古谷実のレビュー一覧

  • わにとかげぎす(1)

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    友達が一人もいなくても生きてこられた富岡さん。凄い!その語り口は、テンポよく面白い。
    ホームレスに貯金はたいたり、お隣が凄い美人だったり、どんどん人と関わってくる展開がどうなるのか?
    わくわくする本。

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    2013年02月13日
  • わにとかげぎす(4)

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    富岡さんの変化に拍手。私は個人的には羽田さんみたいな女になりたい。
    ヒミズのラストに打ちのめされていたので、べたであってもハッピーエンドで良かったね、と思う。
    が、ラストの頭から血を流しているようなカットは?!あれはだれなの〜?
    誰か教えて下さい。

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    2013年02月13日
  • サルチネス(2)

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    ここ最近の古谷実作品の、あの暗くて救いようのない世界。あれも好きなんですが、やっぱりこのサルチネスみたいにある程度のギャグ要素があると、安心して読めますね。しかしながら読んでる途中に襲って来る独特の不安感は流石です。癖になります。古谷実独特の言葉のチョイス、というか言い回しは、相変わらず天才だと感じました。

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    2013年02月10日
  • サルチネス(1)

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    1巻だけの現状では壊れ方も方向性もちょっと
    気持ち悪さが勝ってしまったけど、ここからこの繋がりが
    どんな変化をもたらしていくのか楽しみです。

    変わっていること、人と違うことが個性みたいな
    薄い感じにならずに、しっかりと自分を確立させていく
    人間の闇も光も含めたリアルな感情と
    変化への過程がみれたらいいなぁと思いました[*Ü*]

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    2012年10月25日
  • ヒメアノ~ル(1)

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    これまたなんでもない日常からカオスな事件に巻き込まれる系の古谷マンガです。
    安定の平々凡々な主人公に美人な彼女ができます。
    猟奇的な奴も出てきます。
    人生には多分、こういう毒素も必要なんだろうなー。
    そんな不思議な魅力があるマンガ。

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    2012年09月23日
  • わにとかげぎす(1)

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    ギャグもあるけど、基本暗いよね。
    ダメな奴が主人公の話ばっかりだけど、どーも気になる。
    そしてそんなヤツに美人でナイスバディの彼女が出来る話。
    ちくしょう。終わり方がまたなんとも言えない感じ。

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    2012年09月23日
  • シガテラ(1)

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    古谷お得意?の毒の効いた思春期全開マンガ。
    冴えない主人公に美人の彼女ができて…っていうやつです。
    共感は多分できない。けどなんかひっかかるものがあります。
    南雲さんが好きです。

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    2012年09月23日
  • ヒミズ(2)

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    ろくでもない人たちがたくさん出てくる。それぞれの描写がリアルで実際に自分が関わったらと想像すると寒気が走る。

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    2012年07月24日
  • ヒメアノ~ル(1)

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    古谷実おなじみの、何の変哲も無い日常を生きているさえない主人公、お笑い要因のこれまたさえない友人、日常に忍び寄る殺人事件、かわいらしいヒロインという面々なのだがその設定が過去のどの作品よりもばっちりとはまり込んでいる作品だと思う。

    アンチヒーロー森田の底知れなさとどんどん幸せになって行く主人公近辺の人々と主人公の対比がシガテラみたいなつぎはぎ感なく、緊迫感を持って読み進めることができた。

    最後の一こまいいな。古谷実の漫画はどんどん邦画っぽくなってる。

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    2012年07月18日
  • ヒミズ(1)

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    ネタバレ

    普通であろうとする主人公のひたむきな思いが、一度歯車がずれると一瞬にして転落の道へと落ちていく。マジメでありすぎるが故の思い込みの激しさ、苛立ち、葛藤。最後光が見えたかのようにみえて、あの絶望。鬱病をリアルに表現したら、こんな漫画になるのではないかと思う。01〜03年の作品だそうで、この時点で今や現代病の鬱をテーマにした古谷実の着眼点の鋭さに驚く。

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    2012年01月29日
  • シガテラ(6)

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    最終話の展開は泣けました。オトナになるってことは、なんとも切ないけど、だからこそ人生は素晴らしいんだと。
    心に残ったフレーズ
    『まず基本的に「自分は一人で生きていく」といじけ気味の強い覚悟を決める。
    その上で、もし「一緒にいたい」と言ってくれる人がいたら、心から感謝して共に生きる。』

