西村由美のレビュー一覧

  • ふたごの兄弟の物語 上

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    ネタバレ

    ラウレンゾーとジャコモ、ふたごの冒険の日々!

    見た目がそっくりのふたご、ラウレンゾーとジャコモ。入れ替わって学校に行く幼少期のエピソードはふたごあるある。大人になって道が別れ、ラウレンゾーは貴金属細工師になるけど、ジャコモは盗賊に弟子入りしてしまう。親方のヤノスが意外といい人。泥棒の技を身に付けたジャコモだが、泥棒にはなろうとしない。しかしコツコツ授業するタイプでないジャコモは冒険を好み、旅を楽しむ。ふたごの違いと時に1人、時に2人で挑む冒険にワクワクして読んだ。

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    2024年05月19日
  • かくれ家のアンネ・フランク

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    アンネが隠れ家に過ごす以前の状況やアンネの日記が書かれた背景や強制収容所で亡くなってしまう最期までをアンネの関係者や資料などあらゆる材料を元に書かれている。

    ごく普通の少女アンネの隠れ家での生活はその時々の心情も我々と同じで90年程過去の話ではあるが非常に親近感が湧いて勇気や希望さえ感じた。

    しかし、そんな生活も続かずついに、隠れ家にドイツ兵が来て連れて行かれた時には、ゾッとした。強制収容所に移動する列車の様子が家畜同然で、人類史上最悪の犯罪であるナチスドイツによるユダヤ人大虐殺のユダヤ人側からみた悲惨な様子が描かれていて、とてもショックだった。

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    2024年03月27日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

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    作家の家には謎めいたドアがある。ドアのむこうへ行くには特別なパスポートを持った人しか入れないという。作家と手紙を交わしながらパスポート申請やビザを作成していく中でクラスメイトとの関係も深まっていく。

    あらすじ見て面白そうと手に取った本。
    作家からの課題に取り組む子どもたちと先生のやり取りが微笑ましく、ついにドアの向こうへ行けるという皆の高揚感が伝わる。
    最後まで読んであたたかい気持ちに包まれた。

    最後に書かれていたのは作家の実際の経験に基づいてできたお話だそうで、2人の出会いやエピソードが素敵だった。

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    2023年07月25日
  • ネコのミヌース

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    (あらすじ)
    ティベは新聞記者なのに恥ずかしがり屋。人と上手く話せないので取材が出来ず碌な記事が書けない。クビになりかけた時にミヌースという女の人と出会う。

    ミヌースはちょっと前までネコだったと言う。ティベは信じられなかったけど、ミヌースはネコと話が出来て挙動がまるでネコのよう。ミヌースが近所のネコ達から聞き出した情報を元にティベは次々と面白い記事を書くようになった。

    ある日ニシン売りのおじさんが車にはねられた。ネコ達の情報では町の名士が犯人…でも証拠がない。みんなから信頼されてたいる人物なので誰も疑わない。ティベは証拠を掴むことが出来るでしょうか。
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    ポップでカジュアルなコメディー。表紙の絵のように明るくカラフルなイメージが頭に浮かんでくる。ポップだけど、内容はなかなか詰まっている。読みやすくて楽しめる1冊。

    作者のシュミットはオランダで最も人気のある児童書作家で、「本物のオランダの女王を超える女王」と言われているらしい。

    [国際アンデルセン賞受賞作家 18/35]

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    2021年05月28日
  • 王への手紙 下

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    ネタバレ

    上巻から一ヶ月経っての下巻…カタカナの名前たちを忘れてしまい…なかなか読み進められなくなった(目次あたりに登場人物紹介とかあればなぁ)。又、“ピンチに陥る→なんとなく敵と思われた人がティウリの状況を察してくれる→助けてくれる→先に進む”みたいな流れがよめてしまう。でも、物語の終わり方はおもしろかったかな。。

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    2021年03月01日
  • 白い盾の少年騎士 下

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    王への手紙の続編だな、と気づき、ようやく手に取ったとき、既に王への手紙の記憶が薄れていたことに気づく。

    登場人物紹介を見て、スーっと勢いが冷めた。
    やばいやばいやばい。
    全部忘れてるわ。
    ティウリ、ピアック以外は、隠者のじいさんと偉い王様が双子だったことしか覚えていない。
    読めるのか、こんなに難しい人名がウジャウジャいる本が。。。

