西村由美のレビュー一覧

  • ネコのミヌース

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    「オランダでは彼女を知らない人はいない」とまで言われる子供のための本の人気作家、アニー・M・G・シュミットの代表作。(訳者あとがきより)
    人間になってしまった赤毛ネコのミヌースが、恥ずかしがりやで、でも優しい若い新聞記者のティベの屋根裏部屋の家に居候します。
    ネコみたいな癖を持ち、ネコ語を話す不思議なミヌースとティベや周囲のネコ達を巻き込んで起きる事件があったりするお話は、不思議な世界を覗き見している気分になります。
    子供のための本ですが、大人が読んでも充分に楽しめると思います。

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    2009年10月04日
  • 白い盾の少年騎士 下

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    士ティウリは、エヴィラン国の悪だくみをピアックとともに知らせにいく途中で、敵の矢を受け、深い傷を負った…。騎士たちが見守るなか、ウナーヴェン王国の皇太子とエヴィラン国王(じつは双子の兄弟)は、決闘の日を迎える

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    2009年10月07日
  • 白い盾の少年騎士 上

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    ダホナウト王国の最年少の騎士となったティウリは、盾持ちピアックとともにふたたび冒険の旅へ―。謎めいたみどりの男たちが住む森では、エヴィラン国が新たな陰謀をたくらんでいた…。『王への手紙』の、息づまる続編

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    2009年10月07日
  • 王への手紙 下

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    見習い騎士ティウリの負った任務は、二つの国の未来を左右する重大なものだった。執念深いスパイやなぞの騎士たちに命をねらわれながら、苦難の末に隣国の王のもとへたどり着いた少年の旅を、テンポよく描く。手に汗握る冒険小説。

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    2009年10月07日
  • 王への手紙 上

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    騎士になるための最後の試練の夜、16歳の見習い騎士ティウリは、見知らぬ男に重要な手紙を託された。思いがけない使命を与えられ、大山脈のかなたの隣国へと向かったティウリの行く手には、陰険なスパイやさまざまな陰謀が待っていた。

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    2009年10月07日
  • ゆきのもりのおくりもの

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    クリスマスの夜。家々の窓は明るく輝き、パーティーの楽しげな音楽や声が聞こえてくる。でも、ソフィーの家は暗くて静か。パパは忙しくてクリスマスどころじゃないから。何かすてきなことが起こらないかと期待して、ソフィーはまだ暗い朝早くに家を出る。吹雪の町を歩いていると、大きなヘラジカがやってきて、ソフィーを背中に乗せてくれた。

    絵が美しく、特に光るモミの木が温もりを感じさせて素敵。でも、物語はちょっと唐突感が随所にあって、入り込めなかった。

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    2025年11月05日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    大人向けのステキな冒険ものの様でした。子どもたちが少しずつお互いのことを理解していったり、ラウレンゾーも自分の気持ちを伝えられる様になったり、最後はお父さんからの優しい手紙にホッとしました。

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    2025年10月13日
  • 王への手紙 下

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    ネタバレ

    ティウリの冒険は終わりを迎える。

    宿敵スルーポルとの対決は案外あっさりと決着が着いた。ティウリが勇気を示すことで、事態が好転していくのが気持ちいい。仲間となったピアックも魅力的なキャラクターだ。ようやく会えたウナーヴェン王もよいが、その道化ティリロが印象的。ダナホウト国へ戻ってから王に騎士に叙すことはできないと言われた時の衝撃。しかし大切なのは、自分が選んで人を助けたこと、誰かに叙されることがなくてもそれでもう騎士だということ。ダナホウト王の真意が明かされるのと、別れたピアックが戻ってきて、堂々のハッピーエンディング。これは気持ちの良い物語だ。長年人気なのもわかる。

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    2025年07月19日
  • 王への手紙 上

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    ネタバレ

    ティウリは使命を帯びて道を行く。

    騎士になる儀式の晩、ティウリは助けを呼ぶ声を聞き、規則を破って抜け出した。そこで出会った白い騎士と託された手紙。ティウリの冒険が始まる。

    お手本のような騎士物語。陰謀、友情、危険、任務。ティウリと一緒にドキドキしながら進んでいく。ピンチの時もティウリを誰かが助けてくれる。騎士になるのは一旦破談になっているが、ティウリは騎士に必要なものを備えているとこの旅で証明するだろう。

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    2025年07月17日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    子どもが読んで面白いかな?(特に翻訳ものとして)
    とい疑問があるが、大人は読んで面白かった。
    先生がとてもよい先生だということがわかるし、渡し舟の船頭さんがお父さんというのもよかった。
    しかし、最後の解説のパスポート事件のあらましがわかり、作者の人となりを知ると、この本の面白さがわかる。

    ファンタジーと思って手にとる子にとってはがっかりする内容かもしれない。最後までドアの向こうを楽しみにしてきたのに、クラスをまとめる手段(?)だったのか、とがっかりするかもしれない。
    オランダの教育事情がわからない子どもからしたら、特別な学校というニュアンスも微妙かもしれない。

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    2025年02月04日
  • ゆきのもりのおくりもの

