宮﨑真紀のレビュー一覧
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著者には脳炎を精神病と誤診された過去がある。危うく精神病棟に移送されかけたが、別の医師が脳炎を見抜き、事なきを得た。なぜ簡単に誤診が起きてしまうのか? 精神病とはいったい何なのか? 著者は自身の体験から、こう問い続けた。脳疾患と精神疾患の境目について調べていく内に、著者がたどり着いたのは「ローゼンハン実験」だった。
ローゼンハンと実験協力者は、統合失調症の症状を偽って訴え、精神病棟への入院を果たした。入院後、自分たちの症状が「回復」するまでの経緯と精神病棟の現場における実態を詳細に記録した。研究成果は「狂気の場所で正気でいること」という論文に結実し、権威ある学術誌である『サイエンス』誌に掲 -
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ジェンダー全盛期の現代において、父親の役割を重要視する内容なのだけど、父親の役割が何なのかは最後までわからない。ただ、父親という存在が大事なのだと男親が思うことで、地域へ良い影響を与えているというのが、とても良い仕組みだと思った。結局、役割があるかどうかということが人にとってそのコミュニティ(地域、家族に関わらず)に所属するかしないかの分かれ目になるのだと強く感じた。
よく会社などでも何もしなくていいから、見てるだけでいいから、新人教育などで使われると思うが、一番やってはいけないことだと思う。自分の力を発揮でき、正当に評価する。このシステムがないと、コミュニティから人は離れていくのだとおもう。 -
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原題は『The Great Pretender』、大詐欺師やなりすまし役者などといったニュアンスの意味を持つタイトルの本書。本書は、1973年に科学誌「サイエンス」に掲載され
たアメリカ心理学者デイヴィッド・ローゼンハンの「狂気の場所の正気の存在」という論文を巡る一流のノンフィクションである。
この論文が主張は極めて鮮烈であった。それは「精神科医は、正常な人間と精神病の患者を見分けることができない」というものである。その主張を裏付けるためのアプローチが凄い。というのも、ローゼンハンは自らを含む8名の偽患者に、嘘の病状申告をさせて精神病院に入院させ、診察や治療のデタラメさなどを暴き出すというも -
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ネタバレウイルスに侵されたあらゆる動物が殺戮された世界で、タンパク質摂取のために人肉食が合法となる。
食用として家畜化された人間の解体処理工場で働く主人公のマルコス・テホのもとに、取引先から自家飼育用〈頭〉のメスが贈られてくる。家畜の奴隷化・性交渉は禁止されているが、彼はそのメスを孕ませてしまう。
暖かく快適な暮らしをメスに与え、慈しんで暮らすようになるが、思い出されるのは以前授かったが亡くなった赤ん坊と、そのことにショックを受け実家に帰っている妻のこと。やがてメスは臨月を迎えるが……。
という、だいぶショッキングな内容。カニバリズムを題材にした究極のディストピア小説だけど、人間は日々これと同じこと -
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アルゼンチン発のホラー小説……らしい。この国の作家が書いた本はホラーに限らずたぶん読んだことがない。そもそもほとんどなにも知らないに等しい。舞台となるのは1981年から1986年までのアルゼンチン。作中にも断片的に書かれているが、かなりやばい事態だったようだ。
冒頭、筋骨たくましい父親と少年が車で旅する場面は魅力的だった。が、中程に挟まる短いがグロテスクな謎の章、そして最後は成長した少年を主人公とするモダンホラー的な章(キングの『スタンド・バイ・ミー』や『IT』を思い出す)で終わる。うーん、要するに悪魔を崇拝する教団とその手先となる霊媒を巡る話か? だが、語られる内容が明確に繋がらず意味がわか -
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このホラ大賞の短編集。
ラテンアメリカの香りはしつつ、ジェンダー・社会的な題材も取り扱う。
他のラ米文学と比べても突出した表現がなく、そこまでハマらなかった。脱糞やら嘔吐やらが好きなんだなと思った。
ちっちゃな天使を掘り返す
腐った赤ん坊を見つける話。
わたしは彼女の顔を覆ってからリュックに詰め込み、一五番のバスでアベジャネダに向かった。
湧水池の聖母
なによ、偉そうに、ぺちゃんこお尻の色黒女!まぬけにもほどがある。そいつらはあたしの犬だよ!
ショッピングカート
浮浪者をいじめて脱糞させた街からお金や電気食料などなどが消えていく話。
どこにあるの、心臓
異常心音を聞きたい女と聞かせたい -
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ネタバレ家族から勧められて読んでみた。とにかく面白いらしい。
期待が高まる、、、が、帯を見ると、、、
えっ⁉️ホラー?
全世界が注目する南米ホラー
今世紀、最強の恐怖
アルゼンチンのホラー女王が綴る暗黒の書
これまたおどろおどろしいキャッチコピーが並ぶ。
私、ホラー苦手なんだよねぇ〜怖いのよ(泣)オカルト、怪談の類が無理❗️絶対、怖い❗️一人で寝れなくなる❗️嫌だ、、、読めない、恐ろしすぎる、、、と相当、読み始めるまで悩んで、怖いもの見たさに〝えいやぁー″と勢いで読み始めた。
なんじゃこりゃ?
巻末の解説に「ページを繰っても繰っても全貌が見えてこない構造の複雑さ」とあったが、それそれ!複雑な小説を読 -
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端的にいえば、資本主義社会で、さまざまなリソースに限界があるから。それがコロナを経て、歪みが酷くなった。
それを選別というのかどうかは難しい。
選別されるのが、資本主義社会。
間違えるべきではないのは、金のあるやつがプラスアルファを得る社会ということである。
それが悪いかと言えば必ずしもそうではないはずだが、機会均等結果不平等、機会均等も金次第で、カテゴライズと差別が大好きな大米国ではより酷いことになってるのはわかる。それでも結果的に人種差別という発想は嫌いだな。歴史的、社会的に色々な問題はあってのことだが、貧困問題と差別問題を一絡げにするべきではない。それは問題を曇らせる。
著者は大 -
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お初のジャンルでございました。
短編集というのもあり非常に読みやすかったし、
いい感じのホラー感と面白さかな〜と。
幽霊や呪術と人の悪意がいい感じに共存してて
ヒィー!ってはならないけどおお〜となる感じ。
個人的には湧水地の聖母が1番良かったな。
まさに人の悪意なんですけど、
私も読んでて悪意から願ったので…笑
後書きのアルゼンチンの歴史を知るとなるほどそうなのか〜ともなれます。知識がある方は本編を読んでいる最中にきっと気づけるのだろうね。
めちゃどうでもいいんですけど作中2回うんこが出てきて、それがどっちもげりぴーだったのはちょっと笑いました。お気に入りなのかな?!