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Posted by ブクログ
王道の少年冒険小説。王道を侮るなかれ。
旅の目的は、隣国の王へ秘密裏に手紙を届けること。
道中、手紙を届けさせまいと邪魔をする敵や、旅の目的を話せない主人公を訝しむ人に足止めされつつも、一つ一つクリアして、仲間や道具を手に入れながら目的地を目指す。
極々シンプルなストーリー展開だけど、道中の危機をどう乗り越えるのか、無事に手紙を届けられるのか、ハラハラドキドキしながら読み進めた。
一つの難題を超えると、信頼出来る仲間が増えていくのも飽きさせない。騎士や隠者、街の人々に王、魅力的な人が多くいる。特に騎士はかっこいい…
語り口はいま流行りの児童書に比べれば、単調で堅苦しく感じるかもしれないけど、そのシンプルさが物語の展開を際立たせているように思う。
なので、絶対映像化作品も面白いんだろうな、と思いつつ、この語りでの良さとは別物なんだろうなという気がしている。
同著『白い盾の少年騎士』でティウリとピアックの旅はまだ続くようなので、そちらも読みたい。
Posted by ブクログ
上巻から引き続き。
主人公ティウリと、旅の仲間となった山の少年ピアックの冒険が、豊かな情景描写やテンポの良いリズムで描かれた作品です。
ストーリーの展開としてはファンタジーの王道として、安心して楽しむことができますし、1962年の作品ではあるものの決して「古い」という感じもないと思います。
エンディングがややご都合主義的な部分があるようにも感じましたが、少年文庫の古典作品としての魅力を損なうものではありませんでした。
「騎士」としての使命をどのように果たしてゆくのか、他者から(形式的に)認められるかどうかが問題なのではなく、自分が何を大切に生きるかということが最も重要なのだ、というメッセージがしっかりと伝わってきます。
小説として楽しみながら、自身の生き方についても考えさせられる、”課題図書”として出すにも適した本だと感じました。
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