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    9歳8ヶ月の娘
    6歳8ヶ月の息子に読み聞かせ

    表紙がきれい〜

    クリスマスのおはなし

    ゆきの描写がすごい。
    動きがみえる。
    最後のオーロラもきれいー

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    2025年01月23日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    ネタバレ

    あとがきの実話のエピソードがおもしろかった。
    本編は支援学校に通う子どもたちが、みんなでドアのむこうの国へ行くためのパスポート作りでお互いに良い関わりができるようになる話。

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    2024年07月24日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    令和6年読書感想文高学年の部課題図書。
    特別支援学校に通う子ども達。バラバラなクラス。担任のトム先生の読み聞かせの時間だけはみんな楽しみにしている。
    トム先生の友人の児童文学作家と交流が始まり、作家の家のドアからつながる国へ行くための課題をこなすうちにクラスの仲間のことを知って団結していく。
    パスポートやビザ作りは楽しそう。本の題名を当てるクイズはやってみたい。
    オランダが舞台だが、子どもにはオランダの街並みや渡し船などイメージしにくい気がする。個人的にも今年の課題図書の中で1番読み進めにくかった。

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    2024年07月07日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    小学校高学年の課題図書と言うことで読みました。
    不思議なタイトルに惹かれましたが、想像していた大冒険のお話ではなかったです。
    ケンカが絶えない支援学校のクラスで、子供たちに冒険をさせることで、学校が楽しくなり、お互いを理解して良いクラスにして行くお話でした。

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    2024年06月17日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    5年から。2024読書感想文高学年。新しく特別支援学校に通い始めたラウレンゾー。言い合いの絶えないクラスだが、トム先生の読み聞かせの時間はみんな大好き。そんなある日先生が、作家さんへ手紙を書くことを提案し、ラウレンゾーは作家さんの家に招かれることに。そこで見たドアはメトロポリタン連邦へと繋がっていることや、大使がいることなどを教えてもらい、クラスでなぞなぞビザや行きたい国ビザを作りながらクラス全体が成長していく。
    抽象的表現や、特別支援など、子どもにとって共感しにくい本かなと思います。ビザ作りは楽しそうですね。

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    2024年06月03日
  • ふたごの兄弟の物語 下

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    ネタバレ

    ふたごの冒険、そしてそれぞれの道。

    ラウレンゾーとジャコモは、難破してある島に辿り着く。そこではふたつの派閥が対立していて、外から来た人を王にして統治を目指していたが——。そのほか、ラウレンゾーが騎士と呼ばれてお姫様に会う話や、ジャコモと伝説の指輪の話など。ジャコモが弁護士に適性を認められるのがなるほど。色々なものを見てきていて、弁も立つものな。

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    2024年05月19日
  • ふたごの兄弟の物語 上

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    ネタバレ

    ラウレンゾーとジャコモ、ふたごの冒険の日々!

    見た目がそっくりのふたご、ラウレンゾーとジャコモ。入れ替わって学校に行く幼少期のエピソードはふたごあるある。大人になって道が別れ、ラウレンゾーは貴金属細工師になるけど、ジャコモは盗賊に弟子入りしてしまう。親方のヤノスが意外といい人。泥棒の技を身に付けたジャコモだが、泥棒にはなろうとしない。しかしコツコツ授業するタイプでないジャコモは冒険を好み、旅を楽しむ。ふたごの違いと時に1人、時に2人で挑む冒険にワクワクして読んだ。

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    2024年05月19日
  • かくれ家のアンネ・フランク

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    アンネが隠れ家に過ごす以前の状況やアンネの日記が書かれた背景や強制収容所で亡くなってしまう最期までをアンネの関係者や資料などあらゆる材料を元に書かれている。

    ごく普通の少女アンネの隠れ家での生活はその時々の心情も我々と同じで90年程過去の話ではあるが非常に親近感が湧いて勇気や希望さえ感じた。

    しかし、そんな生活も続かずついに、隠れ家にドイツ兵が来て連れて行かれた時には、ゾッとした。強制収容所に移動する列車の様子が家畜同然で、人類史上最悪の犯罪であるナチスドイツによるユダヤ人大虐殺のユダヤ人側からみた悲惨な様子が描かれていて、とてもショックだった。

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    2024年03月27日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    作家の家には謎めいたドアがある。ドアのむこうへ行くには特別なパスポートを持った人しか入れないという。作家と手紙を交わしながらパスポート申請やビザを作成していく中でクラスメイトとの関係も深まっていく。

    あらすじ見て面白そうと手に取った本。
    作家からの課題に取り組む子どもたちと先生のやり取りが微笑ましく、ついにドアの向こうへ行けるという皆の高揚感が伝わる。
    最後まで読んであたたかい気持ちに包まれた。

    最後に書かれていたのは作家の実際の経験に基づいてできたお話だそうで、2人の出会いやエピソードが素敵だった。

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    2023年07月25日
  • 15の夏を抱きしめて

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    15で死んだ少年。少年の死を受け入れられない周りの人には彼が幽霊となって見える。残されたものの悲しみが描かれる。でも幽霊の自分にはなんにもできないんだよね……。

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    2021年12月21日