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Posted by ブクログ
上巻に比べて長めの話が4つ。
国の外での冒険が繰り広げられます。
相変わらずハラハラドキドキしながらも、兄弟の知恵に痛快な気分になります。
最後まで面白く、また、終わり方もよかったと思います。
Posted by ブクログ
面白かったー!どんどん読みすすめてしまった。昔話風にお話が進むのだけど、兄弟間のコンプレックス的なものや恋愛など、心情面も描かれているのが新鮮で面白い。ふたごの兄弟がいろいろな問題に対処するときの誠実さと臨機応変さのバランスもなんだか妙にリアル。うまく行きすぎな感じもあるかもしれないけど物語だからこういう結末が嬉しい。
Posted by ブクログ
私がこの本で一番心に残ったのは、「青い石の指輪」という話だ。ラウレンゾーは、はじめはちがう人にまちがわれるが、そのおかげでロザリンデというきれいなおひめ様と結こんできる。ジャコモも少し悪いことをしたり、いろんなことに巻きこまれたりするが、マリアナというおひめ様とも結こんできたし、自分にあった職業を見つけることができる。ラウレンゾーもジャコモも幸せになってよかったし、私もうれしくなった。
Posted by ブクログ
「あの兄弟二人は、たとえだれが何と言ったって、おたがいをたいせつに思ってる。」ラウレンゾーとジャコモは青年となり、ラウレンゾーは立派な貴金属細工師になりました。ジャコモは未だ冒険好き。兄を誘って海を渡るところからお話は始まります。二人は王様になって賢く国を治めたり、月のような真珠を守り切ったり、好きな人のために困難を乗り越えたり…二人の誠実さと思いやりの深さが随所にみられ、心打たれます。最後にはジャコモも素敵な仕事と伴侶に恵まれ、満足の結末です。上下巻もあっという間、楽しかったー。小学校高学年や中学生にも。
Posted by ブクログ
双子の兄弟の物語は大人になっても続きます。
読み終わってみると、幼少期の経験や文字通り通ってきた道というのは人生を通して影響を与えるものだと感じました。大学受験前や就職前の方にもお勧めできる小説です。
Posted by ブクログ
そっくりな二人は、でも別人だからいつかは別れていく。
ラウレンゾーは貴金属職人として大成していくが、ジャコモはいろいろな職業に就くがなかなか続かない。しかし、器用で弓矢も楽器も何でもそこそここなしてしまう。
二人で何かするのが楽しいふたり。お互いを思いやり、誠実なのだ。ある時は旅に出て、海で嵐に遭い、別々の場所に打ち上げられたりしながら、結局は、二人で問題を解決していく。
命をかけてお互いを助け合う姿は、周りの人をも変えていく。美しい真珠のようだと。
最後の話で、ジャコモがようやく自分に合った仕事を見つける事ができる。
二人を仲違いさせようと嫌な事を告げる人もいるが、そんな事に全く惑わされないところが素晴らしい。爽やかなふたり。
児童書だからこその理想を貫く作者の心意気、すごくいい!こんなふうに生きられたら、と思う。