山田芳裕のレビュー一覧
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ギリギリ史実の範囲内
主人公に それほど有名ではないが 茶人として様々なエピソードを持つ「古田織部」を持ってくたところがとても良い。ストーリー展開も自由奔放なところがあるが、ギリギリ史実の範囲内にとどまっているような気がする。各キャラクターの特徴を思いっきりデフォルメした癖のある絵がこれまたいい。
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武士としてははみ出し者なのでしょうが、その物に対するこだわりには強く共感します。私も、つい用が足るよりも良いもの、気に入るものを選んでしまい散財してしまうものです。そんな物好きに響く作品です。完結済みですので、一気読みもおすすめ。
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経済史をたどっていく
氷河期で文明リセット。人類の経済史をたどっていくという感じです。通貨発行権など興味深いテーマがでてきて本格的に話が進みそうです。おすすめです。
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ネタバレ 購入済み
文明リセット
突然の氷河期で文明リセット。新型コロナでパンデミックが実際におこったわけで、こういう悪夢のようなことも起こりえるのかなぁーと思ったり。ともかく興味深い設定で面白いです。
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ある意味転生もの?
コールドスリープから目覚めたらそこは500年後の世界、というありがちなSF設定だがそこは一筋縄ではいかない山下作品。度胸星が大好きだった身としては久しぶりのSFにワクワクが止まらない。昨今の労働問題や格差社会なんぞ一切関わらない弱肉強食の世界。狩猟採集はそれはそれで厳しいとか、類似する作品はいくつか他にもあるが、作者のエッセンスがこのジャンルに新たな風を吹かせるか楽しみに追いたい。
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これほどの歴史物とは
かなり凄いです。作者の照れ隠しなのかなんなのか、たまにギャグで外してきますけど真面目に描いたら教科書なんじゃないかってぐらいの歴史ものです。でも堅苦しく無い感じが親しみやすく、ギャグが粋に感じます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ信長、秀吉、家康に仕え、利休から師事を受けた実在の人物・古田織部を題材にした本作。
今巻では関が原の後、普請で大名をしぼり、朝廷への圧力を増す徳川と、その裏で豊徳合体に動く織部たちが描かれます。
今巻で印象深かったのは、家康が秀忠の姿勢を見て、
「このままでは第二の石田三成になりかねん」と危惧するシーン。
かつての家康も、秀忠のように、石頭で数奇を介さなかったんですよね。
でも、明智光秀の死によって、家康は清濁併せ呑む「したたかさ」を手に入れた。
そのおかげで、秀吉の天下で生き延び、関が原で勝利することができた。
家康と秀忠の考え方の食い違いは、家康が作中を通して考え方を大きく変えてい