山田太一のレビュー一覧

  • 空也上人がいた

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    特別養護老人ホーム キレた 岡崎市 証券会社 家族の事なんて ケータリング 寿司 飛騨牛コロッケ キャベツ 重光さん46おばさん 人形劇団 バリアフリー 京都 偏屈 心の交流は殆どない お前こんなんでいいのかという目 風呂に入りたい 公共の花

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    2015年07月28日
  • 空也上人がいた

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    老人介護を通じた生と死の物語も新井英樹さんが描くとこんなに躍動的になるんですね。すごい存在感の1冊です。

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    2014年10月04日
  • 終りに見た街

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    戦時中の日本にタイムスリップって言うから「ブラックアウト」の日本版?昭和56年にこんな作品があったの?と思いながら読んでみたら視点が全く違いました。
    何と言うか終戦記念日前後に放送される特番ドラマの様。
    主人公は昭和9年生まれで現在(昭和56年)には47歳、戦時中の記憶は幼いながらも残っている、それが戦後生まれの妻も含めて家族4人でタイムスリップ。生活環境が激変、主人公は覚えている限りの知識で家族をこの時代に馴染ませようとするが家族は徐々に崩壊していく。
    東京大空襲の日付を知っている主人公は一人でも助けようと孤軍奮闘するが(ビラを撒き駅前で叫ぶ!)通行人にボコボコにされてしまう。
    それを妻も子

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    2013年11月15日
  • 終りに見た街

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    この本が書かれた昭和50年代に暮らしていた家族が、昭和19年にタイムスリップする物語。戦時中の空気の中で、暮らしていく苦労が描かれているが、当時の風習や価値観がわかり興味深い。将来起こる事が分かっている家族が、昭和20年3月10日の東京大空襲を前にアクションを起すが、クライマックスに向かうシーンは手に汗握る。

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    2020年10月26日
  • 冬の蜃気楼

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     初山田太一作品です。これまで、ドラマも見たことがありませんでした。今回、『本の窓』で紹介されていたので読んでみました。
     解説が、角田光代さんだったので、先にそっちから読んでしまい後悔しています。セリフが多くて、口調が似ているので、適当に読んでいると、誰が話しているのか分らないことがありました。そのため、同じところを何回も読み直します。
     途中で、私の田舎である、鯖江が出てきたのには驚きました。さらに続けて、私の祖父が行っていた、鯖江36連隊も登場。勇猛で鳴らした連隊、と祖父の昔話と同じようなことが書かれていて、なんだか、ほっこりしました。
     この点だけで、いっぺんに山田太一さんが好きになり

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    2013年08月31日
  • 飛ぶ夢をしばらく見ない

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    未来に向かう男と過去に向かう女の話。
    彼らが生きる時間軸は正反対の方向に進んでいるから、彼らはその交点でしか重なりあうことはできなくて、すれ違い、離れていくことしかできなかったのだなと、人ごみに消えていく睦子を見送りながら思いました。

    刹那い。

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    2013年06月03日
  • 山田太一、小此木啓吾、「家族」を語る。

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    夫婦のこと、育児のことで肩に力が入りすぎないように、折に触れ読み返して思い出したい話がたくさん。



    「(定年後の夫婦が)無理して一緒に何かしなくてもいい」山田
    「(夫婦間に)会話がないことを一概にいけないとは言えません」小此木
    「結婚してからいろいろあったけど、最期まで一緒にいてよかったという夫婦の方が多いのではないでしょうか。」
    「今は夫婦の悪い面ばかり取り上げられていますけど、夫婦が長く一緒にいることのポジティブな意味が、もっと主張されてもいいのではないでしょうか」山田

    「だんだん年をとってきて、自分の外見的な魅力が衰えたとき、夫婦のような、不合理といえば不合理な、鎖みたいなものがあ

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    2013年05月01日
  • 空也上人がいた

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    介護士の男の人が主人公。なんともいえない雰囲気のある話。許されているのかなという気持ちになる。
    2013/1/29

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    2013年01月29日
  • 空也上人がいた

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    ネタバレ

    久々に山田太一を読んだ。
    やっぱり、映像が浮かんでくるその構成力と、淡々とした冷めた語り口が、独特の世界感を生み出している。
    いつのまにか山田太一の指揮で踊っているような。

    空也像は好きで六波羅蜜寺まで見に行ったけど、下からは見たことがない。
    でもその眼力はすごかった。さすが運慶の4男康勝作。鎌倉中期作のこの像は、慶派に代表される、くりぬいた部分に水晶を嵌め込む「玉眼」という手法が使われている。どこまでも見通す目は確かに平伏してしまうような凄みがある。空也の修行でやせ細った身体、少し乱れた法衣、その口から魂の叫ぶのように出てくる六仏。
    恐らく山田太一はこの像を見てこれだけの話のプロットがまざ

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    2012年11月03日
  • 異人たちとの夏(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死んだ親と過ごすくだりはよかった。
    ケイが豹変するところ、死者が消えていくところ、死者のルールみたいなもの、その辺りが興ざめした。

