暁佳奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ※登場時から秋の主従の尊さに平伏している人間が書いています
あぁあああああぁああ!
ラストーー!その後はどうなったのぉおおおお!
竜胆!竜胆、撫子様に何か言ってあげてー!というか、きっと言ってるはず。その様子を暁先生の文章で読みたいいいいいいい(床をころげ回る)
巻末の著者の一言に「遠い未来のことは誰にもわからない。その先がどうなっているかは、ぜひ読者の皆様で想像の羽を広げていただければと思います。」とあって、そういう意図なのがよくわかるラストで、だからこそ秋としての美しさが際立っているのだが。涙……嗚呼、切ない、尊い、合掌
お願いだよぅ。秋の二人の幸せな未来を見せてくれよぅ。
渇望度が高 -
Posted by ブクログ
ついに舞台は外国へ
今回の主役はどの巻でも活躍してきた秋主従。
橋国からの外交問題により、夏、秋、冬主従たちが共に向かうことに。
秋の代行者、祝月撫子の過去が提示されたり、橋国の秋の代行者、リアムから婚約されたりと新たな仲間(犬の花桐)なども増え、展開されていった。
特に面白かったフレーズは、
「どう考えても、肉体言語で語る男二人と仲睦まじい娘二人を比較してはいけない。」
→春主従を見ている冬の護衛陣たちの場面のこの言葉がものすごく面白かった。
あとがきの暁佳奈さんの
「『あの日傷ついていた貴方』に贈る物語です。」
という言葉にはぐっとした。作中の人物の感情に共感でき、自分と重ねた箇所が -
Posted by ブクログ
ネタバレなんだかんだハッピーエンドで終わると思っていたのに。幼き2人に訪れた未来は決して明るくはなかった。
ジュードの行動には正義があった。それは正義となり、悪は成敗されたし、白日の元に晒された。
それでも、深く傷ついた少年と少女に咎は押し付けられる。
自由を奪われてもたった1人の自分を見てくれる人を選んだ少年。選ばれた護衛官。今の最善であることは間違いない。でも未来は?この2人の未来に憂いを感じるのは私の性格でしょうか。。。
年端も行かない女の子に、子どもの内にこの気持ちを昇華してしまえなかったのか、と言わせてしまう恋心を、溢れてしまった思いを、きちんと受け止めて終わってほしかった。。。あたし -
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻がドン底で終わったからあとは上がっていくのみ…と思ったのが間違いでした。リアムと撫子にはまだ底があった。残された大和四季の面々は流石の安定感で一つずつ(あるいは一気に)手を打って、解決を手繰り寄せていくので思ったほどの悲壮感はなかったけど、リアムは完全に闇落ちしていくし、ジュードは全て諦めモードだし、レオと撫子が居なかったらもっと真っ暗だっただろうな。
そして、撫子が夢で会う竜胆がいつも、現在が何年かを確認するから多分そうなんだろう、とは思っていたけど、やはり未来の竜胆だったよね。夢だからと撫子が話す内容を聞いた竜胆の思いについては最後に答え合わせがあってよかった。秋の2人が揃って生きてい -
Posted by ブクログ
なぜ護衛官が代行者に手を上げたのか?
その理由を知ると悲しくなる。
撫子も言っていたが、これではどちらが悪で善なのか分からないなと。
宗教も結局はお金が絡んで争いになることも多い。それを隠して派閥がー!と言うのが現実なのだが。
今回も似たようで、お金のために代行者殺しが行われていると。
読んでいて怒りが湧いた。
最後は両国の代行者が勢揃いして人命救助を行いめでたしめでたしとなった。
あれだけ登場人物が多いのにしっかり書き分ける作者すごいと感動。
秋の代行者の隠された能力が明らかになったのだけど、実は他の季節にもあるのでは?と疑っている。だとしたらどんな能力なのだろう?
そういった力をヒン -
Posted by ブクログ
季節を現人神が届けるという世界観のなか、外国のような大陸ではどのように管理しているのか気になっていた。
橋国にも代行者がおり、広義では国ごとだが狭義では地域ごとに存在するという説明になるほどと思った。
秋の舞にして舞台は海外へ!
唯一神との信仰や神社との関係など現実世界の宗教観にも通じるような話がしっかりされていて、作者は相当に勉強されたんだなと感じた。
撫子がネグレクトを受けているとはこれまでの巻で何となく感じていたが、
今回、その詳細を知ると予想以上の放置ぶりに胸が痛くなった。辛い過去があるなかで優しく振る舞う撫子が見ていてどこか痛々しい。今までの見方ががらりと変わった。
それなのに、突 -
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Posted by ブクログ
まさかの裏切りをする橋国秋の護衛官ジュード、はぁ!?という所で上巻が終わってしまい耐えられず下巻を読み始める。
幼い秋の代行者相手に何をしてるんだ!と憤るが橋国の内情が明らかになりこの手しか選べなかったジュードにも同情してしまう。
大和でもそうやけど、代行者を物扱いにする精神が分からん!と上層部に憤りを覚える。
そして秋の代行者の隠された力が明らかに。互いに傷つけ合いながらも一緒にいる大和の秋の主従、散々すれ違った末一緒にいられるようになった橋国の秋の主従、両方の主従の今後を祈りたくなる。互いが大切だと言い切れる2組にずっと一緒にいてほしい。
冬の舞で終わってしまうのだろうか……願わくはこのシ -
Posted by ブクログ
ネタバレ恥ずかしいぐらい読書中泣いた
苦しい辛い寂しい、そして嬉しく優しい涙
子供だからこその無垢で純粋な感情が胸を突く
大好きな人に傍にいて欲しいという願いが堪らなく愛おしくて、そして、最後の挿絵の破壊力に心臓張り裂けそう
正直この春夏秋冬代行者というシリーズの中で1番泣いてしまったと思う
読む章読む章で涙腺が崩壊してしまう…私には罪深い作品であった……
7章のジュードさんの邂逅と慟哭
彼の行動の理由を知ると、彼を責めることなんて出来やしない
愛おしい人の別離と愛おしい人を守ること
最愛の神を失い、だからこそ幼い最愛の神を守ろうとする姿が印象的だ
幼い命を失う瞬間の叫びが聞こえるようで、自害を試み -
Posted by ブクログ
ネタバレ異国の地、橋国へ向かった撫子、竜胆、狼星、凍蝶、瑠璃、雷鳥。橋国の秋の代行者リアムから告げられたのは撫子への求婚だった、という話。
不穏な橋国に不信感が募り、大和の神々が無事に帰ってこられるようにと祈る。
そして撫子の良い子で優しい所に泣きそうになる。神様になる前から親に虐げられた子供が揺れ動く様がいじらしく、どうかこの優しい神様が、撫子が、安心して息ができる場所を確保してあげたい。既にある竜胆達護衛陣の温かさに気付いてほしい。
にしても瑠璃と狼星が徐々に仲良くなっていくのが嬉しい。瑠璃のこの眩しさが羨ましく煌めきに目を細める。2人の共闘シーンはめちゃくちゃ熱くなる。
と大和陣営に胸を締め付け