山田太一のレビュー一覧

  • 飛ぶ夢をしばらく見ない

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    淫らで美しく残酷な物語でした。荒唐無稽なスートーリーであるにもかかわらず、歳を重ねることの寂しさ、時の流れの容赦のなさ、二人でいることの、二人でいるからこそなお身に沁みる孤独感、生きることの空しさ、悲痛、寂寥感などがリアルに描かれていました。
    ちなみにタイトルは、吉原幸子さんの〝ゆめ〟という詩から引用されたもののようです。

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    2013年06月26日
  • 飛ぶ夢をしばらく見ない

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    女性側が年老いた老婆から、若返っていくという恋愛を主軸においた物語である。ストーリー自体は意外な方には進んでいかないが、恋人間の会話で多くを語りすぎない朴訥とした味わいが本作の魅力の一つである。

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    2014年04月18日
  • 冬の蜃気楼

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    周囲の人の視線、考え方と自身のそれらとのギャップを感じることってありますね。優越、劣等どちらがどちらかわからないこと、それでいて自分の内ではきちんと合理化してしまう一人よがり。思い当たるところです。

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    2013年04月25日
  • 空也上人がいた

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    何だか最後のおじいちゃんにショック・・・
    そこがなければ良かったのになぁ~
    一瞬で読み終わります

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    2011年11月25日
  • 空也上人がいた

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    口調などがいかにも山田太一さん、という1冊。
    何が書きたいのかちょっとわからないな・・・自分の力量不足か?と思いながら読み進め、ラストでわかったようなわからないような?

    まだまだ小説(脚本でなく)を書いて欲しいと思う。

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    2011年10月06日
  • 空也上人がいた

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    「事故」を起こして勤務先を辞めた介護士の青年草介は、ケアマネージャーの重光さんの紹介で独居老人で80代の吉崎さんの世話を始める。
    吉崎さんの指示で京都の六波羅蜜寺へ行った草介は空也上人像を見上げて、「事故」ではなく、自分がキレて車いすから放り出した認知症の老女の目を思い出し衝撃を受ける。吉岡さんはかつて自分のせいで交通事故死した一家のこと、空也上人像を見て赦されたのではないが一緒に歩いてくれると感じた経験を語る。
    吉岡さんは40代で独身の重光さんに恋し、重光さんが草介を密かに意識していることを感じ取って、草介を自分の代理のようにして、重光さんと結婚させようとしたり、自分の目の前でセックスさせよ

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    2011年07月20日
  • 空也上人がいた

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    山田太一さんの小説ははじめて読んだ。小説というには物足りない気がする(行間を味わうのかなあ……? 私が味わいきれていないのだろうなあ)
    でも、ひっかかりのある会話のやり取りはさすがという感じで、映像が思い浮かぶ。山田太一さんのドラマの空気があって、やっぱり小説で読むより映像で観たい気がする。弱っているときに読むには重すぎて、ちょっと読み続けるのが辛かった。

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    2011年06月09日
  • 空也上人がいた

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    ベテランの筆。口から「南無阿弥陀仏」の言葉が小さな仏となって出ている空也上人の像は一度見たら忘れられない。
    老健施設の元職員だった青年と40歳代のケアマネが、在宅介護を依頼した老人を介在として温かい交流が芽生える・・という話。
    年齢についての社会の概念、そんなものハズセヨってメッセージは、スナオに腑に落ちる。

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    2011年05月19日