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    2019年01月24日
  • 空也上人がいた

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     会話の表現がうまいのは、脚本家が本業だから当然。それと最近、『キルトの家』を見たからか、老人は山崎努、ケアマネージャーは松坂慶子がイメージぴったりでおもしろかった。27歳のヘルパーは、どんな役者がいいのだろうと考える面白味もあった。小説にしたのは、話の内容が過激なものがあるからなのか。老人もケアの人々もまだまだ自由な行動が可能なのではないかと思わせる展開も見えます。

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    2012年02月26日
  • 空也上人がいた

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    介護士の若者が抱えてしまった誰にも言えない心の重さを思いやる老人の話。
    空也上人の目が光るシーンが衝撃的。
    人間のしでかす罪と、魂の救済がテーマ。
    考えさせられた。

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    2012年02月16日
  • 空也上人がいた

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    たまに久しぶりに小説を読みたくなる。
    そしてサクサクと読めるととても気分がいい。

    山田太一と山田洋次がごっちゃになっている。
    とてもいい話だった。
    軽すぎず重すぎず、現実的過ぎず非現実でもなく。
    役にたたなさそうで役に立ちそうな。

    またこんな小説を見つけたい。
    ドラマにしたら、いや、いつかドラマになると思った。
    配役は誰がいいかしばらくの妄想の種になった。

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    2011年08月27日
  • 空也上人がいた

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    「とりかえしのつかないことは帳消しにはならない」
    罪の意識にさいなまれる男たちは、心情を吐露したことで少しは気が楽になったのだろうか。
    81歳の介護を必要とする老人、世話を依頼された27歳の青年、46歳独身ケアマネの女性。3者3様の赤裸々な真実と短いけれど濃密なかかわりが語られるが、どうもNHKかなんかの単発ドラマになりそうな話だ。もう少し深みがほしい。

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    2011年08月07日
  • 空也上人がいた

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    もっと読み進めにくいと思っていたけど、いつの間にか読み終わっていた。
    「もう願いごともいくらも果たせない齢になり、あと一つだけ小説を書いておきたかった。二十代の青年が語る七十代にならなければ書けなかった物語である。」という筆者の言葉が全てを表しているとも思える。

    何というか、印象に残る、心に響く物語なのだけれど、誰かに薦めたり、誰かと感想を言い合ったりということが気軽にはできない作品。

    これを最後の一つにしてほしくないと、強く思う。

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    2011年07月29日
  • 空也上人がいた

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    日々身体に精神に忍び込む老いと付き合っていく人たち。それを支える介護の人たち。お互いに折り合いをつけて日々を過ごしていく。吉崎さんの数々の奇怪な言動に戸惑いながらも、対処していく草介と重光さん。人間だれでも忘れ去ることのできない深い悔恨を伴う罪悪的出来事を経験しているのだな。吉崎さんの決断は痛く悲しい。

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    2011年07月21日
  • 空也上人がいた

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    110422byNHK review
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    六波羅蜜寺 空也上人目が光る 63 ←行こ
    『異人たちとの夏』 158
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    ・・・悪いと思ったら、まだ生きているお年寄りにやさしくすればいい・・・ 77
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    山田太一の19年ぶりの書き下ろし力作小説。特養ホームで老婆を死なせてしまった27歳のヘルパー草介は、女性ケアマネの重光さんの紹介で、81歳の老人の在宅介護を引き受ける。介護する側の疲労、介護される側のいたわり。ヘルパーと老人とケアマネの風変わりな恋がはじまる。彼らはどこまで歩いていくのか。そして、心の痛みを抱える人々と一緒に歩いてくれる空也上人とは?重くて爽やかな衝撃作。

    ヘルパー

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    2011年06月12日
  • 空也上人がいた

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    それぞれの世代の性(生)がリアルに描かれている。山田太一さんが書く作品なのでドロドロした感じは受けなかった。ラストもさすが山田太一さんと思う結び。

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    2011年06月02日
  • 空也上人がいた

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    メルヘンだと思えば、ギャハハと笑いつつやがて哀しき…。文学少女だった叔母の憧れの山田太一氏、いまだ健在!

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    2011年10月11日
  • 空也上人がいた

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    ネタバレ

    山田太一の描く大人の御伽話。誰もが心に持つ「抜けずにいる小さな針先」のような罪と赦し、高齢化社会における尊厳死のあり方、介護の現場の厳しさ、40半ばの女性と20代の若者との恋愛。こんな都合のいい筋書きは現実にはないだろうと思いつつ、最後に救いのある話だった。

    人は幾つになっても恋をするし、恋をするとその人の幸せを願うものなんだな。
    「サバサバしていて色っぽいのはせいぜい十代の終わりくらいまでで、四十代のサバサバは、ただしらじらとしているだけと思うけど、八十代から見ると、自分の齢の半分くらいなのだから随分若く感じるのかもしれなかった。」イタい言葉だ。
    来年は、京都に行ったら、六波羅蜜寺の空也上

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    2011年05月23日