    僕は、ほんと古谷実好きです。不完全なところが、信用できる。
    村上春樹、宮本輝レベルに好きです。これから彼のコミックは全部読みます。

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    2012年01月27日
  • シガテラ(1)

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    リアルだね。恋愛だけでも充分だったな。
    青春時代に、見なくてよかったとは思ってる。
    年を取ってから、私の大事だったヒトのことを思い出すために読みたい漫画。

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    2012年02月28日
  • シガテラ(1)

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    ヒミズと同じタイミングで再読。

    ボク的にはテーマ的にはヒミズとの連作になっていて、
    ヒミズの住田くんが手に入れられなかった「日常」っていうのを
    過ごしていくのも、なかなかタイヘンだよね~って話かなと思ってます。

    日常に起こるさまざまな困難や不条理に負けないためには、
    やっぱり大切な人(=南雲さん)とか好きなこと(=バイク)への
    愛の力が必要だよね~ってことが描かれているんだと思います。

    いや、ふつ~の人はその愛を手に入れるのが
    なかなか難しいんだろうけど。。。

    恋がしたくなるマンガです。

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    2012年01月04日
  • ヒミズ(1)

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    映画化前に再読。

    普通の日常を望むけど、主に血縁から来るしがらみというか、予め定められた運命らしきものに逆らえなかった少年とその彼に恋する少女のお話。

    震災をきっかけに普通の日常の尊さとか有り難さがが見直されている今、映画されるのは、偶然だろうけど、それ自体に運命めいたものを感じます。

    住田くんが「普通の日常」を望むのは、むしろ逃れられない強い運命を抱えているからなのかもな~って思った。

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    2012年01月04日
  • わにとかげぎす(1)

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    読む前はブラックな精神的ダメージのある漫画かと思ってたけど意外なことにかなりギャグ寄りなのね。

    夢を抱くだけのダメ人間と変わり者しか今のところ出てきてないけど、こういう風に進んでいくのかな。

    なにか明確な理由はないけど俺の中で単なるギャグ漫画にはならないような気がしなくもない。


    ふと周りを見たら誰も居なかったなんてことは避けたいなぁ。

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    2011年12月08日
  • ヒミズ(1)

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    全4巻。
    中学生男子の鬱屈とした感情。
    フルかゼロかの極端な価値観。
    痛々しく、愚かしく、切ない。

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    2011年11月22日
  • ヒミズ(1)

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    ネタバレ

    傑作です、この漫画。
    「稲中」の作者さんの作品。

    若者特有だと思うが、自分の「価値観」を神聖化しすぎて、その価値観に固執してしまい、過ちを犯した後もその価値観を変えることが出来ず、最後は悲劇で終わってしまう。

    こういったモチーフを扱った作品は割と昔からある。
    そういう意味で目新しさは無い。

    現代的なのは、縛られている価値観が「普通でいたい」っていうところくらいかな?「特別じゃなきゃいけない」プレッシャーが強い現代の若者の悩みっぽい。

    子供は1つの価値観に縛られやすく、昔の2.26事件や5.15事件など、青年の純粋さ故に起こる事件も多い。そういうとき、大人が強制的でも良いので価値観を変え

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    2011年10月02日
  • ヒミズ(4)

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    ネタバレ

    ヒミズ映画化されるということで再読してみました。

    何よりも普通に生きたかった若者が
    どうしようもない父親にたまに顔をみせては金の無心
    母は男と出て行き
    一人残される

    一人学校にも行けず孤独な夜を幾度向かえた夜に
    父が「母はどこだ」と訪ね出て行ったというと
    「そうか」と情けない後ろ姿を見せる

    長年の恨みを持っていた若者はついに犯行に及ぶ
    実の父親を殴り殺してしまった

    その日から彼の普通に生きたいという
    未来は消えた。   

    彼には愛する人も近くにいたし、友人もいた
    罪を償い普通に生きる人生もあったはずなのだ
    だけど彼自身が自分を許せなくあのような
    救いようもない完結になってしまったのだ

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    2011年07月18日
  • 僕といっしょ(1)

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    稲中卓球部よりこっちが好き。

    昔バイトしてるときに先輩が一冊貸してくれてあまりに面白すぎてその日に全巻購入。

    稲中もおもしろいですが個人的にはこれが一番好き♪

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    2011年06月03日
  • シガテラ(1)

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    古谷氏の世界観にどっぷり。どうしようもないことを考え続ける少年の心の世界が繊細に描かれる。それが愛嬌たっぷりで面白い。

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    2011年05月25日