1巻からのロボレス大会の続き、A106も負けそうになりますが、対戦相手のマルス、最後は何故か機能停止し、A106が優勝します。
    マルス、ジェッターマルスかな?と思ったらやはり巻末の設定画の解説にそう書かれていましたね。
    伴俊作氏、やはり若かりし頃から探偵っぽい調査能力、高かったようですね^ ^;
    謎の美女、ロロ博士の正体も気になるところですが、彼女もいずれまた出てくるでしょう。
    後半にもまた別のロボットを操る博士が出てきて、こちらも鉄腕アトムの人気エピソード絡みのマシンでした。
    浦沢氏の「プルートゥ」元ネタ部分は、私も好きですよ。

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    2023年04月11日
  • アトム ザ・ビギニング(1)

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    アトムをガッツリ読んでなくても

    鉄腕アトムをしっかり読んでいるわけではない自分でも、わずかなアトム知識から「ココがこう繋がるのか」とワクワクしながら読めました

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #アツい

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    2022年12月03日