暁佳奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずっとずっと気になってた本です!
久々のラノベで読みやすく、贅沢にまるまる1ページを使った描写に2ページを丸ごと使ったイラスト、時折現れる黒字に白の文。全てが本作の雰囲気を作り上げていてとっても素敵でした。
お話は10年前に誘拐され、一族にも見捨てられ長らく行方不明だった春の代行者が戻り、各地に春をもたらすところから始まります。
楽しかったのですが胸が張り裂けそうな描写が多く、苦しいのに一気読みしてしまいました。
登場人物のほとんどが繊細で触れたら今にも崩れてしまいそうな、そんなギリギリで支え合っているのが逆に美しい世界観を作り出していたような気がします。
春の代行者様が関わる描写や情景 -
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Posted by ブクログ
夏の二人の過去や、婚約に至るまでの経緯、相手のことなどは語られるが、春の舞の続きとなっていた。驚いたのは、現人神がもう二人出てきたこと。季節だけでなく、昼と夜を招く神もいた。しかも、夜を招く神である巫覡輝矢(ふげきかぐや)は第二章で登場し、夏の舞の展開の中心となっている。
春で分かったように、現人神たちの生命や立場は一部の者に狙われており、里や国組織との関係も盤石ではない。その不安定要素が噴出して季節の神達がどうなってしまうの!?…続く、でした。
輝矢様の登場シーンがついていけずに(多分キャパオーバー)読むペースが落ちてしまいましたが、与えられた独特で濃厚な世界観は夏も変わらず。とても良かった -
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Posted by ブクログ
季節をつかさどる4人の現人神とその護衛4人による物語。
ありそうでなかった設定にすぐ引き込まれました。
キャデザもよくて、本編を読む前に口絵のイラストとキャラ紹介だけでわくわくしたライトノベルは久々。
前作ヴァイオレットがタイトル通りヴァイオレットの物語だったのに対し、今作様々な人物が織りなす群像劇でボリュームも大きく、作者は一段上の作品の挑戦しているように感じた。
ただ表紙だと男女の恋愛の話のイメージだったのに、男女は物理的に距離があって絡みが少なく、女子と男子が別々で行動している期間が長いのはこの作者の癖かなw?
その辺は続刊で補完される気もするので楽しみにしておきます。 -
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