    案の定、前半は二種類の地図と、人名紹介をひたすら読み返しながら、慎重に読んだ。
    やはり全部忘れていたが、いろんな人物が行方不明になっている、というストーリーのおかげでなんとか読み進めた(それもどうなのか)。

    途中でヤロが出てきた時、あっ、この人覚えてる!と閃いた。
    名前の短いキャラ、強烈な役どころじゃないと覚えてられないんだよ三十代の読者は。。。

    ヒヤヒヤする展開が続き、分厚さのわりにはなかなか話が進まないんですが、やはり前の作品同様、基本的には、『美形の出ない田中芳樹』で合ってた。
    前作で中途半端だった、隣国と第三国の争いにもブラックな結末で終わった。
    本作の見所は、みどりの男たちや、野生の森の主人だった。ヤロ、ミーツ、マリウスとか、前作の重要脇役同士のやりとりがあって胸熱でしたが、ヤロはこのあとどうなったのよ、気になるー。

    しかし、まあ途中まで、私がティウリなら、たぶんイサドーロ姫をとるな、、、と思っていたら、渋いオジサン騎士と、なんだかいい感じになっていた!
    いいよいいよ、そういうの、もっと書いてよ待ってたよ。

    とにかくキャラ名が長い。聞きつけない名前が多い。(オランダだから)
    イディアン騎士≒イリディアン皇太子と、アリディアンは名前が似すぎていませんか。
    ○○ディンのインフレ、しんどかったー。
    ピアックに癒された。
    悪いほうの王様の描き方、後半ちょっと勿体無いと思います。

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    2020年02月28日
  • 踊る光

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    現代にミュージシャンはいるけれど、吟遊詩人はいるのかしら。あれこそ、おとぎ話でしか見ない存在だと思う。

    昔話です。
    昔話を底にした物語なんだけど、実に昔話。
    このまま語りに使えそうなぐらい。

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    2015年03月12日
  • ネコのミヌース

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    1970 オランダ

    映画のミヌースはティベと結婚してたけど、猫の言葉が分からなくなっていったのかな?気になる。

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    2014年09月15日
  • 15の夏を抱きしめて

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    交通事故で死んでしまったトーマス(15歳)。彼女のオルフェー・母親・祖父には、死んだトーマスが見える。トーマスの影から抜け出せないオルフェーや母親、壊れていく両親の関係をオルフェーの目線で見つめる。亡くなった人から関連する過去の出来事、後悔。
    崩壊しそうなオルフェーと母親の再生と祖父の死を静かに見つめる。

    愛する人を失う事の心の痛みを様々な愛の形をとおして問いかける。オルフェーと母親は立ち直っていく気配を感じさせて終わるのだが、老齢の祖父の死だけでなく、悲しい読後感も残る。

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    2014年05月11日
  • 七つのわかれ道の秘密 下

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    階段屋敷に囚われた相続人の少年。屋敷の宝を探せるのは、その少年だけなのだ。そこに家庭教師としてやとわれたフランス少年。謎に包まれた屋敷から、少年を救いだす。

    謎の馬車が現れたりするので、中世辺りの話かと思って読み始めたら、現代の話でした。ボウソウゾクが出てきたり、最初のうちは状況を理解するのにちょっと戸惑いました。上巻の途中から、面白くなってきます。物語の世界に入り込めない子どもには、お勧めできないかな?

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    2012年12月13日
  • 七つのわかれ道の秘密 上

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    小学校の教師のフランス先生は、子どもたちに冒険話を語って聞かせ、子どもたちに楽しみにされていた。ある晩、自分が出した覚えのない手紙の返事を受け取り、手紙の謎を探るうちに、奇妙な冒険の世界に引き込まれていく。

    どこまでが現実で、登場人物がどこまで知っているのか、教え子たちは何を知っていて、何を知ろうとしているのか。謎が謎を呼び、フランス先生は冒険の世界に引き込まれていく。

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    2012年11月27日
  • 王への手紙 下

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    騎士を志すティウリが、巻き込まれた使命を果たすため託された手紙を届ける後編。テイウリの純粋さが愛しい。もう少しハラハラしたかったかな。

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    2012年09月19日
  • 王への手紙 上

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    並行して読んでいます。
    騎士に任命される前の晩教会で一晩寝ずに祈りを捧げるって、サトクリフの「運命の騎士」を連想する設定ですが、それって騎士とは切っても切れないもんなんでしょうかね?

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    2010年02月16日